真山仁さんの『ハゲタカシリーズ』原作小説の読む順番をまとめていきます。
よろしくお願いいたします。
目次
真山仁『ハゲタカシリーズ』とは
まずは真山仁『ハゲタカシリーズ』とはどんな物語なのかを簡単に紹介していきます。
ハゲタカシリーズはバブル崩壊後の日本を舞台にした経済小説です。
外資系バイアウト・ファンド(ハゲタカファンド)マネージャーの鷲津政彦、および銀行員から企業再生家(ターンアラウンドマネージャー)の芝野健夫らが不良債権処理や企業買収を行っていくというストーリーとなっています。
日本ではイメージの悪いハゲタカファンドの企業を再生するという側面に着目して描いた作品です。
真山仁『ハゲタカシリーズ』原作小説の読む順番
続いて真山仁『ハゲタカシリーズ』原作小説の読む順番をまとめていきます。
現在刊行中の作品は以下の通り。
それぞれの概要を紹介していきます。
1.ハゲタカ
まずはシリーズ第1巻の『ハゲタカ』はシリーズ導入編です。
ニューヨークのファンドで「ゴールデンイーグル」の異名を持つ凄腕ファンドマネージャーの鷲津政彦が、外資系投資ファンド「ホライズン・キャピタル」の代表取締役として日本へ帰国したところから物語がスタート。
ハゲタカファンドによる企業再生が描かれます。
2.ハゲタカII
続いてはシリーズ第2巻の『ハゲタカII』では、1年の海外放浪から帰国した鷲津政彦は、部下のアランの訃報を知る。
彼が最後に追いかけていた繊維業界の老舗企業・鈴紡の案件を鷲津が引き継ぐも、鈴紡は元銀行員の芝野健夫を雇い入れており、鷲津らのハゲタカファンドと対立する構えで・・・
というストーリー。
3.レッドゾーン
続いてはシリーズ第3巻『レッドゾーン』では、中国の国家ファンドによる日本最大の自動車メーカー・アカマ自動車の買収がテーマとなります。
アカマ自動車は中国ファンドに取られるくらいなら!とハゲタカファンドの鷲津に助けを求めるが・・・
というストーリー。
4.ハゲタカIV グリード
続いてはシリーズ第4巻の『ハゲタカIV グリード』では、リーマンショック寸前のアメリカが舞台となり、国を跨いだ企業買収戦争が描かれます。
5. シンドローム
続いてはシリーズ第5巻の『シンドローム』です。
この作品では買収王の鷲津が、電力会社の買収に乗り出します。
しかし、首都電力に狙いを定めて買収を仕掛けようとした矢先に東北を襲う大地震と津波、そして史上最悪の原発事故が発生し・・・
というストーリー。
番外編1.ハゲタカ4.5 スパイラル
続いては番外編として、まずは『ハゲタカ4.5 スパイラル』です。
本書は、芝野に事業再生家として歩むきっかけを与えた恩人である天才発明家の藤村が急逝し、彼の残した町工場を芝野が再生するというストーリー。
番外編2.ハゲタカ2.5 ハーディ
続いては日本を代表する大手クラシックホテルの日光ミカドホテル創業者の長女・松平貴子が主人公の『ハゲタカ2.5 ハーディ』です。
経営不振に陥った日光ミカドホテルは世界的なリゾート会社のリゾルテ・ドゥ・ビーナス傘下に入ります。そしてビーナスからミカドホテル返却の条件として提示された目標値を達成するために貴子が奮闘するも・・・
というストーリー。時系列的に少なくとも2巻を読んだあとに読むとよいです。
終わりに
ここまで真山仁『ハゲタカシリーズ』原作小説の読む順番をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
ハゲタカファンドというイメージが先行しがちな業界について詳しく書かれた本となっています。
経済小説好きな人はぜひどうぞ!
ではまた。良い読書ライフを!
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