本記事ではエドガー・アラン・ポーを初めて読む人にオススメな作品を紹介します。
- エドガー・アラン・ポーってどんな作家なんだろう?
- 初心者はまずどの作品から入るべき?
と言う悩みがある人はぜひ参考にしてください。
では始めていきます。
エドガー・アラン・ポーとはどんな作家?作風と魅力を解説
まずは概要です。
アメリカ出身のエドガー・アラン・ポーは、恐怖小説の短編を量産しています。作風は世にも奇妙な物語のような、ホラー感の強い不思議な話が多いです。
こんな作家です。ちなみに作風が近い作家としては、
江戸川乱歩
が挙げられています。
理由↓
日本の作家では、江戸川乱歩が彼の大ファンで、ペンネームを似せたという話が有名です。和風にアレンジされてはいますが、作風もかなり影響を受けているし、ポーに一番近いと思います。
エドガー・アラン・ポーの読む順番!初心者におすすめな作品はこれだ!
ここからはエドガー・アラン・ポーを初めて読む人におすすめの作品を3冊紹介します。
ぜひ参考にしてください。
◆読む順番の注意点は?
デュパンの探偵小説シリーズは、「モルグ街の殺人」「マリー・ロジェの謎」「盗まれた手紙」と3作ありますが、発表順に読むのがいいかなと思います。
アッシャー家の崩壊
まずは「アッシャー家の崩壊」です。
◆こんな作品!
病弱な友人のロデリック・アッシャーの家を訪ねた主人公が、彼の妹・マデラインを埋葬してから、奇妙な物音を聞いたり、怪奇現象に襲われます。そして、ロデリックから、実はマデラインを生きたまま埋葬したという衝撃告白をされ、彼女が舞い戻ってくるというホラー小説です。
とにかく、終始陰鬱な雰囲気で、最後まで救いがないところにゾクゾクさせられるし、ポーの作品テーマである「魂の恐怖」を見事に体現していると思います。この作品は、2021年に初めてNetflixでドラマ化されました。
モルグ街の殺人
続いては「モルグ街の殺人」です。
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◆こんな作品!
モルグ街のアパートで母娘が惨殺された事件を、素人探偵C・オーギュスト・デュパンと語り手が興味本位で分析し始め、警察が辿り着けなかった意外な犯人を炙り出すというストーリーです。
この作品は、推理小説の元祖とも言われており、デュパンは後に有名になったシャーロックホームズのモデルになったと言われています。
黒猫
続いては「黒猫」です。
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◆こんな作品!
動物好きの主人公が、酒を飲んで虐待するようになり、ある日可愛がっていた黒猫を衝動的に殺してしまいます。後悔した主人公は、似たような猫を飼い始めますが、奇妙なほど殺した猫にそっくりで恐怖を覚え、また殺そうとします。ですが、それを止めようとした妻を殺してしまい、自宅の壁に塗りこめてしまいますが、最終的に何故か警察に自白してしまうという、奇妙なサスペンスです。怖さの中にも、なんでそうなった?という突っ込みどころもあり、短編なのに色んな感情にさせてくれる、非常に濃いストーリーだと思います。
まとめ
エドガー・アラン・ポーを初めて読む人にオススメな作品は以下の3冊です。
- アッシャー家の崩壊
- モルグ街の殺人
- 黒猫
ぜひ読んでみてください。
ではまた。良い読書ライフを!
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