ルパンの娘シリーズの第2巻「ルパンの帰還」を読んでみました。
以下にあらすじとか感想をまとめていきます。
後ついでに第3巻「ホームズの娘」の予告も軽くします。
目次
ルパンの娘シリーズ第1巻~2巻のあらすじ。
この『ルパンの帰還』はルパンの娘シリーズの第2巻なので、第1巻のおさらいも兼ねて、簡単にあらすじを。
なので第1巻のネタバレにはなってしまいます。苦手な人はこっちへどうぞ。こっちはネタバレなしでシリーズの解説をしてます。
じゃあ、後の人は大丈夫ということで始めていきます。
第1巻で、怪盗一家Lの一族の三雲家の長女・華と、警察一家・桜庭家の次男・和馬。
2人は両家に反対されつつも、いろいろあって結局結婚を許された。
めでたしめでたし、というのが第1巻のあらすじです。
で、となった後の世界観がこの第2巻です。
この第2巻では第1巻から時が3年くらい流れて、籍は入れていないものの、2人は結婚し、保育園に通う一人娘もできています。
となれば、幸せそうだし平和そうだし、もう特に語るようなことも起きないのでは?と思っていたら、第2巻で夫の和馬の勤める警察へ大物ルーキーが配属されてきます。
そのルーキー・北条美雲は京都にある老舗探偵事務所・北条家の娘であるとのこと。
祖父は昭和のホームズ、父は平成のホームズと呼ばれ、その娘である美雲も令和のホームズになるかと思ったら、なぜか警察になったという事情だそうです。
で、入社試験の成績が、あまりにも優秀すぎるために捜査第一課へ異例の配属となっています。
探偵、怪盗、警察とこれで役者が揃ってしまい、揃ってしまったら何も起こらないはずもなく・・・
で、小さな事件をいくつか解決した後、ついにバスジャックが発生します。
そしてその人質には和馬の妻の華とその娘の杏も巻き込まれており・・・
というストーリー。
第2巻の新キャラ「美雲」はホームズ一家のお嬢
第2巻から新登場のキャラとしては、ホームズ一家の一人娘・美雲が挙げられます。
名前が偶然、華と一致していますね(漢字は違いますが)。
で、このホームズの娘の美雲はどんなキャラなのか、という話ですが、簡単にまとめるとこんな感じです。
・すごく美人、モデルみたい
・推理と調査力は新人離れしてる
・それ以外はドジっ娘
・早く捜査に参加したくてウズウズしている
推理はすごいけど、他はまだまだみたいな設定。なんにもないところで転んだりとか、そんな感じです。
なんでなのか、いまいち理由は書かれていないですが、多分推理に集中しているんじゃないかと補いました。
こっそり本家からついてきたお付きのじいみたいな人を捜査に使ったりと、新人離れしたパフォーマンスを発揮し、なんとか事件の捜査に入れる機会を狙っていきます。
帰ってきたルパンの感想・バスジャック事件とその後の伏線がうまい!
ここからが感想になります。ネタバレあります。気をつけてください。
で、本書を読んで思った内容としては、バスジャック事件が解決した後の次巻への引きがうまいな、ということ。
バスジャック事件は、なぜか現金の受け渡しだけがお粗末で、なんとか人質を解放して解決となったんですが、その真犯人の目的はなんだったのか、そもそも真犯人は誰なのか、というところが本巻での最後の謎になります。
犯人の目的に関しても実はお金が目的じゃない、みたいなのもうまいなと思ったし、真犯人にしても、最後に、Lの一族の元エースとも言える破門された人物がいて、それが無期懲役だけど取引により脱獄したというところが今回の引きでうまいなと思いました。
これまたすごい人物が出てきたなー、次回も読まなきゃやん。
とまんまとやられました。
次回予告!第3巻は「ホームズの娘」主人公は美雲か?
で第3巻ですが、実はタイトルはもう決まっているみたいで、「ホームズの娘」となるそうです。
最後にLの一族の一人に恋をした美雲が中心となるストーリーが予測されますね。
脱獄したLの一族のエース・レイさんも絡んできそうだし、娘の恋話となればホームズ一家の面々も絡んできそうだしで、みつどもえにもなりそうで、展開がなかなか読めないところ。
自分はまんまと引きにやられているので、まあ第3巻も発売日に買おうかなと思っています。
終わりに
ここまでルパンの娘シリーズ第2巻「ルパンの帰還」についてレビューを書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
実は自分、あんまり警察小説を最近読んでいなかったので、久々の捜査でかなり楽しめました。
トリックをじっくり解くという本格ミステリー小説とは違った、臨場感を持ちつつ、タイムリーに事件を解決していく展開です。
ぜひ読んでみてください。
ではまた。良い読書ライフを!
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。