お疲れ様です、実はマーケティング系の本をコツコツと読み溜めてきたたkるです。
今日は、マーケティングを学ぶオススメ本を紹介していきます。
目次
最新のマーケティングのおすすめ本まとめ
まとめます。
新刊本レビュー「東京エリア戦略」とは?チェーン店の経営戦略の違いを知れる本です。
というわけで、本書「東京エリア戦略」について解説していきます。
本書では、東京エリアにおけるチェーン店の出店戦略を解説した一冊となっています。
本書を読むと、
- スタバとセブンが同じ位置に存在しない理由
- ウーバーイーツって何がすごいのか
- 上島珈琲店とスタバの違い
とかを知ることができます。
そして、このエリアなら次のこの店舗が攻めてきそうだな!みたいな未来予知も可能になります。
そんな一冊です。
では以下で、本書で学んだ内容についていくつかピックアップして紹介します。
「東京エリア戦略」で学んだ外食出店戦略のコツと違い
本書で学んだ内容を紹介していきます。
◇顧客のライフスタイルの変化に対する2つの戦略
まずはふわっと全体的な戦略の話なんですが、これが結構なるほどなと思ったので紹介します。
で、それが何かというと、顧客のライフスタイルの変化に対する企業側の対応の仕方について。
つまり例えば、若者向けの業種のお店があったとして、黎明期にお得意様だった若者たちが大人になった時、そのままの営業スタイルをしているとやがて顧客は減っていきます。
で、この時にどうするかというと、2つの施策があります。
- 次の世代の若者に合わせて変化する
- 前の世代の若者のライフスタイルの変化に合わせる
このどっちかです。
どっちにしても、どっちかは捨てなくてはいけないところで、どっちを選ぶかが重要になります。
・次の世代の若者に合わせて変化する
⇨「俺たちの好きだった○○はもうない!」と前の顧客に言われる
・前の世代の若者のライフスタイルの変化に合わせる
⇨「○○?おっさん、おばさんの行くところやん!」と次の世代の若者に言われる
割と重要な経営判断ですね。
◇スタバとセブンが揃わない理由
スタバもセブンも人口の多いところに出店する戦略をとっています。
しかし、その両者は意外と同じ場所にはなかったりする。
その理由は以下の通り。
- スタバは日中人口を重視する
- セブンは夜間人口を重視する
うちの近くだと、西五反田だけはセブンとスタバが隣り合っているんだけど、そういえば確かにあんまり競合しないなーと思いました。
ちなみにセブンもスタバもその業種の中ではかなり強い企業で、セブンはローソンやファミマよりも1店舗当たりの1日の売り上げが10万円くらい高く(65万円くらい)、スタバもテイクアウトが半分くらいを占めているため、売り場面積が狭くても出店できるという強みがあるとのこと。
・・・スタバのコーヒーってまずい気がしていたからこれは意外・・!確かに常連っぽい人はカスタマイズしてるからそれは美味しいんだと思う。
◇ウーバーイーツが強い理由
ウーバーイーツって最近めっちゃ東京では流行りなんです。
もう道を歩いていると、だいたいウーバーイーツの四角い緑のリュックを背負ったチャリを見かけるくらい。
で、このウーバーイーツなんですが、何が強いんか?というのが本書を読むとわかりました。
強い理由、それは店舗がお抱えのドライバーを必要としないという点でした。
どういうことかというと、ピザチェーンなどを考えていただくとわかりやすいと思うんですが、宅配をしようと思ったら、だいたい自社でバイクとか運転手を用意しておく必要がありました。
しかし、ウーバーイーツを使うと、そんな感じの初期投資は不要。ウーバーイーツーに登録したフリーのドライバーが運んでくれます。
しかもウーバーイーツはエリアを○○区とかの縦割りで分けてはいないようで、詳しくは非公開らしいんですが、店舗からの距離と需要により流動的に配送料が決まるみたいなんです。
これにより、県の境目とかにいるお店でもいい感じに配達ができるようになり、そこも強みだそうですね。
