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夏目漱石の読む順番!初心者におすすめの作品はこれだ!

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本記事では夏目漱石を初めて読む人にオススメな作品を紹介します。

  • 夏目漱石ってどんな作家なんだろう?
  • 初心者はまずどの作品から入るべき?

と言う悩みがある人はぜひ参考にしてください。

たkる
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まずは作風を簡単に紹介した上で、おすすめ作品を初心者向け、代表作、ファンイチ押しの名作の3つで紹介していきます。

では始めていきます。

夏目漱石とはどんな作家?作風と魅力を解説

まずは概要です。

◆作風と魅力

夏目漱石は、明治の日本文学の流派の一つ「余裕派」を確立させた作家です。ありのままに現実を描き出すのではなく、現実に対して一定の距離を置き、心の余裕をもって物事を捉えようとする作風が特徴です。

また、晩年にかけて近代知識人の苦悩や、人間のエゴイズムに迫った作品を多く残しており、どれも非常に読み応えがあっておすすめです。

夏目漱石は明治時代の作家で主に私小説を中心に「こころ」「坊ちゃん」など学校の教科書にも採用されている作品を書いた作家です。

その作品の魅力は何と言っても自然描写と人物描写です。

特に自然描写はその光景が目に浮かぶような繊細な色彩豊かな描写で、絵画を元にして書いているのではと思うくらいです。

「こころ」などは、登場人物の複雑な心理描写とそれぞれの葛藤が描かれていて、読んでいて引き込まれてしまいます。

作風が近い作家としては、以下が挙げられています。

◆作風が近い作家

森鴎外がおすすめです。森鴎外は夏目漱石と同じく、反自然主義の作家です。漱石と同様に、作品のいくつかが国語の教科書にもよく用いられており、あまり読んだことがない人でも親しみやすいと思います。

この作家が好きな人は迷わずGO!逆に、夏目漱石を読み尽くしたあともこちらに飛んでいきましょう。

夏目漱石の読む順番!初心者におすすめな作品はこれだ!

ここからは夏目漱石を初めて読む人におすすめの作品を3冊紹介します。

ぜひ参考にしてください。

◆初心者におすすめな作品はこれだ!

たkる
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堅実に1で行くか、なんとなく知ってる2で行くか、最初から3で勝負するのもあり・・!

◆読む順番の注意点は?

前期三部作と呼ばれる「三四郎」「それから」「門」は独立した作品で、どれから読んでも問題はありませんが、話の展開やテーマにつながりが見られるため、出版年順(「三四郎」→「それから」→「門」)に読むと、より分かり易いかと思います。

後期三部作は慣れてから読んだ方がいいと思います。
有名な話ですが漱石の作品は前期と後期で非常に作風が変化しています。

特に広域三部作では一度大病を患ったためか死生観の非常に強い内容が多いので初見ではお勧めしません。”

読む順番に注意する点はありませんが、後期の作品なるほど複雑な心理描写が多くなってくるので、最初に読むのであれば前期の作品が良いと思います。

後期の作品は最初には向かない!

それぞれ見ていきます。

1.吾輩は猫である

まずは「吾輩は猫である」です。

◆こんな作品!

夏目漱石のデビュー作であり、猫の「吾輩」視点で飼い主一家におこる様々な事件や人間模様を描いた作品です。

長編ではありますが、ユーモラスでどこか皮肉の効いた表現が小気味よく、初めて読む人でも比較的読み進めやすい作品だと思います。

ーー

“漱石といえばやはりこの作品が一番最初に出てくるのは当然だと思います。

本作が執筆されたあくせく働く人の世を我関せずと離れたところで冷静に眺める猫の姿は漱石本人と非常にかぶると思います。

江戸っ子らしい漱石ののハキハキとした言葉遣いもわかりやすく、子供から大人まで楽しめると思います。”

2.こころ

続いては「こころ」です。

◆こんな作品!

国語の教科書にも頻出の作品として有名です。

先生と、その親友K、お嬢さんとの間に起こった三角関係を描きながら、その裏にある人間のエゴイズムに焦点を当てた作品です。

重たい内容ですが、エゴという現代人にも通じるテーマを扱っていることから、非常に考えさせられる内容でオススメです。

ーー

親友を裏切ることで起きた悲しい事件。現代では理解し難い行動もありますが、心の葛藤は理解できます。後半は自責の念ばかりで心が苦しいけれど読み応えがあります。

・・国語の教科書などでおなじみ!

3.夢十夜

続いては「夢十夜」です。

◆こんな作品!

「こんな夢を見た」という印象的な一言から始まる作品です。10の短い不思議な夢の話で構成されています。まさに夢に出てくるような幻想的、抽象的な内容が多く、一見すると意味不明な作品にも思われますが、その背景に隠された作者の意図や真意を考えていくのが面白い作品でもあります。

4.三四郎

続いては「三四郎」です。

◆こんな作品!

主人公は恋愛に対してあまりにも経験がなく、自分の恋心にさえ気付かないピュアな大学生です。

微笑ましく読むことができ、切ない初恋を覗くことができます。

ーー

「三四郎」は、田舎から東京へ大学進学のため上京してきた学生が主人公の作品で、都会の美しい女性たちに翻弄されるという内容です。

どこか人間関係に皮肉めいたものが込められているのも漱石の性格や作風が出ている作品だと思います。

何度読んでも新しい発見がある、奥の深い作品でもあります。

まとめ

夏目漱石を初めて読む人にオススメな作品は以下の3冊です。

ぜひ読んでみてください。

ではまた。良い読書ライフを!

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