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北方 謙三「チンギス紀」シリーズの読む順番と新刊情報まとめ

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本記事では、「チンギス紀」シリーズの読む順番と新刊情報をまとめます。

最新情報

2023/7/26 単行本完結(第17巻「天地」にて)

北方 謙三「チンギス紀」シリーズとは?

まずは概要です。

タイトル「チンギス紀」シリーズ
作者北方 謙三
出版社集英社
既刊単行本17、文庫刊行中

チンギス・カン(ハン)を描いた歴史小説です。モンゴル民族を統一させるところからスタートし、その生涯の戦いが描かれます。

作者は歴史小説で数々の賞を受賞している北方謙三(きたかた・けんぞう)氏。

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「チンギス紀」シリーズの読む順番と新刊情報まとめ

続いては読む順番です。

現在の刊行情報は以下の通り。

では、それぞれを見ていきましょう。

1.「火眼」

まずはシリーズ第1巻の『火眼』です。

あらすじは以下の通り。

「テムジンが少年期を過ごすモンゴル高原が舞台。父や同族の裏切り、母や弟妹との苦難の生活など、のちに大帝国を築く男の若き日々が描かれる。弱小部族の一員として生まれたテムジンが、どのようにして強い意志を培い始めたのか、その出発点が示される。」

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2.「鳴動」

続いてはシリーズ第2巻の『鳴動』です。

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集英社
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あらすじは以下の通り。

「旗を掲げ、危地の草原を駈けよ! 父祖の地を取り戻すため、テムジン(のちのチンギス・カン)は、少数の仲間たちとともに動き出す。モンゴル族をひとつにまとめるために。」

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3.「虹暈」

続いてはシリーズ第3巻の『虹暈』です。

あらすじは以下の通り。

「ユーラシア大陸に拡がる人類史上最大の帝国、その礎を築いたチンギス・カン。 波乱に満ちたその生涯と、彼と出会った様々な英雄たちの生きざまを描く歴史大河小説、第三巻。」

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4.「遠雷」

続いてはシリーズ第4巻の『遠雷』です。

あらすじは以下の通り。

「遠方からの脅威や新たな敵の出現により、テムジンはさらなる試練に直面する。戦略と知略を駆使して困難を乗り越えていく。」

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5.「絶影」

続いてはシリーズ第5巻の『絶影』です。

あらすじは以下の通り。

「ついに、あの「剣」が、テムジンの手に!? 英雄たちのもとで、夥しい血を吸ってきた剣は、それを持つべき者を探していた……。衝撃の展開が待ち受ける、好評第五巻! 同じモンゴル族のタイチウト氏との戦いに挑むテムジン。疾駆するテムジンの軍が、敵の長・タルグダイの隊に届くと思われたとき、新たな旗が現れる。そこには、草原最強の男・玄翁が、テムジンを待ち構えていた。玄翁の自在に動く50騎と、テムジンの隊との凄絶な戦いが始まる。テムジンは配下の槍の達人ジェルメ、強弓のクビライ・ノヤンとともに玄翁軍とあたり、草原を血に染めていく。結着がつかないなかで、玄翁はテムジンに驚くべき提案をする。それを聞いたテムジンは……。」

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6.「断金」

続いてはシリーズ第6巻の『断金』です。

あらすじは以下の通り。

「完顔襄が率いる金国の大軍四万がタタル族討伐のために動き出した。父イェスゲイをタタル族に暗殺されたモンゴル族のテムジンは、金国の要請に応じて三千騎の出兵を決意する。ケレイト王国のトオリル・カンもまた金国の側に立ち、一万五千騎の陣容を整えた。一方、同じモンゴル族のジャムカは、金国とタタル族の双方を草原の民の敵とみなし、要請に応じない。草原の部族で金国と連合したのは、テムジンとトオリル・カンのみだった。」

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7.「虎落」

続いてはシリーズ第7巻の『虎落』です。

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あらすじは以下の通り。

「心にしみこんだ敵は、心から消さねばならない。 草原が二大勢力に分かれるとき、かつての盟友は最大の敵となるのか? ジャムカはテムジンの部将を討ちとった際に深傷を負ったが、それも癒えつつあった。テムジンはケレイト王国のトオリル・カンと結んでおり、ジャムカ、タルグダイ、アインガは、それぞれ単独では対抗できない。タルグダイの妻ラシャーンはタルグダイの意向をふまえ、ジャムカと二人きりで密かに話す機会を得る。タルグダイはすでにアインガとは会っていた。」

