クリスチャン(キリスト教徒)でなくても、ちょっとたしなみとして聖書でも読んでみるかーという気になるときってあるのかなと思います。
しかし、聖書を調べだすとわかることですが、一口に聖書といっても結構種類があります。
まず旧約聖書と新約聖書があり、新約聖書も福音書がいろいろと分かれていたりして、どの順番で読めばよいのかさっぱり分からぬ!となることも。
そこで今日は宗教の時間のあるキリスト教の学校に通っていた(程度の知識しかない)自分が、聖書の読む順番について述べていきたいと思います。
まあ、参考程度に読んでいただければ幸いです。
まずは旧約聖書を
次に新約聖書の4大福音書を
主にイエスの弟子たちが書いているという体で進むため、書き手ごとに内容が切り口や内容が異なります。
で、その数多くある福音書の中で、これを正典としようと決められたスタンダードな福音書として、有名なのがルカ、マルコ、パウロ、ヨハネによる福音書で、これらは4大福音書と呼んでいます。
これらを読めば現在のキリスト教の主流派の考え方の基礎を理解することができるので旧約聖書の次に読むのはここかなと思います。
黙示録
4大福音書を読んだら、次は黙示録に挑戦してみましょう。
黙示録とは、「ヨハネの黙示録」が有名で、内容としてはこれから起こることについての予言や、世界の終焉についての記載が主となります。7つのラッパとそれに伴う災害の意味とか、神とサタンの戦いとか、そういった内容を知ることができます。
旧約聖書との関連も多く、新約聖書と旧約聖書をつなぐ役割をしているのがこの黙示録です。
ちなみに黙示録のヨハネは、福音書を書いたヨハネとは別人ではないか、と考えられています。
異端のユダの福音書
これはかなり異端の書物で、長い間封印されてきた本らしいのですが、ユダの福音書というものがあります。
これは、キリスト教では一般に裏切り者とされるユダがキリストの一番弟子であるとする考えに基づいています。
そのほかにもイエスの上にいる主(神)は、神の中ではかなり格の低い神で、より上位の神をあがめようといったような表現や、その他の弟子では話にならなかったから、ユダと共謀して敢えて殺されたとする説などが書かれていて、当然ながら主流のキリスト教会からは認められていません。
ただ、実際イエスの弟子の中で唯一学があったのがユダで、お金の管理とかはユダに任せていたそうですね。
正統派の福音書を読んだ後に読むと、そのギャップが面白いのでオススメです。
ヨブ記
ヨブ記は全く報われないストーリーです。試練を与える神がテーマの物語で、ヨブという敬虔なクリスチャンが次々と災難に見舞われます。
どんな試練の中でもヨブは神を疑わず、試練と向き合っていきます。
韓国はキリスト教がかなり盛んですが、なぜかこのヨブ記が人気らしいです。
この本を読んで自分は「神ヤンデレかよ!」と思いました。(ちゃんとしたキリスト教の人には怒られそうですが…)
終わりに
聖書は読みたいなと思っても意外と順番が難しいです。
個人的に一番読みやすいかなという順序をまとめたので、興味ある方は読んでみてください。
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。