本記事では三島由紀夫を初めて読む人にオススメな作品を紹介します。
- 三島由紀夫ってどんな作家なんだろう?
- 初心者はまずどの作品から入るべき?
と言う悩みがある人はぜひ参考にしてください。
では始めていきます。
三島由紀夫とはどんな作家?作風と魅力を解説
まずは概要です。
◆作風と魅力
ご先祖様は奈良時代の桓武天皇にまで遡るほどの由緒ただしい家柄で、作家として「日本の美」と「生と死」を45年の人生の中で追求し続けました。
純文学から恋愛もの、ハードボイルドまでと幅広いジャンルを手掛けていて、背徳感たっぷりな作風が特徴的です。
作風が近い作家としては、以下が挙げられています。
◆作風が近い作家
生涯にわたって親交があり、日本人初のノーベル文学賞を争ったライバルでもある川端康成はいかがでしょうか。
不朽の名作「伊豆の踊子」は文学青年の純情な恋心をテーマにしていて、三島の代表作「潮騒」にも通じるものがあります。
この作家が好きな人は迷わずGO!逆に、三島由紀夫を読み尽くしたあともこちらに飛んでいきましょう。
三島由紀夫の読む順番!初心者におすすめな作品はこれだ!
ここからは三島由紀夫を初めて読む人におすすめの作品を3冊紹介します。
ぜひ参考にしてください。
◆読む順番の注意点は?
全4部で構成されていてライフワークとも言うべき「豊饒の海」、この大作を書き上げた直後に三島由紀夫は壮絶な死を遂げて伝説となりました。
第1部「春の雪」を手に取る前に、16歳の時に執筆した処女作「花ざかりの森」をおさらいしておくのがお勧めです。
それぞれ見ていきます。
メロドラマ系「純白の夜」
まずは「純白の夜」です。
◆こんな作品!
幼い頃から親に決められていた許嫁と結婚した村松郁子が、画廊での出会いから夫の勤め先の同僚へ心惹かれていきます。戦後まもない時代の物語ですが、メロドラマのような展開は現代に生きる我々にも受け入れやすいでしょう。
コメディあり「夏子の冒険」
続いては「夏子の冒険」です。
◆こんな作品!
何不自由ないお嬢さま育ちをしていた20歳の女の子が、ある日突然に修道院入りを宣言してしまうシーンから幕を開けていきます。ヒロインの松浦夏子がとにかく可愛らしく、ロマンティックコメディとしてもサービス精神満点で読みやすいですよ。
アクションあり「命売ります」
続いては「命売ります」です。
◆こんな作品!
自殺に失敗したコピーライターの青年が、自らの命を広告で売りに出すことで予測不能の事態へと巻き込まれていく異色作です。
スパイアクションあり、ロマンスあり、ヴァンパイアの登場まで用意されているので長編が苦手な方も飽きさせません。
まとめ
三島由紀夫を初めて読む人にオススメな作品は以下の3冊です。
ぜひ読んでみてください。
ではまた。良い読書ライフを!
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。