本記事では、あさのあつこさんの小説「おいち不思議がたりシリーズ」について解説します。
最新情報
2023/4/11 「星に祈る おいち不思議がたり (PHP文芸文庫)」の文庫版発売
2023/5/12 単行本新刊『渦の中へ おいち不思議がたり 』発売
単行本新刊↓
文庫最新↓
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目次
あさのあつこ「おいち不思議がたりシリーズ」とは?作者と概要を解説
おいち不思議がたりシリーズは、あさのあつこさんによる人気の時代ミステリーシリーズです。
物語の主人公は、江戸の街に住む純粋無垢な少女「おいち」。そんなおいちの身の周りで発生する出来事をミステリー形式で解きほぐしつつ、青春小説のような甘酸っぱいおいちの成長も併せて楽しめる作品です。
作者のあさのあつこさんといえば『バッテリー』でも有名で、同作は1000万部を超えるベストセラーを記録しました。
おいち不思議がたりシリーズは、現在4冊が刊行されています。ここからは、それぞれの作品について概要をご紹介します!
それでは、各巻のあらすじを見ていきましょう!
「おいち不思議がたりシリーズ」の読む順番と新刊情報まとめ
続いては順番を見ていきます。
- 1.『おいち不思議がたり』
- 2.『桜舞う』
- 3.『闇に咲く』
- 4.『火花散る』
- 5.『星に祈る おいち不思議がたり』2021/06/10、文庫2023/4/11New!!
- 6.『渦の中へ おいち不思議がたり 』2023/05/12
この順番です。では、どこまで買ったかわからなくなった!という人もいるかもなので、それぞれのあらすじをネタバレしない程度に見ていきましょう!
1.『おいち不思議がたり』
『おいち不思議がたり』は、おいち不思議がたりシリーズの記念すべき1作目です。
主人公おいちは、江戸深川の菖蒲長屋で医者である父の仕事を手伝っている16歳。
この世に思いを残して死んだ人の姿が見えるおいちですが、ある日夢の中で女性に助けを求められます。
その夢をきっかけに、様々な因縁がおいちの周りで複雑に絡みあっていき…
自分の人生に悩むおいちが、夢の謎を解き明かしつつ自らの人生を切り開いていく青春時代ミステリーです!
2.『桜舞う』
ある日、散っていく桜を眺めているおいちの耳に、『助けて…!」という叫び声が聞こえます。
その声の主は、亡くなってしまったおいちの親友「おふね」だったのです。
親友の死の真相を解き明かそうと躍起になるおいちですが、身内の病やおいち自身の出生の謎など、様々な困難が立ちふさがります。
等身大の少女が多くの読者を魅了する、青春時代ミステリーシリーズ第2作目です。
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3.『闇に咲く』の概要
「あそこには、人を喰らう鬼がいるんです」江戸の街で立て続けに発生した不可解な事件に怯える女性の叫びが、おいちの元に届きます。
事件の謎を解き明かそうとするおいちですが、血の香りを纏った男が助けを求めてきます。助けを求めてきた男は被害者なのか、それとも…
18歳となったおいちの成長をミステリー形式で描くシリーズ第3弾です!
ちなみに同名のこちらは違う↓
4.『火花散る』の概要
今回おいちに助けを求めたのは、菖蒲長屋で赤子を産み落とし、消えた女。
おいちは女を見つけるために奔走しますが、突如女が惨殺されたとの知らせが舞いこんできます。
その一方、松庵のもとには、老舗の薪炭屋の主人と内儀がやって来て、母おきくの病を治してほしいと懇願。
一見関係なさそうな2つの出来事が絡み合うにつれて、事件の真相が明らかになっていく、シリーズ第4作にして最新作です!
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5.星に祈る おいち不思議がたり 2021/06/10
そして2021年6月10日に発売の新刊が「星に祈る おいち不思議がたり」です。
こちらではおいちの人生に転機が・・!とのことなのですが、発売前なのであらすじ隠しました。
見たい人は開いてください。
おいちの人生に急展開!? 父のような医者になりたいと願うおいちに、絶好の機会が訪れる。女の医者を育てるための医塾が開かれるというのだ。希望に胸を膨らませ、夢の実現に向けての一歩を踏み出したおいち。そんななか、深川で立て続けに、謎の行方不明事件が起きる。忽然と姿を消した四人に、共通点は何一つ見つからない――。事件のことが気にかかるおいちの許に、岡っ引の仙五朗が思いがけない情報を携えてやって来る。この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができるおいちは、仙五朗と力を合わせ、事件を解決に導くことができるのか。一方、心を寄せ合う新吉との関係も、新たな局面を迎える。おいちは、幸せをつかみ取れるのか。人気の「おいち不思議がたり」シリーズ第五弾!
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文庫でました(2023/4)
6.渦の中へ おいち不思議がたり 2023/05/12
第6巻も出るようです。
まだ詳細はこんだけ!↓
おいちの祝言の日に浦之屋で起きた食あたり事件。毒が盛られたらしく、犯人が知人の巳助と聞いたおいちは……。人気シリーズ第六弾!
引用元:Amazon
おいち不思議がたりシリーズが好きな人におすすめしたい作品
それでは、おいち不思議がたりシリーズが好きな人におすすめの作品をご紹介します!
1.弥勒の月
おすすめ1作目は、『弥勒の月』です。
ある日、小間物問屋遠野屋の若おかみ・おりんの水死体が発見されることから物語はスタート。
初めはただの飛び込み自殺と思われていたものの、主人公新次郎が事件を追うにつれて底知れない闇が明らかになっていきます。
深く哀しい闇の中にも一片の優しさが流れる、あさのあつこさん渾身の時代小説です!
2.初ものがたり
おすすめ2作目は、宮部みゆきさん著『初物語』です。
宮部みゆきさんといえばミステリーの印象が強いですが、実は時代小説も多数執筆されています。
『初物語』は、6作が収録された短編集。
「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七とクセのある仲間たちが、難事件の数々に挑んでいきます。読者を唸らせる事件のトリックはもちろん、登場人物の人情味あふれる群像劇も見どころの作品です!
3.雨と短銃
おすすめ3作目は、伊吹亜門さん著『雨と短銃』です。
舞台は幕末。協約を結ぼうとしていた薩摩藩と長州藩の間に亀裂を入れる、凶悪事件が発生します。
両藩の未来を憂慮した龍馬の依頼を受け、若き尾張藩士・鹿野師光は単身捜査を開始。
歴史のうねりの裏側に起きた、凶悪犯罪の真相は!?
文壇から高い評価を受けた新進作家の力作です!
そんな感じがあさのあつこさんの「おいちふしぎがたりシリーズ」でした。
ぜひ読んでみてください。
ではまた。良い読書ライフを!
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。