今日本屋に行ってふと目についたのが、「会社を後継者にうまく引き継ぐ」本でした。
経営者はよく本読むし、経営者最大のなやみの一つは後継者問題だしなーと思って飛ばしてちょっと隣の棚を見ると、そこにも事業引継ぎ本が。
おいおいおい何冊あるんだ、と思ってみてみると結局その本屋には3冊の後継者問題に関する本がありました。
ちょっと気になってぱらぱらと読んで、なんとなくわかったそれぞれの本の違いとかをまとめていきます。
目次
事業を後継者に引き継ぐ本のおすすめまとめ
今回紹介していきたいのは、以下の3冊です。
・円満承継バイブル
・事業承継のコツとツボがゼッタイにわかる本
・会社を後継者にうまく引き継ぐ方法
それぞれを簡単に紹介します。
家業の引継ぎ方法に詳しい!円満承継バイブル
まずは『円満承継バイブル』という本から。
この本では、主に家族経営の会社について親から子に継承する上でのポイントについて書かれています。
本書によると家業の引継ぎがうまくいかないパターンとしてよくあるのは以下の3つだそうです。
・創業者の手腕が圧倒的
・古参が先代を支持
・子が温室育ちで頼りない
どれもありそうですね。
特に2つ目のがもっとも厄介で、古参の社員が、社長が辞めるんだったらおれも辞めるぞー!とか言い出したらもはや家族の問題だけでなくなるので、かなり大変ですね。
そうならないように、古参社員の信頼を勝ち取ると同時に、従業員もしっかり若手を育てる必要がありそうです。
ただ、課題があるからといってだらだらと引き継ぎのタイミングを逃すと会社の価値は下がる一方。
適切なタイミングでスパッと代を変えることが重要と著者は言います。そしてそのための適切な引き継ぎをするための注意点や実際の事例などが書かれています。
家業の引継ぎでお困りの社長におすすめの1冊。
法律がわかる!事業承継のコツとツボがゼッタイにわかる本
続いての『事業承継のコツとツボがゼッタイにわかる本』では、主に事業を後継者に引き継ぐ際の法律面のお話しが書かれています。
書類上で行うべき手続きや、提出すべき書類、税務上の有利になる引き継ぎの仕方などを教えてくれます。
堅苦しく難しい内容に思われがちな法律ですが、本書では、目次をむちゃくちゃ細かく区切ってそれぞれの項目を細かく説明してくれているのでかなりわかりやすいです。
引継ぎ元と引継ぎ先の両者合意はとれていて、ただ実務的な面が分からないという人にオススメ。
引く継ぐ前の下準備!会社を後継者にうまく引き継ぐ方法
最後は『会社を後継者にうまく引き継ぐ方法』という本です。
この本は、主に事業を後継者に引き継ぐ前に現社長がやっておくべき制度上の整理整頓について書かれています。
例えば創業メンバーだけのときはなあなあでやってきた人事制度だとか、昇級のルールとか、そういったところをきっちりとさせてから引継ぎをすることが重要になります。
その辺をうやむやにしたまま事業を引き継ぐと後でトラブルのもとになるからです。
特に新しい社長は、いきなり制度の改革などはやはりやりづらいもの。
その辺の制度の整理はやはり勝手のわかった現社長の最後の大仕事になるみたいですね。
飛ぶ鳥後を濁さず、をもっとーにしている社長におすすめ。
終わりに
社長向けの本とかすごいいっぱいあるのを見ると、社長ってやっぱり結構悩み多き職業なのかなと思います。
事業経営に、資金繰りに、後継者問題まで、いろいろ一人で解決するとなると、やはり常人よりも人間的に大きい人が多いのも納得だなと事業継続本を見ていてそう感じました。
P.S. ただ、こういう本って社長でなくても、例えば部活の世代交代とか、部署移動のときの後任者への引継ぎとかにも使える面がありそうだな、とも思います。
ちょっと最近引き継ぎあるかも、という人は社長でなくても読んでみると面白いかもです。
という機会は本好きには多いかと。
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