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ブックオフの今後どうすればいいのか?【逆転のビジネスモデルアイデア】

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最近どうにもブックオフの品揃えが弱いような感じがします。

これまでは、掘り出し物というか、店舗ごとにほう、と思うような本があったのですが、最近では、どの店でもほぼ品ぞろえが同じで、あまり面白みがないように思えます。

この理由としては、この道(ブックオフ歴)10年の自分が思うに、メルカリなどのフリマアプリが発達したことや、セドリが大々的に行われていることで、ブックオフにいい商品が仕入れられなくなり、仕入れられたとしても、掘り出し物が店内に残らないようになってしまったのではないかなと思います。

ブックオフでも収支悪化に伴い、ブックオフのオークションサイトを始めたり、プレミアムフライデーイベントをやったりと、いろいろ行っていますが、どうにも売る方ばかりに気を取られて、魅力ある商品を買い取りするという点が弱いように感じます。

いい商品がない、というのは古本屋としては致命的!

以下に個人的に思うブックオフの問題点と、その対策について(勝手に)書いていきます。

たkる
たkる
甦れ、ブックオフよ!

 

ブックオフの今後は回転率を上げる施策が必要【薄利多売でガンガン回す】

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まずブックオフがとるべき施策として回転率を上げていく施策が必要と思います。

今のブックオフは、ざっくり見ると新刊本など新しい本は100円くらいで買い取って800円くらいで売る、古い本は5円で買い取って200円で売るというような高利益型のビジネスモデルでした。

これなら10冊買い取って1冊売れるだけでも利益が出るので本ビジネスとしては異例の高利益率、無敵のビジネスモデルでした。

ただ、これは本の買取が無限にできることが前提で、もしユーザーがメルカリなどのフリマアプリで本を売るようになれば、一気に崩れてしまいます。実際、2014年以降はメルカリにおされつつあります。

ユーザー側から見てもブックオフに売れば10円にもならない商品が、メルカリなら300円以上で売れて、送料を抜いても利益が100円以上出るとなれば、フリマ側に流れるのは当然のことです。

なので、ブックオフが生き残る道としては、これまでの高利益率型のビジネスモデルを捨て、例えば、極端に言えば500円で買い取って600円で売る、1円で買い取って10円で売るような低利益型のビジネスモデルにして、とにかく回転率を上げていくことが重要と思います。

ブックオフがこれまでよりも安く商品を売り、また、古本をこれまでよりも高く売れるとしたら、ブックオフが活気を取り戻すことは十分可能です。

なぜかというと、メルカリでは商品は高く売れるとはいっても売れるまで待たないといけず、売れた商品も自分で梱包したり発送したりしなくてはならないため面倒です。

一方ブックオフなら商品を持っていけば後は最大数十分待つだけ。それすらめんどい人のために出張買取もあります。

なので、もう少し良心的な価格設定になれば、売るまでにかかる時間と労力を考えて、ブックオフに売りに行こうという人は増えるはずです。

ブックオフは売れる本の買取価格をあげ、売れない本の販売価格を下げ、低利益型高回転率のビジネスモデルにシフトすべきである。

ブックオフの今後は一元管理のデータベースが必要【店舗間の連携強化を】

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2つ目です。ブックオフの問題点として、一元管理されたデータベースがないというのも大きな問題だと思います。

ブックオフは事業形態上、フランチャイズでチェーン展開しているパターンが多いため、ブックオフの名前はついていても各店舗ごとの横の連携はほとんどなされていません

なので、全国のブックオフで今どれだけの在庫があるのか、とか、この本はこちらの店舗にはないけど、あっちにはあります、というような連携ができないのです。

ブックオフオンラインというウェブショップもありますが、これもブックオフ直轄のサイトになっており、各店舗から商品が出品されているわけではありません。ブックオフのオンラインショップとして期待すると品そろえはがっかりします。

つまりブックオフは日本最大の古本チェーンでありながら、そのボリュームメリットを十分に生かせていない状態にあるのです。

これはかなりもったいないことだと思います。

実際、もしもブックオフに大型本屋にあるような本を検索する端末があって、目的の本の在庫があるかどうか、あるいは近隣の店舗には在庫があるかどうか、などがわかればかなり便利です。

また、全国の店舗からの取り寄せサービスが行えて、それをブックオフ店舗で受け取り可能とかになれば、ほぼすべての古本が手に入るといっても過言ではありません。

本当はブックオフで買いたいけど、店舗めぐって探すのが面倒だから仕方なくAmazonとかで買うというような人もいると結構思うので、店舗連携は重要です。

ブックオフは店舗間の連携を強化し、ボリュームメリットを活かした施策をとるべきである。

まとめ

ここまでブックオフにダメ出ししてきましたが、要はブックオフにもっと便利になってほしいということです。

ユーザに対する利便性という点で、メルカリがブックオフよりも適している。だからブックオフが押されているというのが現在の構図だと思っています。だからそれを打開するには利便性を上げるしかない。

そのための手段は値下げかもしれないし、買い取り強化かもしれないし、店舗連携の新規サービスかもしれないけど、個人的にはブックオフには復活してもらいたいです。

ブックオフ創始者の坂本氏は、『俺のイタリアン』などで高回転率の業種に強い経営者でもあると聞いているので、さらなる高回転率を実現していってほしいと思っています。

そんな感じです!ではまた。良い読書ライフを!

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