ちなみ、このウーバーイーツに最も脅威を感じている業界ピザチェーンだそうで、これまでは人目につかない2等地以下の位置に居たのが、露出を増やすため、1.5当地当たりに出店したりと工夫を凝らしているとのこと。
へー
◇エニタイムフィットネスだけじゃない!ジム事情
ジムも従来のプールありの大型店舗から、小型化が進んでいます。
具体的にはエニタイムフィットネスが有名で、国内700店舗、世界で見ると4500店舗を展開。
フィットネス界の雄です。
で、このエニタイムフィットネスの何が強いかというと、月額6800-7800円という安価さと24時間営業で、これを可能にしたのが初期投資の少なさだといいます。
元々のジムはプールがあったそうなんですが、このプールの投資のコスパが悪いそうで、一回作った後も定期的に再投資が必要なんだとか。
これを省いたことで、安価を実現したそうです。
また、エニタイムフィットネス以外でも女性専用のジム「カーブス」というのもあり、こちらはなんと国内2000店舗。
で、このカーブスの成功の秘訣は年齢層の高い女性にフォーカスしたことで、これにより、短時間(年齢層の高い女性は深夜出歩かない)でも収益を挙げられているとのこと。
地域のコミュニティとしても機能して強いんだとか。
・・・へー
◇モチベの高くないたこ焼き、たい焼きの戦術!タピオカと違う
後面白かったのが、たこ焼きチェーン、たい焼きチェーンの話。
たい焼きとかたこ焼きってあれば食べたいけど、たこ焼き目当てで買いに来る人はほとんどいないというユーザモチベの低い商品なんだそうです。
そこで、ちょうどたこ焼きがちょっと食べたい気分の人を逃さない戦術が重要で、そのために省スペースでも一等地を狙っていくとのこと。
ただ、タピオカはインスタ映えとかを狙う客が多いので、同じ戦略をとった店舗は軒並みやられている。(壁とか周りの風景との調和も重要)
・・・この辺、なるほどなと思った。
後東京メロンパンとかもたこ焼き、たい焼きと同じ戦略をとってそうだなと思う。
終わりに!東京エリア戦略を読んで外食マスターになろう!
こんな感じで、外食系の出店戦略を知れる面白い本でした。
東京にいないとイマイチ実感がないかもですが、東京に住んでいると「めっちゃわかるー、確かにあのエリアそんな感じだわ!」みたいな本です。・
東京都内に近い人はぜひ読んでみてください。
「ポチらせる文章術」ネットコピーのおすすめ本レビュー
「ポチらせる文章術 カリスマライターが教える共感してもらう全てに効くネット文章術」という本についてレビューをしていきます。
動画版も作りました↓
本書では、「コピーが読まれないのはそもそもの提案がしょうもないからだ!」として、ユーザーに届く提案のコツについて解説しています。
この本がおすすめな人としては、以下のような人かなと思います。
- 読まれるコピーを描きたい人
- 商品の新たな魅力を見つけたい人
- 会話型の文章が好きな人
では以下でもう少し詳しくみていきましょう。
「ポチらせる文章術」とはどんな本なん?コピーライティングの入門書です。
まずは「ポチらせる文章術」とはどんな本なのか、という点について紹介していきます。
ジャンルでいうと、この本はコピーライティングに関する本です。
コピーというのは、パクることではなく、マーケティング用語で、広告の見出しのこと。
キャッチコピーとかそんな感じの意味です。
本書では、そんな広告のコピーの書き方について、どうやったら狙ったユーザーに訴求できるか!とか、読まれるコピーの書き方は?みたいなところが書かれています。
特に、どう書くか?よりも誰に、何を書くか?という「提案」の部分を重視していて、そこの見極め方が詳しいです。
以下では本書で個人的に学びになった内容を紹介します。
「ポチらせる文章術」の学び
では本書「ポチらせる文章術」で学んだ内容をまとめます。
紹介する内容は以下の通りです。
- 読まれる提案の作り方
- 会話型の本を素早く読む方法
- アイキャッチコピー術
ではそれぞれ紹介します。
◇読まれる提案の作り方
