最近映画化された森見登美彦氏の『ペンギン・ハイウェイ』。
原作は2010年の発売で、発売当初だけでなくその後もじわじわと人気の作品でしたが、ここにきてのいきなりの映画化でびっくりました。
ペンギンを出せる超能力を持つ歯科医院のお姉さんと、それを偶然目撃してしまった主人公のアオヤマ君が、ペンギン・ハイウェイ研究会を立ち上げてペンギンの謎に迫っていく、という内容です。
このペンギンハイウェイですが、あまり知られていないですが実は前日譚があります。また、このたび映画化を記念して『公式読本』なるものも新たに公開されたということです。
今日はそんな感じのペンギンハイウェイの番外編情報を紹介したいと思います。
ペンギンハイウェイ前日譚「郵便少年」とは?
『郵便少年』は、ペンギンハイウェイの一年前の物語です。
小学3年生のアオヤマ君が7月のある日、「郵便」を発見して…というストーリーです。
Amazon:ほっと文庫 郵便少年
わずか32頁の短編ですが、純粋な小学生と心を閉ざした老婦人のかかわりなど、ペンギンハイウェイ特有のほんわかとした気持ちになれる面白さはしっかり詰まっています。
ちなみに、この郵便少年という作品ですが、単体で売り出されている文庫本のほかに、『ひとなつの。 真夏に読みたい五つの物語』として、ほかの著者の短編集と抱き合わせでの文庫化もされています。
32頁だけでは物足りないという人はこちらを買う方がオススメ。
Amazon:ひとなつの。 真夏に読みたい五つの物語 (角川文庫)
楽天:ひとなつの。 真夏に読みたい五つの物語 (角川文庫) [ 大島真寿美 ]
映画化の舞台裏や書下ろしエッセイ『ペンギンなのにハイウェイ』の読める公式読本
そしてもう一つの番外編が、映画化を記念して最近発売された『ペンギン・ハイウェイ 公式読本』です。
森見氏による書き下ろしエッセイ「ペンギンなのにハイウェイ」や、アニメ映画化に向けた監督との対談、原作著者の森見登美彦さんのロングインタビュー記事などが収録されています。
ちなみに本書でもアオヤマ君の前日譚を描いた『郵便少年』は読むことができます。
映画ファンはこちらで読むのもオススメ。
Amazon:ペンギン・ハイウェイ 公式読本
楽天:ペンギン・ハイウェイ 公式読本 [ 森見 登美彦 ]
終わりに
ペンギンハイウェイは、昔読んだ時からこれは映画にしたら人気でそう!と密かに睨んでいましたが、このタイミングで映画化されたのには驚きました。
自分は映画は見れていないのですが、面白かったという声はよく聞くのでたぶん名作なんだと思います。
くそう、時間さえ取れれば見に行けるのに…と思いつつ、なんか無理そうなのでDVD化を待とうかとも考えつつある今日この頃です。
何にせよ、『ペンギン・ハイウェイ』原作はかなり面白いので、まだ読んでない人はぜひ読んでみてください。大人であればあるほど、忘れていた子供心的なものを思い出せるはずです。
Amazon:ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)
楽天:ペンギン・ハイウェイ【電子書籍】[ 森見 登美彦 ]
ちなみにコミックス化もされているので漫画派の人はこちらからどうぞ。
ペンギン・ハイウェイ 01 (MFコミックス アライブシリーズ)
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。