本記事では安部公房を初めて読む人にオススメな作品を紹介します。
- 安部公房ってどんな作家なんだろう?
- 初心者はまずどの作品から入るべき?
と言う悩みがある人はぜひ参考にしてください。
では始めていきます。
安部公房とはどんな作家?作風と魅力を解説
まずは概要です。
◆作風と魅力
シュールレアリズム、実存主義、不条理な状況設定の作風の作品が多いです。(SF的設定も)
作風が近い作家としては、以下が挙げられています。
◆作風が近い作家
星新一
ショートショートの神様。SFシチュエーション的にも考えさせられる話が多いため。
この作家が好きな人は迷わずGO!逆に、安部公房を読み尽くしたあともこちらに飛んでいきましょう。
安部公房の読む順番!初心者におすすめな作品はこれだ!
ここからは安部公房を初めて読む人におすすめの作品を3冊紹介します。
ぜひ参考にしてください。
◆読む順番の注意点は?
シリーズ作品等ではないが、代表作と言われる『砂の女』は最初に読むべきではない。(砂穴に落ちた件しか物語がないので理解力が必要)
それぞれ見ていきます。
1.人間そっくり
まずは「人間そっくり」です。
◆こんな作品!
火星人と名乗る男の訪問を受けた脚本家が、火星人と名乗る男の話が実は本当で現実と寓話の判断がつかなくなる話。
実存主義をテーマとした作品であるものの、物語設定がSFチックなので初心者にも読みやすいです。
2.箱男
続いては「箱男」です。
◆こんな作品!
頭から腰まで段ボールをすっぽりかぶり、段ボールに開けた覗き窓の隙間から世界(都市=東京)を見つめてその世界を彷徨う『箱男』の物語。
都市=東京を砂漠のようになぞらえて、そこに存在する物・人の匿名性・不在証明を実験的手法で表現。
3.R62号の発明
続いては「R62号の発明」です。
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◆こんな作品!
会社を首になり自殺を試みたエンジニアの男が、脳手術を受け(サイボーグ化)て人間ロボットR62号になる物語。
人間→サイボーグ→サイボーグ化したエンジニアの男自身がまた機械を発明して人間に復習する流れがある種のパラドックスとして読み応えがあります。
まとめ
安部公房を初めて読む人にオススメな作品は以下の3冊です。
ぜひ読んでみてください。
ではまた。良い読書ライフを!
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