周木律さんの小説『堂シリーズ』の読む順番をまとめていきます。
2019年2月15日に最終巻『大聖堂の殺人』が発売予定とのことで、今まさにクライマックスのシリーズです。
目次
周木律『堂シリーズ』とは
まずは、周木律さんの小説『堂シリーズ』について簡単に紹介していきます。
堂シリーズは『〇〇堂の殺人』というタイトルの通り、すべてクローズドサークル(閉鎖的状況)の中で殺人事件が起こります。
そしてすべての巻に見取り図がついていて、読みながら本格推理を自分でも楽しめるという作品です。
ストーリーとしては、探偵の数学者・十和田只人がクローズドサークルで起こる殺人事件を解決していくという王道な物語ですが、トリックがかなり大掛かりだったりと毎回驚かせてくる作品でもあります。
主人公が目まぐるしく変わったりと、展開が速くてかつ斬新なのも特徴です。
ただ、文章がやや理系的でかつ難読漢字が多いので、ミステリー初心者には向かないかも。
周木律『堂シリーズ』の読む順番
続いて、周木律さんの『堂シリーズ』の読む順番をまとめていきます。
現在刊行中の作品は以下の通り。
1.『眼球堂の殺人 ~The Book~』
2.『双孔堂の殺人 ~Double Torus~』
3.『五覚堂の殺人 ~Burning Ship~』
4.『伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~』
5.『教会堂の殺人 ~Game Theory~』
6.『鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~』
7.『大聖堂の殺人 ~The Books~』(2019年2月15日発売予定)
では、それぞれの巻のあらすじを簡単に紹介していきます。
第1巻.『眼球堂の殺人 ~The Book~』
堂シリーズ第1巻の『眼球堂の殺人 ~The Book~』では、数学者・十和田只人(とわだただひと)がジャーナリスト・陸奥藍子(むつあいこ)とともに、世界的な建築家の作った「眼球堂」に招かれます。
そこで、殺人事件が発生し、十和田たちは生き残るために調査を始める…
というストーリー。
第2巻.『双孔堂の殺人 ~Double Torus~』
シリーズ第2巻『双孔堂の殺人 ~Double Torus~』では、二重階段の館「Double Torus」が舞台となります。
警察庁の宮司司(ぐうじつかさ)が天才数学者・十和田を訪ねて「Double Torus」を訪れるとそこでは密室殺人が発生し、容疑者は何と訪ね人の十和田だった…
というストーリー。数学うんちくも前巻よりもパワーアップしています!
第3巻.『五覚堂の殺人 ~Burning Ship~』
シリーズ第3巻の『五覚堂の殺人 ~Burning Ship~』では、「五覚堂」という館が舞台。
この館を訪れた十和田が、館に設置された監視カメラに写された「事件が発生した際の映像」を見ながら密室殺人を推理していきます。
事件に居合わせずに映像を見て推理という手法が斬新ですね。
第4巻.『伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~』
シリーズ第4巻の『伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~』では、宗教団体の跡地のある伽藍島が舞台。
講演会のために伽藍島を訪れた十和田たちが事件に巻き込まれていきます。
第5巻.『教会堂の殺人 ~Game Theory~』
シリーズ第5巻の『教会堂の殺人 ~Game Theory~』では、物語が加速します。
訪れたものを死へいざなう「教会堂」を舞台に、警察庁の宮司司(ぐうじつかさ)と妹の百合子が事件に巻き込まれていきます。
ターニングポイントとなる巻なので読み飛ばしは厳禁。
第6巻.『鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~』
シリーズ第6巻の『鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~』では、全面鏡張りの鏡面堂を舞台に、宮司百合子が残された手記をもとに、26年前に起きた連続殺人事件を推理していきます。
シリーズ最終巻へつながる引きを作る1冊。
第7巻.『大聖堂の殺人 ~The Books~』
シリーズ最終巻の『大聖堂の殺人 ~The Books~』では、北海道の孤島に聳え立つ大聖堂を宮司百合子が訪れます。
そこは百合子の両親が命を落とした因縁の場所でもあり、再び不可解な殺人事件が発生する…
というストーリー。
終わりに
ここまで簡単にではありますが、周木律さんの堂シリーズの読む順番をまとめさせていただきました。
2019年2月15日に最終巻が発売!というところだけ覚えていってもらえればと思います。
推理好きな人はぜひ読んでみてください。
では、皆様。良い読書ライフを。
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