最近『恐い間取り』という本を読んでから、間取りについて考えるようになりました。
そして、いろいろと調べていたら間取りについての本がいろいろあったので、ちょっとまとめてみようかなと思います。
恐い間取り
「事故物件住みます芸人」として活動中の松原タニシさんが、巷で噂のへんな間取りの部屋に赴き、部屋にまつわる怖い話をまとめたのが『恐い間取り』です。
本書では、不動産屋からの紹介という形で現地に赴くことになりますが、その不動産屋がなかなか迫力があります。
2LDK2万円など破格な値段の物件について、その理由を訪ねると、「理由については、2文字でしか言えませんが・・・」と前置きしたうえで出されたワードは、自殺、殺人、病死。
確かに2文字ですね。
犯人が生きている殺人が、やがて戻ってきそうで一番怖いなと思いました。
心霊写真の写る部屋、住むとひき逃げに逢う部屋など、本書ではいろいろ紹介されています。
とにかく安く住み見たい人や、涼みたい人にオススメです。
へんな間取り
続いては、思わずツッコミをいれたくなるような変な間取りの部屋を紹介したこちらの1冊。
その名の通り、扉が開かない部屋、二等辺三角形の部屋、ベランダに風呂場がある部屋など、どうやって住めばいいのかわからない『ヘンな間取り』を紹介していく内容です。
個人的には、ドアが開かないとかそういう実害がある系でなければ、二等辺三角形の部屋とかは逆に住んでみたい感がありました。
シリーズものになっているみたいで、続編も出ています。
変わった間取りに興味がある人にオススメです。
名作マンガの間取り
続いては、名作漫画に出てくる主人公たちの部屋の間取りを紹介していくというかなりマニアックな本、こちらの『名作漫画の間取り』。
設計士である著者は、漫画やアニメの背景として描かれる主人公たちの住まいを、その断片的な情報をかき集めて再演したというから驚きです。
紹介物件は以下の通り。かなり有名どころを抑えている印象があります。
【紹介物件】
『NANA』二人のシェアルーム
『海街ダイアリー』香田邸
『時をかける少女』紺野邸
『宇宙兄弟』南波邸
『3月のライオン』川本邸
『しろくまカフェ』しろくまカフェ
『けいおん! 』平沢邸
『銀の匙 Silver Spoon』御影邸
『究極超人あ~る』
『新ドラえもん』野比邸
『美味しんぼ』山岡邸
『スラムダンク』赤木邸
『アルプスの少女ハイジ』アルフ・オイ邸
『ナニワ金融道』株式会社帝国金融
『めぞん一刻』一刻館
など
アニメ、マンガマニアは必見の1冊。
Amazon:名作マンガの間取り [新版]
楽天:名作マンガの間取り [新版] [ 影山明仁 ]
似た本で『映画の間取り』という本もあります。
こちらではローマの休日、ティファニーで朝食を、などの名作映画で出てくる部屋の間取りを家賃付きで解説!
『ティファニーで朝食を』の主人公の住む部屋はマンハッタンの一等地なので、1LDKでなんと2億円だそうです。
ハッピーな間取り
最後は比較的真面目な間取り本について。
本書『早く家に帰りたくなる!最高にハッピーな間取り』では、主婦に嬉しい家事動線のよい間取り、子供が喜ぶ愉快な間取り、などを紹介していく内容です。
実際に顧客に提案している間取りを紹介しているため、奇抜なものは少ないですが、しっかり地に足がついた理想のマイホームを描き出してくれます。
著者の語り口がナルシスティックでウザいという説もありますが、内容は面白いと思います。
マイホームを考えている人にオススメです。
終わりに
不動産業でもなければ、 普段からあまり間取りを眺める機会はないかもですが、たまに眺めると結構夢が広がって面白いのが間取りの魅力ですね。
一人暮らしを始めようというときや、マイホームを建てようというときにすらっと理想の間取りが頭に浮かぶように、必要となる前から間取りを勉強しておきましょう!
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。