本を大量に仕入れて安く売るという非常に単純なビジネスモデルで、類を見ないほど勢力を拡大するブックオフ。
誰もが考えつきそうなビジネスモデルなのになぜ競合が現れず、なぜ圧倒的なシェアを誇り続けることができるのでしょうか。
今日はブックオフの強みとなるポイントを紹介したいと思います。
目次
ブックオフのビジネスモデルの3つの強み
ブックオフのビジネスモデルの強みを解説していきます。
単純化されたビジネスモデル
元々古本業界というのは、本の目利きが不可欠といわれており、熟練の技が必要な分野でした。
そのため、多店舗展開などは難しく、経験を積んだ書店員、司書、古本マニアなどが満を辞して出店というようなケースが多かったそうです。
しかし、ブックオフグループではこの古本屋の要となるといわれていた「目利き」の領域を大胆にカットし、本の値打ちは新しさときれいさのみで決めるという斬新なビジネスモデルで成長してきました。
初めのうちはうまくいくはずがないといわれていたそうですが、明るめの店内で新古本を扱うというサービスは大衆受けし、一気に人気が出たということです。(それまでの古本屋は古書を中心に扱っていた)
ブックオフの秘訣はこの単純化されたビジネスモデルと、それをシステム化していることであるといえます。
ブックオフの創始者はビジネスの天才
2つ目のブックオフの強みとしては、ビジネスモデルそのものではないですが、ブックオフの創始者である、坂本孝氏です。
坂本孝氏は、一見略略のないビジネスモデルを組み合わせてサービスを作りあげることを得意とした起業家です。
坂本氏はブックオフグループの他に、俺のフレンチ、俺のイタリアンなど「俺の~」シリーズを手掛けており、両者ともにこれまでにないサービスを提供する店舗として、圧倒的な人気を誇っています。
ちなみに「俺の~」シリーズは立ち飲み居酒屋とミシュラン星付きレストランを、ブックオフはドラッグストアのマツモトキヨシと古本屋の組み合わせだそうです。
確かにブックオフはドラッグストアのような明るさがあり、従来の古本屋とは違ってますね。
坂本氏は、ビジネスの天才と称されており、今後ブックオフもさらなる進化を遂げていく可能性は大いにあり得ます。
店舗数が圧倒的に多く参入障壁となっている
古本チェーンというのは他にはあまりありませんが、ブックオフの特徴としては店舗が多く、店舗面積が広い店舗が多いことが挙げられます。
街の古本屋などは、特定の分野に強く希少な本があるというのが売りでしたが、ブックオフでは、幅広くたくさんの本があるというのが強みです。
ブックオフに行けば、探していた本が見つかるかもしれない、と思わせることを重要視しているそうですね。
ネットショップでいうと、ブックオフはAmazonに近いようなイメージを目指しているのかもしれませんね!
まとめ!ブックオフは正攻法では倒せない!全く違うビジネスモデルのメルカリなどがライバル
ブックオフがほかの企業に真似できないのは、ブックオフが競争優位性を作ってしまうのが上手かったからだといわれています。
斬新なビジネスモデルでブレイクして、そのまま誰も真似できないように参入障壁を作ってしまうというのはビジネス全般で通用するやり方ですね。
ブックオフが流行っている陰には名経営者の采配があるということで今日のところは終わりたいと思います。
という機会は本好きには多いかと。
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