まずは本書のメインコンテンツとなる「読まれる提案の作り方」についてです。
本書では
「読まれないのは、提案がしょうもない内容だから。読まれる提案があれば、その広告は80%成功している」
として、読まれる提案の作り方について書かれています。
では読まれる提案ってどうやって作ればいいのか?という話ですが、以下のステップで作ります。
前提:[欲しい人を探し、欲しいものをうる]
- ステップ1:売りたい商品の特徴とメリットを深堀りする
- ステップ2:そのメリットが響く新たなターゲットを見つける
- ステップ3:そのお客さんに伝わるベネフィットを考え、刺さる言葉を選んで訴求する。
メリットとベネフィットは意味がちょっと違っていて、メリットはその商品のいいところ(安いとか美味しいとか)で、ベネフィットはその商品を使うことによって得られるビジョンのこと。
痩せてモテモテになる!とかそんな感じのやつです。
本書では、メリットではなくベネフィットで訴求することを繰り返し書かれています。
◇アイキャッチコピー術
2つ目は本書の中盤くらい(確か第4章)で書かれていた内容ですが、アイキャッチのコピー術についてです。
コピーライティングの本で、読まれる文章の書き方、みたいな本は多いですが、画像に言及しているという点で、本書は特異性があります。
いいなと思ったのは、
予備校のチラシとかで、キャッチコピーのすぐ下にお客さん(合格者)の顔写真とかのアイコンを置いているスタイル。
これも一種の権威性で、ユーザーの顔がすぐ見えることで、コピーを読まれる率が上がるんだそうです。
・・・メモメモ。
後はよくある手法ですが、ビフォアとアフターを並べ合わせたりとかも有効!
みたいな感じで学びを得ました。
終わりに。「ポチらせる文章術」はコピーライティングのULSSAS本である
ここまで「ポチらせる文章術 カリスマライターが教える共感してもらう全てに効くネット文章術」について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
本書は、会話形式で進む本でとっつきやすく、かつ内容は網羅的でわかりやすいというコピーライティングのULSSAS本といった感じでした。
読まれるコピーを描きたいけど全然コツがわからない!という人におすすめの1冊です。ぜひ読んでみてください。
ULSASS本とは↓
https://nico-read.jp/we-buy-sns/
「ポチらせる文章術」の動画版↓
「売れない時代すぐ売る技術」楽天市場4000万顧客データの破壊力!
楽天市場のプロデューサー・大原 昌人さんによる著作「売れない時代すぐ売る技術」のレビューをしていきます。
動画版も作りました(ちょっと本記事と話している内容違うかも)↓
楽天市場4000万人のデータを基にした他にはないネットショップ成功のノウハウが知れます。
では始めていきます。
大原昌人「売れない時代すぐ売る技術」とは
まずは本書「売れない時代すぐ売る技術」について簡単に概要を紹介します。
この本は、楽天市場のプロデューサー・大原 昌人さんによる著作です。
内容としては、楽天市場で培ったデータ・ドリブン(データ分析した)なマーケティングのやり方とか、楽天での意外な売れ筋商品とか、ページの売り上げを伸ばすデザインのコツとか、そんな感じの内容が書かれています。
ブーメランパンツが夏になると総合5位に入るほどの売れ筋商品であるとか、楽天スーパーセールの広告掲載料はどのくらいとか、そんなことを知れます!
「売れない時代すぐ売る技術」の魅力!楽天市場4000万ユーザの破壊力
そんな本書の中で、何と言ってもすごいのは、1万人以上いる楽天社員の中でも見ることが許される人間は100人もいないという「楽天市場4000万ユーザーの購買データ」を分析している点。
日本ではネットショップはAmazonと楽天の2強で、Amazonはあんまり日本向けに特化した本とかは出してくれないので、日本最大のネットショップのデータを知れるというのは多分本書だけ!