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8.「杳冥」

続いてはシリーズ第8巻の『杳冥』です。

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あらすじは以下の通り。

「モンゴル族の統一をかけた大きな戦いに結着がつくも、敗れた者たちはそれぞれに生き延びる。その中には、命ある限りテムジンの首を狙い続ける者もいた。テムジンはモンゴル族統一後も、遊牧だけではない生活を見据え、積極的に動く。軍の南の拠点となるダイルの城砦を訪れ、さらに大同府へと向かう。大同府には、かつて一時期を過ごした蕭源基の妓楼があった。そこでテムジンは轟交賈の男と出会う。しかし、そのような状況下、草原を生きる者たちに激震をもたらす出来事が、ふたたびテムジンを待ち受けていた。好評第八巻。」

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9.「日輪(にちりん)」

続いてはシリーズ第9巻の『日輪(にちりん)』です。

あらすじは以下の通り。

「モンゴル族を統一し、さらにケレイト王国を滅ぼしたテムジンは、弟のカサル、テムゲ、長男ジョチらに出動を命じ、タヤン・カンが統べるナイマン王国との戦いを進める。そのナイマン王国の大軍の中に、ジャムカの千五百騎が、ホーロイ、サーラルとともに潜んでいた。崩れたナイマン軍を見届けて馬首を回したテムジンは、眼前にあるはずのない旗を見る。ジャムカ――。とっさに吹毛剣を抜いたテムジンだが、すさまじい斬撃を受けて落馬する。」

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10.「星芒(せいぼう)」

続いてはシリーズ第10巻の『星芒(せいぼう)』です。

あらすじは以下の通り。

「草原の覇者チンギス・カンは、従来の騎馬隊に加えて、ボレウに歩兵部隊を、ナルスに工兵部隊を整備させていた。陰山の陽山寨を拠点に、騎馬隊と合流させ、まずは西夏の城郭へと軍を動かそうとする。ジャムカの息子マルガーシは、流れついたトクトアのもとで苛烈な修業を積み、次なる道へと動き出していた。ホラズム・シャー国の皇子、ジャラールッディーンは10歳で、護衛のテムル・メリクと共に旅に出る。予期せぬ邂逅が、二人を待ち受けていた。新たな幕開けの予感をもたらす好評第10巻。」

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11.「黙示(もくし)」

続いてはシリーズ第11巻の『黙示(もくし)』です。

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あらすじは以下の通り。

「チンギス・カンは、弟や息子たちと共に金国に大軍で遠征し、攻城戦をおこなっていく。対する金国は、定薛を総帥とする防衛軍を組織し、福興が軍監に就く。ホラズムの皇子ジャラールッディーンは、ジャムカの息子マルガーシらと共にサマルカンドに戻る。マルガーシはアラーウッディーンに謁見を果たした。そしてチンギスは任城に進軍した際、旗を出さずにある場所へと向かう。そこにはかつて漢たちが集まった湖寨があった。」

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12.「不羈(ふき)」

続いてはシリーズ第12巻の『不羈(ふき)』です。

あらすじは以下の通り。

「モンゴル国の鎮海城をあずかるダイルは、三千の守備兵を組織し、三つの砦に配置した。領土は拡がり、チンギス率いる十万の遠征軍は鎮海城とは逆の方角(東)に出撃している。チンギスが滅ぼしたナイマン王国の元王子グチュルクは逃亡し、モンゴル国の西に位置する西遼の帝位を簒奪していた。西遼が数万の兵を動員できると考えるダイルは、その懸念を雷光隊を率いるムカリに話す。 一方、モンゴル国の侵攻を受けている金国では、完顔遠理が精強な五万の騎馬隊を整えた。また、先の戦いでモンゴル軍の兵站のいくつかを切ることに成功した耶律楚材が、政事の立て直しに力を注ぐ。」

