入場料1500円の高級ブックカフェ「文喫」。
本好きのためのスペースかと思いきや、実は「普段、あまり本を読まない人」がターゲットだというのです。
そんな話を『自分の欲しいものだけを創る』という本の中で知りました。
え、逆じゃないの?
と感じるかと思いますので、以下で理由を解説します。
文喫とは何か?入場料のある図書館喫茶です。
本題に入る前に、まずは文喫とは何か?を簡単に紹介していきます。
文喫(ぶんきつ)というのは文字通り、「本が読める喫茶店」です。
普通のブックカフェと何が違うのかというと、入場料が大きく異なります。
普通のブックカフェは、入場料はゼロでワンオーダー制、費用にすると1000円弱というところが多いですが、文喫は入場料が1500円もします。
しかし、代わりにドリンクは飲み放題で、何時間いてもよい!というのが特徴です。(しかもコーヒー普通に美味しいやつらしい)
・・・定額飲み放題、読み放題というわけです。
文喫の強み。3万冊を各1冊ずつ配置
じゃあ続いては、そんな文喫の強みを見ていきましょう。
文喫は以下の5つのエリアに分かれており、すべて合わせると3万冊の蔵書があります。
- 1. 選書室…本を選ぶスペース。3万冊の蔵書。
- 2. 閲覧室…じっくりと本を読めるスペース。
- 3. 研究室…歓談可能なスペース。
- 4. 喫茶室…食事も読書も行えるスペース。
- 5. 展示室…壁一面に本が並んでいるスペース。
普通の本屋とはかなり違いますね。
文喫は、「本との出会い」をテーマにしていて、テーマカラーも初恋をイメージしたピンクとなっています。
普通の本屋と違って、文喫ではすべての本は1冊ずつのみ配置されており、3万冊の本があるので3万種類の本と出会うことができます。
さらにどうしても選べない場合は、司書さんに有料のオススメ本を選書してもらえるサービスなどもあり、本との出会いに恵まれない人でもなんか絶対良い本と出会えてしまう、そんなスペースなのです。
文喫のターゲット層が本を読まない人である理由
ではなぜ文喫は本を読まない人向けなのか、というと場の整え方に気を遣っているため。
本書によると、普段から本を読む人は、もちろん文喫に行ってもよいですが、仮に分喫にいかなくとも何とかなります。
本を読む人は本の感度が高いので、普通の本屋でも自分の読みたい本と出会うことができますし、高い入場料を払わなくても買った本の元を取ることができます。
しかし、一方で普段本を読まない人は、平積みされてベストセラーだけが強調された普通の本屋では、自分の本当に読みたい本に出会えません。
出版社の思惑通り、今売れている本を買ってしまい、
となって、途中で読むのを辞めてしまったり、あるいはそもそもどうやって本を選べばよいか分からず、本を買えずに帰ってきてしまったりします。
しかし、分喫なら、入場料を1500円も払っているため、すでに本を読まないと元が取れない状況。
カフェが1杯で500円だとしたら、3カフェ分くらいは長居して、満喫しつくさないと損になります。
そうなると読む本が決まっていなくとも少なくとも店内をくまなく歩きまわりますね。
そして分喫の店内はすべての本が平等に1冊ずつのため、フラットな気持ちで自分が読みたい本を選び出すことができるのです。
しかも、コーヒーやお茶は飲み放題なので、飲み物が切れたから帰ろう・・・ともなりにくい!
そんな感じで環境を完璧に整えた状態で、やっと、本が読める!という人にこそ、分喫はおすすめなのです。
終わりに!ぜひ本を普段読まない友人と文喫へGo!
なぜ、文喫は本を読まない人におすすめなのか、という理由ですが、「環境が整っており、普段本を読まない人でも読みやすいため」でした。
ぜひ、普段本を読まない友人とともに訪れてみましょう!
ではまた。良い読書ライフを!
という機会は本好きには多いかと。
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