アフィリエイト本読みまくり週間真っただ中のたkるです。
最近だと、主婦が「今日はいい野菜が手に入った」とかいうような感じで、「今日はいい本が買えた」と本買うのが日常の1コマになりつつあります。
今日読んだのは以下の1冊
『うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話』
です。
本書の内容を以下にまとめていきます。ポイントはこんな感じかなと思います。
・うつになった理由がそんなに大きくない
・大阪あいりん地区に詳しくなれる
・結果が出るかどうかが分からないなか進む感じがリアル
『うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話』の要約
NGO団体でスタッフとして働きながら、小説を書き、バンドでベースを弾いていた23歳の著者は、はた目には充実した人間に見えただろう。
しかし、実際には何もかもが中途半端な人間だった。
NGO団体には就職活動を放棄してバンドを続けようとした著者を見かねて大学の先生が紹介してくれたものであり、小説もバンドもプロになれるめどはたっておらず先行きの見えない状況。
耐えかねて睡眠薬自殺を図った著者は一命をとりとめ、うつ病と診断される。
その後、河原で釣りをしているときに隣り合わせた石油会社の重役のおじさんとの交流の中で著者は徐々に力を取り戻す。
著者はたくさんあってごちゃごちゃになっていた夢を整理し、旅をしながらもできる仕事としてアフィリエイトで起業することを決意。
リゾートバイトで貯めた貯金を手に、結果が出るまで街を出ないという決意をもって大阪のドヤ街であるあいりん地区に住み始める。
そこで出会った元ヤクザのおっちゃんに励まされながら、引きこもって記事を作り続ける。
やがて結果が出てパワートラベラーとして世界に羽ばたく。
うまくいかない理由より立ち直る理由が大切と学べ!
本書では、著者が正直なんでうつ病になったのか分からないくらい充実した生活を送るところからスタートします。
小説を書く、バンドでベースを弾く、海外に出て旅をしながら暮らす、といった自身の思い描く理想には届いていないものの、人並みの生活を、と妥協すればいくらでも生きようはありそうな感じです。
でも著者は耐えきれずにうつ病になる。
著者自身、理由は旨く説明できないといっている通り、誰もがそれは仕方ないというような理由ではないです。
なんかうまくいかなくてやる気がなくなる、というのは誰にでもあるもの。
あるあるです。
ただ、実際にはなんでへこんだかの理由なんてどうでもよいものです。
それよりもそこからどうやって立ち直るか、が大切かなと思います。
本書では、偶然出会ったおじさんたちが手助けをしてくれますが、それは必ずしも人との出会いでなくともよい。
本を読んだとか、ある日突然ひらめいた、でもなんでもよい。
とにかく立ち直って行動を開始できる状態にすることが重要となります。
そして一度挫折を知り再び立ち直った人間は、このままじゃだめだという強い思いがある一方で、負け癖がついてしまっているリスクもあります。
ダメな自分に戻ろうとする自分を押さえつけて、何とか進み続けること。
ある程度走り続けるとやがて雑音は消えていき、そうなれば後は結果が勝手についてくるのを待つだけ。
本書では、この「挫折⇒復活⇒何とか走る⇒雑音が消えて集中しだす⇒成功する」という一連の流れがかなりリアルに描かれているのが魅力です。
走り始めて少しして、本当にこのまま突き進んで大丈夫なんだろうか?という不安にさいなまれている人、自分の理想の姿と今の自分とのギャップに苦しむ人、そんな人にオススメの1冊かなと思います。
終わりに
本書では、元ヤクザのおじさんとかエネルギー会社の重役のおじさんとか器がデカくて人生経験豊富なオジサンたちが要所で現れ、この人たちの話が面白いのも魅力の一つです。
また、あいりん地区にある一晩1200円(光熱費込み)のアパートとか、そういった引きこもりアフィリエイト修行に最適な環境についても知ることができます。
いまここから人生を変えていこうという人は本書を読むと気づきが得られるはずです。
ぜひ読んでみてください。
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