ITの世界に仮想化という分野があります。
一つのコンピュータを仮想的に分離し、多人数で使えるようにする技術です。
今日はその中の一つCitrix社製品について学ぶための参考書を紹介していきます。
目次
- 仮想化業界は三つ巴。VM本は多いがCitrix本は少ない。
- Citrix製品のオススメ参考書まとめ
- まずはこれだ!シトリックス社出版の公式参考書!『Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド』
- プロビジョニングを学びたい人におススメ!『Getting Started with Citrix® Provisioning Services 7.0 』
- XenApp7.6以上を学びたい人にオススメ。『Citrix Xendesktop & Xenapp 7.7/7.8』
- CitrixXenAppの歴史に詳しくなれる1冊!『Mastering Citrix® XenDesktop® 』
- 今後はこれをチェックせよ!2020年11月発売予定!『Mastering Citrix XenDesktop』
- VMwareとCitrixの違いが知りたい人にオススメ
- まとめ
- 関連記事
仮想化業界は三つ巴。VM本は多いがCitrix本は少ない。
仮想化は、今でこそ多くの企業で導入されていますが、パソコンという本来分けられないはずのものを分けてしまったという、考えてみるとかなりアクロバティックな技術です。
まあ、言ってみれば任天堂64の4人プレイみたいな衝撃でした。(64世代並み感)
で、その仮想化の分野ではVMware、Citrix、Microsoftという3つの企業が覇を競うような状態です。
CitrixとMicrosoftは共闘体制を取っているので、Citrix+Microsoft連合vsVMwareの構図とみることもできます。まあ、一時的な共闘かもしれませんが、三国志で言うと赤壁の戦いのような感じがしています。
元々仮想化技術はCitrix社が先行していたところに、VMwareがグイグイ追い上げている感じです。
シェア的には割と拮抗しているはずなのに、書店などではVMware本はたくさんあるもののCitrixの本はほとんどありません。
なのでCitrizの技術を学ぼうという人はけっこう困っている人も多いのではないかなと思います。
Citrix製品のオススメ参考書まとめ
そこではCitrix社製品について学べるオススメの参考書をまとめていきます。
まずはこれだ!シトリックス社出版の公式参考書!『Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド』
Citrix社の製品としてはXenApp/XenDeskTopが主力です。
このXenApp/XenDeskTopに関する参考書といえば、まずはこれです。
シトリックスシステムズジャパンから出版されている、いわばXenDeskTopの公式ガイドブックです。
内容としては、仮想化の基礎知識から、各コンポーネントの概要、設計のポイント、最小構成の検証環境の作り方など幅広いです。
通して読んで、実際に作ってみるとCitrixについて一通り理解できるオススメの1冊です。
Amazon:Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド
楽天:Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化実践ガイド [ シトリックス・システムズ・ジャパン株式会 ]
プロビジョニングを学びたい人におススメ!『Getting Started with Citrix® Provisioning Services 7.0 』
日本語の参考書は上の『Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド』くらいで、ここからは英語の本になります。
Citriz社は本社がアメリカにあるグローバルな企業なので、当然ですが英語のほうが詳しい内容が書かれています。
なので、日本語版の『Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド』で大まかな内容を掴んだ上で、それぞれの要件に合わせるためのコマかい技術については英語版で学んでいくのがオススメです。
そしてCitrix社のサーバクローン技法であるプロビジョニングについて学びたい人はこちらがオススメです。
Amazon:Getting Started with Citrix® Provisioning Services 7.0
楽天:Getting Started with Citrix? Provisioning Services 7.0【電子書籍】[ Puthiyavan Udayakumar ]
XenApp7.6以上を学びたい人にオススメ。『Citrix Xendesktop & Xenapp 7.7/7.8』
Citrix社のXenApp/XenDeskTopはバージョン7.6や7.15が安定バージョンとされており、通常のサポートよりも長いロングサービス保証(LTSR)されています。
なので7.6を使う人も多いとは思いますが、新機能を使いたい用件であったり、不具合などがあった場合、先のバージョンに移行することもあり得ます。
日本語版の『Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド』では、主にXenDeskTop7.6について解説されているので、それよりも新しい内容を知りたいという人は以下の本がオススメです。
こちらではXenApp7.7と7.8について主に解説されており、内容の構成としては7.6の本と同様です。
Amazon:Citrix Xendesktop & Xenapp 7.7/7.8
CitrixXenAppの歴史に詳しくなれる1冊!『Mastering Citrix® XenDesktop® 』
CitrixのXenApp/Desktopは初期のプレゼンテーションサーバから最新のXenApp7.15に至るまでかなり長い歴史を持っています。
この流れを知っている人はそれだけで、Citrix博士みたいな感じに見えますね。後発の人間はCitrixマスターにはなれないのか!?
そう悔しい思いをしている人にオススメなのがこちらの1冊。
この本では、XenDeskTopServer1.0から7.6までの変遷を紹介しているので、本書を読めばCitrixの歴史に詳しくなれます。
他にもネットワークの条件などにも詳しいです。
今後はこれをチェックせよ!2020年11月発売予定!『Mastering Citrix XenDesktop』
現在出版されているCitrix本はわかった。では、今後の予定はどうなっているんだ?と思う方もいると思います。
そんな人にオススメなのがこちらの1冊。
2020年11月23日発売予定の最新のCitrix本です。発売日に買って読破すればCitrix界で一目置かれること間違いなし!
VMwareとCitrixの違いが知りたい人にオススメ
製品選定中などであると、Citrix社だけでなく、競合のVMwareやMicrosoftの製品についても知りたいと思うこともあるかと思います。
各社のサイトを見てもそれぞれ自社のいいところを挙げているのでいまいち違いが分からない。
この各社の違いについて学びたい人にオススメなのは、こちらの1冊。
各社のプロトコルの違いなどをざっくりとまとめてくれているので、初心者にもオススメです。
Amazon:すべてわかる仮想化大全2016(日経BPムック)
楽天:すべてわかる仮想化大全 2016(日経BP Next ICT選書)【電子書籍】
まとめ
Citrix社の参考書は英語のモノが多いのですが、図が豊富なものが多いので英語が苦手でも何となくは読める感じです(体験談)。もしかすると日本より海外で強いのかもしれませんね。
ともあれぜひCitrix本を読んで、仮想化技術を身に着けていきましょう。
関連記事
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◆VMware本についてはこちら
・VMWareのオススメ本まとめ
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