最近読んだ本でいいのがあったので共有します。
タイトルは「Joyful(ジョイフル)感性を磨く本」。
内容は人が喜びを感じるポイントについて、これでもか!というくらい詳しく書かれた本となります。
表紙でビビビッときて買ったら正解だった!という感じです。
「最近喜びを感じる機会が少ない気がするな??」
という人はぜひ読んでみてください。
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では以下で、本書の内容についてもう少し詳しく解説していきます。
目次
「Joyful(ジョイフル)感性を磨く本」の内容
まずは本書の内容を簡単に解説します。
本書はIDEOフェローという創造集団のイングレッド・フェテル・リーさんが書いた本で、神経科学と心理学を元に人間が喜びを感じるポイントを解説してくという内容。
人が喜びを感じる美学を10個に分類し、その項目は
- エネルギー
- 豊さ
- 自由
- 調和
- 遊び
- おそろき
- 超越
- 魔法
- 祝い
- 新生
本書ではそれぞれが章となり、深堀りされていくわけなんですが、これらがそれぞれ事例も豊富で科学的な背景もあり、読み応えがあります。
この本は一体何者なんだ・・・!?
と思って帯を見ると、どうやら世界20カ国で刊行されている世界的ベストセラーみたいです。(ただ日本の本屋ではそこまで大きく面を取っておらずやや消えかけていた)
本書の主題については以下のように述べられています。
喜びは見つけるのが難しいものではない。どこにでもある。そして本書の中心となる考えは、「喜びはただ見つけるだけでなく、自分のため、周りの仲間のためにつくりだすことができる」というもの。
なので、喜びを見つけ出したい、喜びを作り出したいという人に本書はおすすめ。
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「Joyful(ジョイフル)感性を磨く本」の魅力
本書の魅力は内容の網羅性にあります。
本書はどこを読んでも手を抜いた箇所はありません。
例えば
各章はつながっているので、最初から読んでいくのが一番わかりやすいだろう。でも心に響く美学があったなら、先に読んでも大丈夫、飛ばしたところはあとで戻ってもかまわない
とありますが、これが言えるのは自信の証拠だろうなと思いました。
何故ならば、タイトルで「○○なのは何故か?」みたいにして一文で回収して終わり、あとは引き延ばしただけ!みたいなビジネス書ならそうはいかないからです。
(たいていの流して書かれた本は最初は面白く後半になるについれ失速する)
対して本書では、喜びを感じるあらゆる美学について分類し、包括し、その上でそれぞれの項目に密度があります。
これらの美学を自由に選び、組み合わせたり重ね合わせたりして、あなたが喜びを得られるような経験を生み出して欲しい。
と書かれており、本書にはあらゆる美学を自由に選べるだけのボリュームがある。
さらにすごいところは、
特別なルールなどはないが、直感的に取り組みやすいように、本書ではとくに相乗効果のある美学と、衝突し合う美学を指摘している。
という点だ。
分類して終わりという本とは一味違う。
「Joyful(ジョイフル)感性を磨く本」の事例をいくつか紹介レビュー
という全体的な部分を解説したところで、「実際に例をあげて欲しいな?」と思う人も多いかと思います。
自分も逆の立場であれば、すごいいい本がある!と言われて、「ほう?」となった後、「いや、しかし、実際に良い本であるという証拠として幾つかの事例を挙げて欲しい」と思う。
なので以下ではネタバレにならない程度に本書で良いなと思った事例を解説します。
建物の壁を塗り替えるだけで・・
荒廃した街の歴史建造物を市長自らオレンジに塗り替える作戦をした事例について。
色を塗り替えただけなんですが、これによりポイ捨てなどが減り、最終的に犯罪率が低下したそう。
割窓理論とかと同じ原理。
ただこれがすごいのは、ただ建物の表面を変えただけ。コスパがめっちゃ良いんです。壁塗るだけで減るってすごくない??
何故人は鮮やかな色に惹かれるのか
夜行性だった猿が日中に出たとき、第3の錐体細胞を得た。これにより赤と緑を区別できるようになり、ジョイフルとは関係ないが、この効果は絶大だった。(果実や若菜を見分けられたため)
とのこと。嗅覚を削り、視覚を強化した理由みたいなところは意外と意識したことがなかったなと思いました。
レインボーボウル
色とりどりの野菜をボウルに入れた「レインボーボウル」と呼ばれる料理はマインドフルネス的に素晴らしいと言われています。
虹などのレインボーな色彩は文化や性別、人種によらず様々な場所で喜びを感じる色合いとして知られているからです。
そして、そのレインボーボウルの事例を聞いて、確かにR-baker(というパン屋)でサラダセットを頼んだ時の色合いが鮮やかで喜びを感じた自分は、この事例に実感を感じました!
これに喜び感じた↓
「Joyful(ジョイフル)感性を磨く本」はこんな人におすすめ
こんな感じでジョイフルの事例が無限に学べます。
ちなみに各章の内容に関しては、それぞれの人の個性的に気にいるものとピンとこなものがあると言われています。
なので、本書は(一から読んでも面白いですが)、好きなところから読むのもまたありです。
各章の最初の数ページを読んで、ビビッときた章から読む。
全体としてはハードカバーで分量も多いですが、ぜひ1冊買っておいても良いのではないでしょうか。
ではまた。良い読書ライフを!
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