新年の目標として「2020年は1000冊読んでみようか」と思いついたたkるです。
そのためにはまず実際に1000冊以上読んでいる人の本を読んで学ぶか、と思い今日は年5000冊以上読む書評ブロガー小飼弾さんの『本を遊ぶ』を読んでみました。
そしたらこの本がすごく面白かったので、作者の小飼弾さんとはどんな人か、とかこの本で何を学んだか、みたいなところをまとめました。
目次
小飼弾さんってどんな人?年5000冊読む伝説の書評ブロガーです
まずは小飼弾さんってどんな人?という話を簡単にしていきますと、めっちゃ本を読む人です。
なんと年間5000冊読むそうです。
で、この小飼弾さんがすごいのが、今だけでなく昔からめっちゃ読んでいるという点。
経歴として、中学で教師の授業がしょうもなかったので登校拒否して、図書館で勉強したとのことで、当時70-80冊を毎日借りて読んでたそうです。
その後16歳で大検を取るも規則により18歳まで発行されず、また引きこもって本を読む。その間はバイトとかもしたそうで、そこで自由な生き方にあこがれるようになったとのこと。
父親と喧嘩して遠くや大学に!と思い17歳でアメリカの大学に入学。しかし実家が全焼し帰国を余儀なくされる。
みたいな感じが本書「本を遊ぶ」の中で書かれていました。
小飼弾さんってどんな本を書くの?
続いてはそんな5000冊も読む小飼弾さんがどんな本を書くのか、という話をしていきます。
これは本を読む意味とか、社会のルールをはみ出す方法とかの本が多いです。あとはIT系の技術にも詳しくてその辺の話についての本もあります、
自分が読んだことあるのは以下の3冊。
『空気を読むな、本を読め。小飼弾の頭が強くなる読書法』
『小飼弾のアルファギークに逢ってきた』
『本を遊ぶ』←今日読んだ本
著者自身がむちゃくちゃ本を読む人なので、めっちゃ雑学情報が豊富なのも特徴です。
小飼弾『本を遊ぶ』で学んだこと
で、今日読んだ『本を遊ぶ』という本でも様々な学びを得たのでそれをまとめていきます。
それぞれ見ていきましょう!
自動車ってまだ自走車じゃない?
本書の冒頭で、「実は単なる自走車だったクルマが本当の自動車になっても〜」という言葉があり、確かに自動車って自動とかいうわりに全然自動じゃないな!今はまだ!という気づきを得ました。
著者は「クルマ」という表現にしてて「こっちの方が正確だな!」と思いました。
コンピューターはかつて職業を指す言葉
実はそうらしいです。
どんな職業かというと、「大砲の狙いをつけるための表を作る人(女性)」だそうです。
へー。
こういう雑学的な情報が無限に入ってくるのが本をめっちゃ読む人が書いた本の特徴ですね。
時代の変化!24時間働けますか?はもう古い
本書では「働いたら負け」が結構メインテーマの一つで、これからは遊びが重要になるという話はちょくちょくなされます。
個人的に面白いと思ったのが、かつての「24時間働けますか?」のキャッチフレーズはもう古いというところで、その代わりに「24時間遊べますか?」の時代になるのかなと思いました。
本は読んでも読まれるな
同じ著者の本とか似たテーマの本とかばかり読んでいると偏ってしまう。特にビジネス書はそう。
本に読まれてる人はもったいない、本に実利を求めるとかえって損をする事になる、とのこと。
なので、たまには違ったジャンルの本を読んだりするのが良い!
あと「本の休肝日を作る」のも大切で、その日はSNSなどを含めて、あらゆる情報を遠ざけリフレッシュすると良いとのこと!
著者がダメ本とも付き合える理由
とはいえ、最低限のクオリティゲートは必要。
でも「スタージュンの法則」によると物事の9割はクソだから、まあハズレを掴むのもまた仕方なし。
著者がダメ本を読んでもダメージを受けない理由は読むスピードが速いからとのこと。
読み終わるまでの時間が短ければダメ本をつかんでも失う時間の傷が浅くて済む。
そして(多分いやらしくなるから)書いてなかったけど、著者はお金もあるから出費のダメージも受けないんだと思う。
ベストセラーの考え方
ベストセラーは良書とは限らないが、漫画は例外とのこと。
売れている漫画は質が高いことが多いので飛びついて良い
あと、古典でいうと100年経った本はまあだいたい強い!
じゃあ何を読む?地味なタイトルは名著あり
派手なタイトルで人気を取りに行った本よりも地味なタイトルに名著があることもある。
遠山啓『数学入門』、村井純『インターネット』など。
…地味すぎる!わからねぇ!
行きつけの店の見つけ方!本は書店員で選ぶ
著者の行きつけの書店の見つけ方もハイレベルです。
目利きの書店員がいる書店はいい本が入荷される。そんな店を行きつけにせよ、とのこと。
・・・レベル高けぇ!
何を買うかでなく何円まで買うか
本屋に行った時は著者は何を買おうかでなく、何円まで買おうか?と考えるそうです。
「本屋に行ったら今日は3万円買おう」と決めてそれを達成する。
金額コミットにより、新たなジャンルにも手を出せるとのこと。
…かっけえ!たまに大型本屋でカートいっぱいに本入れてる人いるけどこういう人なのか…!
本を読むと年収が上がる理由
年収は読書量に比例するという言葉がありますが、これについて著者は「着想を得られるからだ」と言います。
課題に当たったとき、本を読まない人は自分の頭の中だけ、本を読む人は持ち込み可でテストを受けてるようなもの。
なろう系の特徴!出版化してもWEBから引き上げてはならない
カクヨムなどの無料のWEB小説投稿システムでは書籍化された作品も並行してWeb版が残ったままになるそうです。
著者はこれを「一定数無料でしか文章を読まない人がいることを出版社も承知しているから」と述べており、逆に出版化する意味としては、ある程度のクオリティが保証されている本を読みたい人にとって有料は逆に安心になるとのこと。
なるほど!
小飼弾のおすすめ本!あなたをアップデートする10冊
最後に本書の巻末で紹介されていた「あなたをアップデートする10冊」という項目について内容をまとめます。
働いたら負け、のテーマで選ばれた10冊のおすすめ本です。※リンクはAmazonに飛びます。
あと本文中で紹介されていた以下の2冊も個人的に気になっている。
- 『復活の日 (角川文庫)』小松左京…人類滅亡の危機を描く
- 『戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)』…人間と機械の関係性を描いた。より読みやすい
そんな感じの本で、本をたくさん読む意味みたいなのがかなり明確になりました。
良い本なので「今年は本をたくさん読んでいこうかな!」という人はぜひ読んでみてください。
ではまた。良い読書ライフを!
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という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
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この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。