そういう意味で権威性はすごいあると思うし、この本で書かれている成功法則は少なくとも楽天市場の中で通用するノウハウだから、だいたいネットショップならどこでも使えそう(楽天に出すため)だなと思いました。
で、実際データも膨大で、得られたデータの扱い方も面白くて、例えば、熊本地震の時にただ自粛するのでなく、あえて熊本応援プロジェクト!として売り出したことで、被災地の商品も売れて、楽天も売り上げ伸びてWinWinになった!とかの発想の転換とかも学べます。
あと楽天の商品ページがすごい縦長な理由を本書で知りました。
本書で学んだ「売れない時代に売る技術」まとめ
具体的には、以下のようなノウハウを学びました。
- ◆打ち上げを伸ばすコツ
魅了、半額、何時まで、適切な限定数、有料プレゼント - ◆売り上げは訪問数×CV×客単価
結局は基本に忠実に、ABテストを繰り返して改善していくショップが勝つ! - ◆ROAS(売り上げ÷広告費)は150〜250%以上
うまくやると700%とかになることもある! - ◆購入ボタンの鉄則
横幅はページの7割、縦幅は太くしすぎない、色は赤か黄色、ボタンは均等に配置する。 - ◆画像のコツ
売れるかどうかはデザインで8割決まる。文字は読まれないので画像で勝負!画像はスライダー型よりはバナー型。情報は写真の中にモリモリ入れる。
まだまだあるんですが、この辺にしておきます。あとは読んでみてください!個人的にはすごい良い本です。
このサイトの記事にもノウハウを反映していきたい!
終わりに
ここまで簡単に備忘録的にではありますが、「売れない時代にすぐ売る技術」のレビューをさせていただきました。いかがだったでしょうか。
まずは軽く読んでみての感想ですが、情報量も多いし、楽天モール内での伸ばし方!とかLPのノウハウなど、すごくたくさんの学びを得ました。
楽天に売り出している人は必読かなと思います。
ぜひ読んでみてください。
動画版も作りました(ちょっと本記事と話している内容違うかも)↓
【ULSSASとは何か?】レビュー「僕らはSNSでモノを買う」
SNSマーケティングの本でこれいいよーと言われて、「僕らはSNSでモノを買う」という本を読んでみました。
動画版も作りました!
発売された当初に軽くパラパラみた時は軽い本かなーと思って見逃していたんですが、軽いテイストながらも実は意外にも重要な点が網羅された良書でした。
以下で本書のポイントであるUGCとULSSASとは何かについて解説していきます。
「僕らはSNSでモノを買う」の内容!UGCとULSSASについての本です。
まずは「僕らはSNSでモノを買う」という本の内容について、簡単に紹介していきます。
この本では、新人マーケティング担当者(と独立してマナー講師を始めたばかりのフリーランス)の二人が、SNSマーケティングのプロに話を聞きにいきポイントを聞いていくという内容です。
会話形式で文章が構成されているので、ビジネス書の硬い書き方が苦手な人でもとっつきやすいかなと思います。
(自分は逆にビジネス書スタイルに慣れてて、本書は結構読みにくかったですが・・・)
で、内容としてはユーザがSNSなどに投稿したコンテンツ(UGC)とそれを購入やその後の拡散まで繋げるための導線としてのULSSASの2つが重要という話が主に描かれていて、その具体的な方法とかが解説されます。
なので、ウェブ担当者で売り上げを伸ばさなくてはならない人とか、SNSマーケティングを仕掛けていきたい人とかにおすすめ。
【ULSSASとは何か?】レビュー「僕らはSNSでモノを買う」
では本書の具体的な内容を紹介します。
- UGC
- ULSSAS
ポイントとなるのは、この2つです。
それぞれ見ていきましょう。
◇UGC
まずはUGCです。これは、一般的なマーケティング用語ですね。
意味としてはユーザーがSNSなどに投稿したコンテンツを指します。
企業からのプッシュ型の広告に関しては感度が低い現代のユーザーも、実はSNSを通じて友達の投稿を見て商品を買うというケースは多く、このUGCは重要となります。
ちなみに本書では、まだUGCが全くない駆け出しの商品担当者に向けて、ゼロからイチでUGCを作り出す方法とかも書かれています。
◇ULSSAS
UGCは確かに重要。
ただ、それはよく言われていることで特段目新しくもないです。
そこで本書では、UGCは多ければ勝てるとかそんな単純な話でなく、UGCが起きた後にどうやって購買まで持っていくか、の方法についてULSSASという流れで解説!
