槇野・東條シリーズの読む順番をまとめていきます。
よろしくお願いいたします。
目次
吉田恭教「槇野・東條シリーズ」とは
まずは、吉田恭教「槇野・東條シリーズ」の概要を紹介します。
「槇野・東條シリーズ」は吉田恭教さんによるミステリー小説シリーズ。
警察を追われ、探偵となった主人公・槇野と女性刑事の東條有紀のコンビで事件を解決していくというストーリーで、たいていは探偵として人探し系の依頼を受けていると、その裏に隠された事件がありそれに巻き込まれていく!という流れです。
著者の作品としてオカルト色の強い作品が多いですが、本シリーズは正統派のミステリーとなっています。
また、これは余談ですが、著者の吉田恭教さんは小説家であり漁師でもあるという変わったキャリアの持ち主で、作品内でも漁師を絡めたエピソードがたまに出てきたりもします。
吉田恭教「槇野・東條シリーズ」の読む順番
続いては吉田恭教さんの小説「槇野・東條シリーズ」の読む順番をまとめていきます。
現在刊行中の作品は以下の通り。
1.『可視(み)える (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)』(改題後→『凶眼の魔女 (実業之日本社文庫) 』)
2.『亡者は囁く (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)』
3.「鬼を纏う魔女」
4.「化身の哭く森」
それぞれのあらすじをまとめていきます。
1.『可視える』(改題後→『凶眼の魔女 』)
まずはシリーズ第1巻の『可視える』です。文庫版では加筆修正を加えた改題版である『凶眼の魔女』というタイトルになっています。
「幽霊画の作者を探して欲しい」という依頼を受けて私立探偵の槙野が島根まで足を運び、そこで幽霊画を無事発見するも、一年後に発生した連続殺人事件に巻き込まれてしまうという内容です。
幽霊画がテーマですが、内容はちゃんとしたミステリー小説となっています。
2.『亡者は囁く』
続いてはシリーズ第2巻の『亡者は囁く』です。
本作では「25年前に一度だけ会った女性の消息を知りたい。」という依頼を盲目の天才バイオリニストから受け、この調査を進めるうちに事件に巻き込まれていきます。
3.「鬼を纏う魔女」
続いてはシリーズ第3巻の『鬼を纏う魔女』です。
本作では、主に警察側の話で警視庁捜査一課の東條がメインで私立探偵の槙野はわき役となります。
ストーリーとしては、渋谷区宮益坂で発生した通り魔事件に巻き込まれた被害者4人のうち、唯一生き残った女性を調査するというもので、彼女の身元を調査するうちに怪しげな団体の影がちらつき…
というお話です。サイコホラー系なので苦手な人は注意!
4.「化身の哭く森」
続いてはシリーズ第4巻の「化身の哭く森」です。
本作では、「入らずの山」と呼ばれる地に入った大学生たちの下山後の不審死を調査します。
彼らの死は禁断の地に入った報いなのか、それとも…
というストーリー。
5.「亡霊の柩」
シリーズ第5巻の「亡霊の柩」では、鏡探偵事務所に養護施設の園長から人探しを依頼されます。
人探し自体はすぐに見つかったものの、その人物はすでに亡くなっており、その死因について再調査を行っていくと…
というストーリー。主人公・槙野が警察を辞める原因となった事件についても切り込んでいきます。
終わりに
ここまで吉田恭教さんの小説「槇野・東條シリーズ」の読む順番と各巻のあらすじをまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
本作は「初めは別件の依頼を受けて、調査すると実は別の事件につながっている!」という設定の作品が多いです。
そういう静かな立ち上がりからの怒涛の展開!みたいなのが好きな人にオススメの作品。
機会があればぜひ読んでみてください。
ではまた。よい読書ライフを!
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