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13.「陽炎(かげろう)」

続いてはシリーズ第13巻の『陽炎(かげろう)』です。

あらすじは以下の通り。

「ホラズムの皇子ジャラールッディーンは、テムル・メリクやマルガーシとともに、サマルカンド近郊で、カンクリ族のサロルチニらを交えて調練を行う。そしてゴール朝との闘いに参加した。運命を分かつ事件が起きる、好評第13巻。」

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14.「萬里(ばんり)」

続いてはシリーズ第14巻の『萬里(ばんり)』です。

あらすじは以下の通り。

「チンギス・カンは、息子たちや将軍を率い、ホラズム国に大軍で進軍する。 長男ジョチはシル河下流の制圧に向かい、次男チャガタイ、三男ウゲディはオトラル攻略を任された。攻城戦をおこなうため、ボレウとジンの歩兵部隊、ナルスの工兵隊も投入されている。 チンギスは、四男トルイ、ジェベと共にブハラを目指す。 モンゴル軍を迎え撃つのは、帝アラーウッディーンと皇子ジャラールッディーン、イナルチュク、テムル・メリク、そしてマルガーシたちだった。 ホラズム国に遠征するチンギス・カンを、十分な兵力を持つ軍隊が待ち受けていた。 好評第14巻。」

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15.「子午(しご)」

続いてはシリーズ第15巻の『子午(しご)』です。

あらすじは以下の通り。

「ホラズム国の三つの精鋭部隊が、それぞれにチンギスの首を狙う! モンゴル軍がオトラルを攻囲して半年以上が過ぎた。モンゴル軍の兵站に乱れはみられず、オトラルを守るイナルチュクの予想を超えた事態が生じる。スブタイとジェベはブハラを押さえ、サマルカンドを牽制していた。アラーウッディーンは、皇子ジャラールッディーンの副官テムル・メリクにある任務を与え、トルケン太后は三百騎を率いる女隊長・華蓮にチンギスの首を奪るよう命ずる。マルガーシが所属する皇子軍、テルゲノが率いる遊軍、華蓮の軍のそれぞれが、チンギスの命を狙っていた──。」

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16.「蒼氓(そうぼう)」

続いてはシリーズ第16巻の『蒼氓(そうぼう)』です。

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あらすじは以下の通り。

「ホラズム国の皇子が大軍を率いてチンギス・カンとの一大決戦に臨む! カラ・クム砂漠の戦場からホラズム軍が離脱する。チンギス・カンは、スブタイとジェベ、バラ・チェルビの三人の将軍にその追討を命じた。ホラズム国の帝は西へと退却しながらも、モンゴル軍との戦を継続する。スブタイらは敵の誘いに乗ることを決断した。 一方、ホラズム国の皇子ジャラールッディーンは、南の地で2万騎の指揮を任された。モンゴル国の将軍シギ・クトクがその討伐に向かう。皇子は原野に本営を置き、ジャムカの息子マルガーシもそこにいた。皇子が初めて大軍を率いてモンゴル軍との戦いに挑む。 大国との戦いがついに最終局面をむかえる、好評第16巻」

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17.「天地(てんち)」

続いてはシリーズ第17巻の『天地(てんち)』です。

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あらすじは以下の通り。

「草原に生まれ、大地を駈け、かつてない規模の国を築いたチンギス・カンが、最後の戦場に立つ。 チンギスは病床にある長子ジョチのもとを訪れたのち、草原へと向かう帰還の途につく。西夏領内に入ったチンギスは、ある城にただならぬ気配を感じた。それは黒水城と呼ばれ、砂漠に囲まれており、ウキという謎の人物が主とされていた。一方、チンギスから受けた傷を山中で癒すマルガーシに、カルアシンから見事な剣が手渡される。贈り主は明かされなかったが、マルガーシは戦に向けて隊の修練を重ねていく。アウラガの宮殿に戻ったチンギスは、ソルタホーンから国を揺るがす一大事を告げられた。突如生じた戦いに、チンギスは将軍だけでなくボオルチュも帯同させる――。 「チンギス紀」全17巻、ついに完結。」

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終わりに

以上が「チンギス紀」の紹介でした。

ではまた。良い読書ライフを。

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