これがすごくわかりやすいです。
ULSSASって何かと言うと以下の通り。
- UGC・・・ユーザ投稿
- Like・・・いいね!
- Search1・・・SNS検索
- Search2・・・Google検索
- Action・・・購買!
- Spread・・・拡散!
UGCが起きた後、それにいいね!をされて、その中から一定数の人がSNS内で別の人の投稿を探します。
そして、SNS内での様々な投稿を見ていいな!と思ったら続いてウェブ検索を行います。
そこで機能とか評判を確認して、それでも欲しい!と思ったらAction(購買)に移ります。
最後に購入して満足したユーザーはそれをSNSなどに投稿するため、それが当たらなUGCとなり拡散が生まれる。
もしも商品のUGCが多いのにいまいち流行っていないとしたら、ULSSASのどこかに問題が発生している可能性が高く、その止まっているステップに合わせて対策を打っていくことが重要となります。
具体的には、
- UGCを起こしているのが業者のアカウントばかりでないか?
- 企業サイトがショボ過ぎてWeb検索でユーザーが離れていないか
とかそういうのを確認していくことが重要です。インフルエンサーを雇えば流行るってもんでもないみたいですね。
終わりに
本書は軽い文体で書かれていますが、SNSマーケティングの概要について網羅的にまとまっています。
SNSマーケティングよくわからないなーという人はぜひ読んでみてください。
動画版
【レビュー】「東京エリア戦略」外食チェーンの出店を知れる本
東京は世界的に見てもめっちゃ変な街で、人口がこんなに集中することってあんまりないんだそうです。
となると、東京におけるお店の出店戦略も、他にはない独特の戦略が必要となります。
で、その東京エリアにおける出店戦略を網羅的かつ深く解説した一冊が出版されていて、それがこちらの「東京エリア戦略」です。
と思って、購入して見たらやっぱり面白かったので、以下でレビューをしていきます。
「好きの設計図」ブランディングとマーケティングの違いを学ぶ本
「好きの設計図」と言う本を読みまして、これがかなり面白かったので内容をシェアします。
主に、ブランディングとマーケティングの違いとコツを学ぶ本で、特にブランディングの部分が詳しいです。
自分は本書で、ブランディングが出来ていない状態でのマーケティングは効果が薄いと学びました。
では以下で、本書で学んだ内容を紹介していきます。
動画版も作りました↓
ブランディングとマーケティングの違いとは?好きの設計図の材料
まずはブランディングとマーケティングの違いについて紹介します。
こんなイメージ。
- ブランディング…相手を選ばず自分のイメージを高める
- マーケティング…相手を絞って商品を売り込む
ブランディングとは要は「○○といえばこの人!」みたいなイメージのことで、ある種権威性のような部分。
「誰が言うか」の「誰が」のパワーを高めるのがブランディングです。
このブランディングが十分に高まっていないと、いかに良いことを言っても「どこの誰が言ったかもわからない意見」として、ユーザーに届かないことになります。
一方のマーケティングは誰に何を言うかという絞り込みの部分で、ペルソナを設定してどんな顧客をターゲットとするか、とか顧客にあったセールスワードを選択したりとか、そんな感じの技の部分。
本書の中では、このブランディングとマーケティングは両輪揃って初めて効果を発揮するものであり、特に日本人はブランディングが下手なので、ここを伸ばすと良いと語られています。
以下ではブランド戦略の始め方を0からスタートのケースから解説します。
好きの設計図の始め方!ブランド力0からでもブランディングを成功させるための最初の一歩はオールコピー
ではブランド力を育てていこうと思った時に、まず最初にやるべき施策を紹介します。
想定するケースとしては、今はまったくブランド力がゼロで、全然人気がない場合です。
そんなときは、まず既に人気を得てブランディングに成功している人の真似をするのがおすすめ。
どこを真似れば良いかがわからない場合は、全部真似てみるのも一つの手です。
真似てみた中で、どれが重要でどれが重要でないかがわかってくるはず!
