「会社を辞める。」
一昔前であれば、「なんだそれは!清水の舞台から飛び降りるような一大事だ!」と言う感じですが、最近はやや事情が変わってきています。
現在でいうと、私見ですが「中学、高校で部活を辞めるのとちょうど同じくらい」じゃないかと思っています。
ふと思っただけなんですが、検証してみると意外とそんな感じなのではという気がしています。
以下でその理由を解説していきます。
「桐島、会社辞めるってよ」と言われるインパクトは部活辞めると同じ
「桐島(仮)、会社辞めるってよ」という話を聞いたとき、どんな感想を抱くでしょうか。
もしあなたが桐島の同期であれば、「え、マジで!なんで?」みたいな驚きはあることかと思うし、特に同じ部署で仲がよければ、相談に乗ったり、「いや、辞めるなよ!」と止めたりすることもあるかと。
ただ、逆に部署(部活のような感じのイメージ)が違ったり、同じ部署でもそこまで仲良くなければ、「そうなんだー」くらいで終わるかと。
まとめると、辞める人(ここでは桐島とする)の知り合いには等しくちょっとした衝撃を与えるものの、まあ仲良くなければそうなのかーで終わる。
これって高校とかのクラスで誰かが部活を辞める時と同じだなと思います。
桐島が会社を辞める理由は部活を辞める理由と大体同じ
で、インパクトのほかでも「部活辞める」と「会社辞める」の類似点を見つけました。
それは「辞める理由」です。
部活を辞めるときにも、その理由はまちまちですが、実は会社を辞めるときと似通っています。
例えば部活を辞める理由としては、以下のようなものがあります。
・勉強に集中したい
・練習きつい、休みが欲しい
・嫌な先輩がいて、同期と合わなくて
・顧問と合わなくて
・恋人ができた
・レギュラーになれそうにない
・学外のクラブチームに行く
・人生に迷った
で、これらは大体全部会社を辞める理由と1対1で対応できます。
・勉強に集中したい(学生の本分に集中したい)→暮らすことに集中したい(給料が低くて無理!)
・練習きつい、休みが欲しい→ブラック、長時間労働に疲れた!
・嫌な先輩がいて(共通)
・顧問と合わなくて→上司と合わない!
・恋人ができた→結婚した
・レギュラーになれそうにない→幹部候補、出世コースから外れた
・部活を辞めて学外のクラブチームに行く→会社を辞めて起業する
・人生に迷った→インドへ旅立つ
まあ、若干スケールとかニュアンスが違ったりもしますが、だいたい同じかなと思います。
なので、逆説的に考えて、部活をすぐやめた人がもし大人になっても何も成長していなければ、会社を辞める可能性は高いと言えるかも。
企業が体育会系を求めるのは、もしかしたら部活を辞めなかった実績を評価しているのかもしれない。
部活を辞めた桐島とズッ友でいるコツは、友情の冗長化だ!
じゃあ、そんな感じで桐島(仮)が、部活とか会社を辞めるときに、残された私たちはどうすればいいのか?
要は、「どうすれば、ズッ友でいられるのか?」
という点について解説します。
コツは、桐島(仮)と部活(会社)以外の話ができる仲になっていること。
例えば将来はパティシエになるという夢を語り合っていれば、部活を辞めたあともちょくちょくあってその進捗が気になるところだし、一緒にバーベキューをしたり離島巡りをする仲なら、そっちのつながりは残る。
そんな感じで、友情の冗長構成(回路が2つあること)を取っておくことが、辞め行く桐島とズッ友でいるコツです。
もともと仲が良かったのに環境が変わり疎遠になるケースとしては、どちらかがクソつまらない人間に成り下がった場合を除けば、ほぼ原因は共通の話題がなくなること。
学校の部活とか会社の仕事、というのは強力なツールですが、それに頼りすぎては真の友情は築けない。
もし、会社や部活を辞める桐島(仮)が周りにいる人は、ぜひこれまでしなかった話をしてみるのもいいのではないでしょうか?
終わりに
どこから桐島出てきたねん、と思った人は、まず『桐島、部活辞めるってよ』を読んでみよう!
まあ桐島(仮)さんのように、人生の転機を迎える友人を持つ人はそこそこいるかなと思うので、そんな時は桐島を思い浮かべつつ、イイ感じに対応していきましょう。
ではまた。良い読書ライフを。
※実在の桐島さんとは関係ありません。
という機会は本好きには多いかと。
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