本記事では、森見登美彦の新刊・新作情報(単行本・文庫)と初心者におすすめな小説を紹介します。
最新情報
2020年7月29日 『四畳半タイムマシンブルース』
目次
森見登美彦さんの単行本の新刊・新作情報まとめ[2020年新発売]
ではさっそく単行本の新刊を見ていきましょう。
- 『四畳半タイムマシンブルース』2020年7月29日
- 『熱帯』2018年11月16日
- 『夜行』2016年10月4日
『四畳半タイムマシンブルース』2020年7月29日
最新刊は十数年ぶりの続編『四畳半タイムマシンブルース』です。
水没したクーラーのリモコンを求めて昨日へGO! タイムトラベラーの自覚に欠ける悪友が勝手に過去を改変して世界は消滅の危機を迎える。そして、ひそかに想いを寄せる彼女がひた隠しにする秘密……。
森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『四畳半神話大系』。ヨーロッパ企画の代表であり、アニメ版『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』の脚本を担当した上田誠の舞台作品『サマータイムマシン・ブルース』。互いに信頼をよせる盟友たちの代表作がひとつになった、熱いコラボレーションが実現!
>>『四畳半タイムマシンブルース』のあらすじと感想レビュー!『四畳半神話大系』の続編
『熱帯』2018年11月16日
続いては2018年の『熱帯』。
汝にかかわりなきことを語るなかれ――。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。
この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは?
秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。
幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!我ながら呆れるような怪作である――森見登美彦
引用元:Amazon
『夜行』2016年10月4日
続いては2016年の『夜行』です。
僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」引用元:Amazon
森見登美彦さんの文庫本の新刊・新作情報まとめ
続いては文庫です。
『熱帯』2021年9月1日
『太陽と乙女』2020年6月24日
『夜行』2019年10月4日
『熱帯』2021年9月1日
まずは2021年9月1日発売の『熱帯』です。
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どうしても「読み終えられない本」がある。結末を求めて悶えるメンバーは東奔西走。世紀の謎はついに…。第6回高校生直木賞受賞作。
引用元:Amazon
『太陽と乙女』2020年6月24日
続いては2020年6月24日発売の『太陽と乙女』です。
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「受け取れ、諸君。かくも堂々たるこの文庫を! 」
~のほほんとした日常からキケンなスランプまで~
「ならのほそ道」「『森見登美彦日記』を読む」も収録
決定版エッセイ大全集ルパン(三世)のようにはなるまいぞ。せっかくの獲物を女性に奪われるのはいやだ。/私は電熱器で魚肉ハンバーグを焼き、北白川別当の「ジュネス」で珈琲を飲み、北白川天神のそばにある「天神湯」に通っていた。/このままでは男汁に沈没してしまうからと乾坤一擲、己のうちなる可愛いものを結集して執筆したのが『夜は短し歩けよ乙女』である……。(本文より)
少年の頃から物語を描いていた。我が青春の四畳半時代。影響を受けた小説、映画、アニメーション。スランプとの付き合い方と自作への想い。京都・東京・奈良をぶらり散策し、雪の鉄道旅を敢行。時には茄子と化したり、酔漢酔女に戸惑ったり。デビュー時の秘蔵日記も公開。仰ぎ見る太陽の塔から愛おしき乙女まで、登美彦氏が綴ってきた文章をまるごと収録した、決定版エッセイ大全集。 (文庫化にあたり、西東三鬼『神戸・続神戸』解説、「マンガ版『太陽の塔』あとがき」、「このエッセイはフィクションです」を増補。)
引用元:Amazon
『夜行』2019年10月4日
続いては2019年10月4日発売の『夜行』です。
怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。春風の花を散らすと見る夢は
さめても胸の騒ぐなりけり
--西行法師引用元:Amazon
森見登美彦さん初心者におすすめな作品
作風とおすすめを紹介します。
作風・テイスト。こんな作家です!
京都の街を舞台にした作品が多いです。主人公の独特な語り口調とテンポの良いストーリーが特徴です。
どの作品も登場人物は一癖も二癖もあって魅力的で、少し変わったファンタジーを読みたい方におすすめです。
初心者にオススメ1『夜は短し歩けよ乙女』
森見登美彦と言えば!の一冊です。
黒髪の乙女を追う先輩が、一夜にして不思議でオモチロイ体験をします。恋愛要素もありつつ気軽な気持ちで読み進められる入門書のような作品です。
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初心者にオススメ2『四畳半神話体系』
冴えない大学生の主人公はバラ色のキャンパスライフに夢を抱きつつも、悪友に邪魔され憧れの乙女になかなか近づけないでいます。
短編集なので長いお話が苦手な方にもオススメです。
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初心者にオススメ3『太陽の塔』
森見登美彦さんのデビュー作で、あらゆる作品の原点とも呼べる小説です。ばかばかしくも愛すべき京大生を描いたへんてこ青春小説です。
大学時代の勤勉さと怠惰性が入り混じった懐かしい感覚をくすっと思い出させてくれる一冊です。
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その作家を好きな人におすすめの作品
続いてはテイストの近い別作家のおすすめ作品を紹介します。
万城目学『鴨川ホルモー』
同じく京都を舞台とした小説で、主人公はホルモーという謎の競技に参加することに。仰々しい中にも可笑しさのある話です。
花形みつる『しばしとどめん北斎羽衣』
物語はある日父親が葛飾北斎を拾ってくるというとんでもない冒頭で始まります。日常の中の非日常を味わいたい方にオススメです。
有川浩『ラブコメ今昔』
自衛隊員の恋愛模様を描いた短編集です。心温まる小説が好きな方に是非読んで欲しい一冊です。
ぜひ読んでみてください。ではまた。良い読書ライフを!
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
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この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。