実際、著者自身、高校時代にアメリカに渡り、勉強もスポーツも全然ついていけず誰にも相手にされなくなったとき、いけている人の真似をしてブランド力を高めたそうです。
イケている人がベジタリアン
↓
自分もベジタリアンになってみる
↓
ベジタリアンであることは重要でないと学んだ
といった感じ!まずは真似してみましょう。
ブランディングの伸ばし方。短期回収できないと心得よ。好きの設計は1日にしてならず!
続いては、ブランディングの伸ばし方として覚えておくべき概念について紹介します。
知っておくべき基礎として、ブランディングは短期的に利益回収できるタイプの施策ではない、と言う点が挙げられます。
ブランディングはあくまで自身のイメージを高めるだけであり、しかもそのイメージを作るには時間がかかるので、利益がすぐに上がることはないです。
しかし、企業などのブランディングで失敗しがちなのが、短期利益を追い求めてブランディングを諦めてしまうこと。
「3ヶ月で利益を出せ!」
みたいなノルマでブランディングを行うのはナンセンスです。
ちなみに本書の中で、ちょっと面白いブランディングの事例があったので、ここでもちょっとだけ紹介します。
◆「バーでちょっと気になる人」を演出するブランディング
バーで女性にモテたい。でもいきなり声をかけてもうまくいかない、と言う現状
↓
バーのマスターに女性客が来たらシャンパンを振舞ってくれ、お代は持つ!と伝えて自分は店を出る
↓
バーに来た女性客は「あちらのお客様から」とシャンパンが出てくるが、お礼を言おうにもその人はもういない
↓
これにより、なんか気になるシャンパンの人!と言うキャラを確立でき、実際にあったときにマーケティング(口説き)が成功しやすくなる
ポイントとなるのは、ブランディングにおいてはターゲット層を絞らないと言う点で、相手を選ばずに自分のイメージを高めると言う点が重要になります。
なので「こう言うタイプの女性が来た時だけ、シャンパンを渡してくれ!」みたいにすると逆にイメージは高まらない。
ブランディングが高まったらマーケティングを仕掛けるわけだが・・。好きの設計最終段階!
と言う感じで、ブランディングを十分に高めたら、満を辞してマーケティングに繰り出します。
ここでのポイントはブランディングとは逆に、ユーザーを絞り込むことが重要になります。
どのくらい絞り込むかの基準としては、ユーザーの悩みが手に取るようにわかるレベルまで落とし込むこと。
そしてそのユーザーの悩みにぴったりハマるワードを探して訴求します。
さらに発信者は、ブランディングが済んでいる人間が言う方が良くて、企業の場合はその中でも最もブランディング力が高い人が言うと効果的!
ブランディングが出来た人は、絞り込んだターゲットに対し、最適なワードで訴求する。
そうすれば8割くらいは売れるはず・・・!
「好きの設計図」はブランディングとマーケティングを学ぶのに最適な1冊でした
と言う感じの本でした。
ブランディングとマーケティングの違い、その高め方やコツなど、0から100までを学べるかなりオススメの1冊。
後半では実際のマーケティングやブランディングの事例もいろいろ書かれているので、それは本書でぜひ読んでみてください。
『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』再生数の伸びる動画を作れるYoutuberになる方法を学ぶ本
お疲れ様です。最近Youtuberをスタートしたたkるです。
今日は、動画の流行らせ方を学ぼうと考えて、『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』という本を読みました。
その学びをまとめていきます。
よろしくお願いします。
早速本書の学びを活かして動画も作ってみました!
