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恩田陸「水野理瀬シリーズ」の読む順番。2021新刊「薔薇のなかの蛇」発売!

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本記事では恩田陸さんの「水野理瀬シリーズ」について読む順番とあらすじを紹介します。

最新情報

2023/5/16「薔薇のなかの蛇」の文庫発売

2021新刊「薔薇のなかの蛇」発売!

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恩田陸さんの「水野理瀬シリーズ」とは?

まずは恩田陸さんの「理瀬シリーズ」とはどのような物語なのかを簡単に解説します。

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まずはジャンルですが学園ミステリーとなります。

物語としては全寮制の学園に転入してきた主人公・水野理瀬が、学園の内外で起こる事件を解決していくという内容です。

第1巻は1997年に発売しており、2004年の第4巻で刊行がストップしていました。

たkる
たkる
短編ではちらほら出てたけど、シリーズ新刊はなかった

しかしなんと、17年ぶりの新刊が2021年5月に登場すると言うのです!

下で解説します。

「水野理瀬シリーズ」の読む順番と新刊情報まとめ

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続いては恩田陸さんの「理瀬シリーズ」について、読む順番と刊行情報を紹介します。

発売は講談社より。2021年の最新刊は5/26発売の「薔薇のなかの蛇」です。

  1. 『三月は深き紅の淵を』(1997年、短編)
  2. 『麦の海に沈む果実』(2000年、長編)
  3. 『黒と茶の幻想』(2001年、長編上下巻)
  4. 『黄昏の百合の骨』(2004年、長編)
  5. 『薔薇のなかの蛇』(2021/5/26、文庫2023/5/16New!!)

それぞれ簡単にみていきましょう。

1.『三月は深き紅の淵を』(1997年、短編)

まずはシリーズ第1巻の『三月は深き紅の淵を』です。

こちらは短編集となっており「1人にだけ貸すことを許された本」をめぐる事件を解決していきます。

主人公は最後の章まで出てこないので2巻以降の予習だけしたい人はそこだけでもOKですw

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。

彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。

たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。

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2.『麦の海に沈む果実』(2000年、長編)

続いてはシリーズ第2巻の『麦の海に沈む果実』です。

こちらでは主人公・水野理瀬がフル登場します。

「3月以外に転入するとその者は学園に破滅をもたらす」と言われる全寮制高校が舞台です。

予言通りに不吉な事件がいくつも起きていく学園の謎を主人公・水野理瀬が解決していきます。

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。

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3.『黒と茶の幻想』(2001年、長編上下巻)

続いてはシリーズ第3巻の『黒と茶の幻想』です。

こちらも長編で上下巻となります。

太古の自然が残る神秘的な島に集まり・・・というクローズドサークルだけど本格ではない(変わり種な)ミステリーです。

太古の森をいだく島へ―学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。

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4.『黄昏の百合の骨』(2004年、長編)

続いてはシリーズ第4巻の『黄昏の百合の骨』です。

こちらでは洋館で主人公・水野理瀬の祖母が転落死します。

「魔女の館」と呼ばれる因縁溢れる屋敷で次々とおこる事件を主人公が巻き込まれてしまい・・・

シリーズの中でも名作との呼び声高い巻です。

強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母2人。因縁に満ちた屋敷で何があったのか。「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。将来への焦りを感じながら理瀬は――。

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5.『薔薇のなかの蛇』(2021/5/26New!!)

続いてはシリーズ第5巻の『薔薇のなかの蛇』です。

こちらは17年ぶりの新刊となります。

主人公のはリセ・ミズノとして登場(英国へ留学中)し、友人からブラックローズハウスのパーティに招かれます。

しかし、その館で事件が発生し・・・

あらすじを見る

変貌する少女。呪われた館の謎。
「理瀬」シリーズ、17年ぶりの最新長編!

英国へ留学中のリセ・ミズノは、友人のアリスから「ブラックローズハウス」と呼ばれる薔薇をかたどった館のパーティに招かれる。そこには国家の経済や政治に大きな影響力を持つ貴族・レミントン一家が住んでいた。美貌の長兄・アーサーや、闊達な次兄・ディヴらアリスの家族と交流を深めるリセ。折しもその近くでは、首と胴体が切断された遺体が見つかり「祭壇殺人事件」と名付けられた謎めいた事件が起きていた。このパーティで屋敷の主、オズワルドが一族に伝わる秘宝を披露するのでは、とまことしやかに招待客が囁く中、悲劇が訪れる。屋敷の敷地内で、真っ二つに切られた人間の死体が見つかったのだ。さながら、あの凄惨な事件をなぞらえたかのごとく。

可憐な「百合」から、妖美な「薔薇」へ。
正統派ゴシック・ミステリの到達点!

・・・新刊なのであらすじ一応隠しました!

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恩田陸さんのその他小説シリーズまとめ

簡単ですが、そんな感じが恩田陸さんの「理瀬シリーズ」でした。

恩田陸さんは単発小説のイメージが強い人も多いかと思いますが、時たま長編シリーズもあるのでチェックしていきましょう。

例えばこんなのあります。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

ではまた。良い読書ライフを!

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