本記事では佐々木丸美を初めて読む人にオススメな作品を紹介します。
- 佐々木丸美ってどんな作家なんだろう?
- 初心者はまずどの作品から入るべき?
と言う悩みがある人はぜひ参考にしてください。
では始めていきます。
佐々木丸美とはどんな作家?作風と魅力を解説
まずは概要です。
作風は以下の通り。
基本的に恋愛小説なのですが、そこにファンタジーと推理小説の要素が加わり、他に類をみない奥深い作品になっています。
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作風は叙情的で、あえてジャンルに分けるとすれば、ミステリー・恋愛・超常現象等になります。作品の魅力は、心理描写が秀逸なので、どの作品からも「切なさ」が伝わってきます。
こんな作家です。
ちなみに作風が近い作家としては、
桜庭一樹、湊かなえ
が挙げられています。
理由↓
桜庭さん自身、佐々木丸美さんの影響を受けており、家に代々伝わる伝説をもとにした小説はハマると思います。(桜庭一樹)
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細かい心理描写を通して作品の世界に没入しやすい方は、ハマると思います。(湊かなえ)
佐々木丸美の読む順番!初心者におすすめな作品はこれだ!
ここからは佐々木丸美を初めて読む人におすすめの作品を3冊紹介します。
ぜひ参考にしてください。
◆読む順番の注意点は?
孤児シリーズとよばれる作品に読む順番があります。「雪の断章」「忘れな草」「花嫁人形」「風花の里」の順で読みます。
(孤児四部作として書かれているそうですが、「順番は気にしなくても読み応えはありました。」との意見もあり)
雪の断章
まずは「雪の断章」です。
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◆こんな作品!
孤児の少女が男性に引き取られ、殺人事件に巻き込まれる中で、その男性への愛情に気づくというストーリーです。北海道を舞台とし、とても美しく悲しい作品になっています。また、ピュアな恋愛小説でもあるので、恋愛の感動を味わいたい場合にもおススメです。
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孤独で過酷な境遇を背負った少女と、偶然出逢った青年の織りなす切ない話として、映画にもなりましたが、本で読んだ方が何倍も良い作品です。
一人暮らしで孤独を感じ、疎外感に追い討ちをかけられるような状況で読めば、少しだけ心が救われるような気持ちになれます。
忘れな草
続いては「忘れな草」です。
◆こんな作品!
二人の孤児の女性が登場し、どちらが大企業の後継者かという謎を探っていく物語です。「雪の断章」の姉妹作と言われており、「雪の断章」から引き継がれた感動が蘇る作品でした。
花嫁人形
続いては「花嫁人形」です。
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◆こんな作品!
いわゆる孤児四部作と呼ばれる第3弾。
読んだ当時は、4姉妹から家族と認知されず、身体が弱いことを理由に教育も受けられなかった昭菜が、一番可哀想だと思っていました。
今になってみると最も可哀想だったのは、残りの姉妹達だったかもしれないような気がします。
水に描かれた館
続いては「水に描かれた館」です。
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◆こんな作品!
ある夜、聖書を抱えた少女が館に保護され、不思議な現象と殺人が起きてしまうというミステリーです。
独特の世界観で、輪廻転生や宗教、心理学、美術論、超自然等の話が繰り広げられていきます。
ミステリーとしてのトリックはオススメポイントです。
まとめ
佐々木丸美を初めて読む人にオススメな作品は以下の3冊です。
- 雪の断章
- 忘れな草
- 花嫁人形
- 水に描かれた館
どこから読んでもOKなのでぜひ読んでみてください。
ではまた。良い読書ライフを!
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
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この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。