『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』の概要
まずは本書『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』とはどのような本なのかを簡単に解説していきます。
本書では、これからYoutuberなどの動画配信者になろうという個人や会社に向けて、後発でも勝てるバズる動画の作り方を解説していくという本です。
後発の勝ち方としては、有名配信者の関連動画に表示させること、新しい流行に乗ること、などが重要といった話や、HHH戦略の使い分け、続けやすいスタイルを見つけることとABテストのコンビネーションみたいな内容が書かれています。
ストック型の動画コンテンツとライブ動画については分けて書かれているのも特徴です。
5Gで通信速度が100倍くらいになる2020年までになんとか動画市場に食い込んでいきたい人は必見。
『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』の学び
ではそんな『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』を読んで、個人的に学びになった部分をまとめていきます。
内容は以下の3点です。
- 1.後発Youtuberの勝ち方
- 2.HHH戦略の使い分け
- 3.バズるためのポイント
です。ではそれぞれ解説していきます。
◇後発Youtuberの勝ち方は2つ
まずは後発Youtuberの勝ち方について。
既に動画市場はある程度出来上がっており、今から始める人は後発となります。
その場合、既にストック動画がたくさんある有名Youtuberに対し、総力戦を挑んでも物量の差で勝てません。
なので後発組には後発の戦い方があり、具体的には以下の2つが重要です。
- 1.関連動画に乗ること
- 2.新しい流行に乗ること
関連動画に乗ること
それぞれ簡単に解説すると、関連動画に乗るというのは、他の人の動画が再生されているときに、次の動画候補として自分の動画が表示される状態のこと。
これになると、有名な配信者のおこぼれのような形で自分の動画が伸びることがあり一気にバズる可能性があります。
具体的には動画の解説欄に関連動画として表示されたい動画のURLを入れるとか、タグを合わせるといった手法が有効。
新しい流行りに乗ること
2つ目の方法は新しい流行に乗ることです。
何十年からあるようなキーワードは既に既存のYoutuberとかに埋められていますが、全く新しいキーワードであればあなたが第一人者になることは難しくない。
・・・もはや自分でキーワードを作って、流行るのを待つみたいなのもありかなと思いました。
本書では急上昇カテゴリーを定期的にみよ!とアドバイスされています。
◇HHH戦略の使い分けで視聴者の心をゲットせよ!
続いての学びはHHH戦略というもの。
これはマーケティングの用語で、ヘルプ、ハブ、ヒーローの頭文字をとってHHHというらしくそれぞれの役割は以下の通りです。
- ヘルプコンテンツ・・・・新規顧客獲得
- ハブコンテンツ・・・既に獲得した(チャンネル登録した)顧客を囲い込むためのコンテンツ。新規顧客は取りづらい
- ヒーローコンテンツ・・・異なるプラットフォームなど外部からの流入を増やすコンテンツ
今の自分のチャンネル状態を見極めて、まずはヘルプ、集まってきたらハブやヒーローというように使い分けが重要になります。
で、動画を作っていく上ではとにかく量が大切なので、自分たちの作りやすいやり方で、とにかく量産していくことがまずは大切とのこと。
そしてその上で、ユーザーの反応がいいものを選んで分析し、その法則をABテストで他の動画に展開していく!みたいなやり方が良いそうです。
◇バズるためのポイント
バズるためのポイントとしては、以下の2点が重要。
- 他の人がやっていないこと
- 既にバズっているものに乗っかる
両者は正反対ですが、このどっちかに乗れた時バズの可能性があるとのこと。
ただ、バズはあくまで確率論なので、とにかくバズるかもしれない動画をたくさん作り、当たるのを待ちましょう。
終わりに
ここまで『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』の内容と学びについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
細かいポイントとして、ジェットカットで余白を削ったり、オープニングを短くしたり、エンディングでチャンネル登録をお願いしたりとかそんな初心者が忘れがちなポイントもいろいろ書かれていました。
とにかく動画を作る体制は整ったけど、いまいちどんなコンテンツがいいのかわからぬ!という人にはオススメ。
是非読んでみてください。
ではまた。良い読書ライフを!
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。