コミック化もされている綾崎隼さんの小説『君と時計と嘘の塔シリーズ』の読む順番をまとめていきます。
まあ、第1幕とか書いてありますが念のため。
目次
綾崎隼『君と時計と嘘の塔シリーズ』とは
綾崎隼『君と時計と嘘の塔シリーズ』とはどんな作品なのか、という点についてお話しします。
この物語では、3人の少年少女がタイムリープを繰り返しながら、未来を変えていこうというストーリーになっています。
ただこれが、何度もノーリスクでタイムリープを繰り返せるわけではなくて、タイムリープをするたびに代償があったりもしてけっこうえぐいんです。
主人公の綜士が教室に入ると、友人の存在が消えていて、でも他の人にはそれが当たり前のような状況で、というところから物語がスタートします。
すでにこの異変に気付いて時計部を作成している先輩・草薙千歳と、同じく異変に気が付いている破天荒な同級生・鈴鹿雛美らとともに、主人公らはタイムリープの謎を調査していくが…
というのがあらすじです。
タイムリープ物の中でも1,2を争うくらい設定が凝っているのが魅力で、ミステリ要素も多彩な作品となっています。
綾崎隼『君と時計と嘘の塔シリーズ』の読む順番
綾崎隼『君と時計と嘘の塔シリーズ』としては、全4巻が刊行されていて、読む順番は以下の通り。
1.君と時計と嘘の塔 第一幕
2.君と時計と塔の雨 第二幕
3.君と時計と雨の雛 第三幕
4.君と時計と雛の噓 第四幕
一応第〇幕となっているのでわかるっちゃわかるんですが、タイトルだけ見たら結構難解な感じですね。
1.『君と時計と嘘の塔』第一幕のあらすじ
主人公の高校生・綜士が教室に入ると、「友人である一騎の存在がこの世界から消えている」ことに気が付く。いじめとかドッキリとかそういう次元ではなく、存在そのものがあたかも最初からなかったかのようにきれいに消えていたのである。
綜士は、同じく異変を察知し時計部なる部活を作っていた千歳と雛美とともに異変の調査を開始する。
2.『君と時計と塔の雨』第二幕のあらすじ
第2巻の『君と時計と塔の雨』では、主人公らの周りに起こっていたタイムリープの謎が一部明らかになります。過去に戻るルールは想像上に重たく1巻以上に引き込まれる物語に。
主人公の綜士はタイムリープの突破口を見つけ出すことができるのか…?
3.『君と時計と雨の雛』第三幕のあらすじ
タイムリープを繰り返すたびに人がいなくなる、その事実を知った綜士たち。何とかこれ以上の消失者を出さないようにとするが、タイムリープは芹愛と綜士、そして芹愛の姉の安奈の3人の間でデッドロック状態に。
絶体絶命のピンチの中で主人公らが出した答えとは、そして雛美の付き続けていた嘘とは?
というストーリー。
4.『君と時計と雛の噓』第四幕のあらすじ
第4巻の『君と時計と雛の噓』はシリーズ完結編です。
繰り返され続けるタイムリープの中、次の消失対象になったのはパーティの知恵袋・千歳先輩。
千歳先輩を失った主人公らは、最後のタイムリープに挑みます。
漫画版『君と時計と嘘の塔シリーズ』は全3巻
実はこの綾崎隼さんの『君と時計と嘘の塔シリーズ』ですが、漫画化もされています。
漫画版は全3巻の構成で以下の通り。
番外編が収録『時の館のエトワール』
続いて番外編情報です。
『謎の館へようこそ』というミステリー作家が集まって館にかかわる話を集めていこうという内容の本なのですが、これに綾崎隼作品の『君と時計と嘘の塔シリーズ』のキャラが登場する作品も収録されています。
シリーズファンはどうぞ。
終わりに
ここまで綾崎隼さんの『君と時計と嘘の塔シリーズ』の読む順番とあらすじをまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
このシリーズはタイムリープを扱ったSFものではありますが、本質的なところは恋愛小説かなと思います。
綾崎隼作品特有のせつない恋みたいなのはバッチリあるので、シリーズファンの方は楽しめるはず。
ぜひ読んでみてください。
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