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[2022年最新]芥川賞受賞・砂川文次さんのおすすめと全作品一覧、新刊情報まとめ!KindleUnlimited対象も

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芥川賞受賞・砂川文次さんのおすすめと新刊情報、全作品一覧を解説します。これから始めようという方は参考にしてください。

受賞作「ブラックボックス」↓

KindleUnlimited対象の「臆病な都市」

以下でもう少し詳しくみていきます。

芥川賞受賞・砂川文次さんとは?元自衛官の小説家!

まずは概要です。

https://youtu.be/CgnIMYCGdFQ

経歴がけっこう珍しくて、元自衛官で現在は区役所職員となっています。

区役所員である関係もあり(副業が禁止?)、今まで謎に包まれていた著者ですが、芥川賞受賞ということでメディアの前に初めて登場!

たkる
たkる
「メディアの前に出るのは嫌だなと思っています」と言ってて好感が持てました。(出るも嫌い勢)

作風としては、元自衛官の経歴を生かした、戦場系の作品が多猪が特徴です。

芥川賞には何度かノミネートされてはいましたが、2022年初の受賞となりました。

砂川文次さんの代表作・初心者にオススメな作品は?

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代表作を紹介します。

  • オススメ・・・ブラックボックス(芥川賞受賞作)
  • 無料で読みたい・・臆病な都市(KindleUnlimited対象)

※2022/2/21現在

単行本としては、4作品が出ておりますので全て紹介していきます。

「ブラックボックス」(2021、芥川賞受賞)

まずは芥川賞を受賞した話題作「ブラックボックス」です。

第166回芥川賞受賞作。

ずっと遠くに行きたかった。
今も行きたいと思っている。

自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。

昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。(本書より)

気鋭の実力派作家、新境地の傑作。

著者の経歴も元自衛官のため、半自伝的な作品と言える本書、何気ない日常ではあるものの

『小隊』(文藝春秋、2021年)

続いては、こちらも第164回芥川賞候補作であった『小隊』です。

第164回芥川賞候補作。
元自衛官の新鋭作家が、日本人のいまだ知らない「戦場」のリアルを描き切った衝撃作。
北海道にロシア軍が上陸、日本は第二次大戦後初の「地上戦」を経験することになった。自衛隊の3尉・安達は、自らの小隊を率い、静かに忍び寄ってくるロシア軍と対峙する。そして、ついに戦端が開かれた――。

こちらも主人公は自衛隊員、ただ戦場を描いている点が違いですね。

初の地上戦を経験することになった主人公はロシア軍と対峙するが・・・

元自衛官の著者ならではのリアリティあふれる作品です。

『戦場のレビヤタン』(文藝春秋、2019年)

続いては『戦場のレビヤタン』です。

風が吹いている。おれは、その風を肌でしっかりと感じながら、
レンジローバーの後部座席で揺られている。

英国系の石油プラントを守るため、イラクの紛争地帯に進んで身を投じた武装警備員のKは、キルクークからアルビルへ伸びる国道を北上していた。
荒涼とした紛争地。戦火はおさまったかに見える地で、わき上がる問いに答えは出ない。
なぜこの地にやってきたのか、戦争とは何か、何が戦争を作り出すのか。敵は誰なのか。

大義なき戦争、警察国家が撤退した後の世界の風景を淡々と乾いた筆致で描き出す21世紀の戦争文学。
第160回芥川賞候補作。著者デビュー作「市街戦」を併録。

デビュー作も合わせて読めます。

『臆病な都市』(講談社、2020年)

4つ目は2020/07/30発売の「臆病な都市」です。

鳥の不審死から始まった新型感染症流行の噂。
その渦中に首都庁に勤めるKは巻き込まれていく……。
組織の論理と不条理、怖れと善意の暴走を生々しく描く傑作。

・・未知の疫病とそれに伴う人の動きを平時の2020年初頭に描いた先見性が話題を呼びました。

ちなみにこちらはKindleUnlimitedの対象となっております!

砂川文次さんの全作品一覧

全作品をまとめると以下の通り。

タイトル 発売日 出版社 読み放題
1 臆病な都市 2020/7/30 講談社 KU対象
2 戦場のレビヤタン 2019/1/31 文藝春秋
3 小隊 2021/2/12 文藝春秋
4 ブラックボックス
(芥川賞受賞)
2022/1/26 文藝春秋

ぜひ読んでいきましょう。

ではまた。良い読書ライフを!

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