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辻真先「昭和12年の探偵、推理小説シリーズ」の読む順番まとめ(那珂一兵たかが殺人三部作!)

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辻真先さんの「昭和12年の推理小説シリーズ」の読む順番をまとめました。

昭和○○年の推理小説となっていたらこのシリーズです。

お疲れ様です、シリーズ本ブロガーのたkるです。

今日は、最高齢88歳でミステリランキング3冠を達成した辻真先さんの小説「昭和○○年の探偵小説シリーズ」を紹介していきます。

たkる
たkる
賞を受賞した『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』が有名なんですが、実はシリーズなんです。

そんな話を以下で解説していきます。

  • 1.深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説
  • 2.たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説
  • 3.未定(三部作の予定とのこと!)

辻真先さんの「那珂一兵シリーズ」とは?『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』

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まずは辻真先さんの「那珂一兵シリーズ」とはどのような物語なのかを簡単に解説します。

本作はタイトルの通り昭和前期を舞台としています。

銀座で似顔絵描きをしながら漫画家になる夢を追いかける那珂一兵のもとに、女性記者が訪ねてきて「名古屋汎太平洋平和博覧会」への取材同行を求められます。

その会場での取材中に名古屋にいる女性の足だけが東京で発見されるという怪事件が発生し・・・

と言う展開で画家が本職の主人公が事件解明にあたっていく・・・!

という内容です。

シリーズの特徴としては、作者自身が2021年現在で88歳とベテランで、昭和の雰囲気をきっちり鮮明に描き出している点と骨太のトリックなどが評価されています。

受賞歴としては、第2作となる『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』が

  • 第1位『このミステリーがすごい! 2021年版』国内編
  • 第1位〈週刊文春〉2020ミステリーベスト10 国内部門
  • 第1位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 国内篇

の3つの賞を受賞しており話題を呼びました。

たkる
たkる
最高齢での三冠受賞だそうです

那珂一兵三部作の読む順番と刊行情報まとめ!昭和12年の推理小説から始まる歴史系ミステリー

続いてはそんな那珂一兵シリーズ三部作の読む順番と刊行情報をまとめました!

昭和12年の推理小説から始まり、三部作の予定とのとこ!(どっかで読んだけど忘れました。多分合ってるはず?)

  • 1.深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説
  • 2.たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説
  • 3.未定(昭和36年の推理小説?)

読む順番と作品内の時系列は一致しており、上の順番で読むと良いです。

ただ一番有名なのは第2巻の「たかが殺人じゃないか」なのでここから読むのもあり(なしではない)です。

(話自体は独立なので、2巻を先に読むと第1巻が前日譚として楽しめます

そんな感じ。一応それぞれのあらすじも見ていきましょう。

1.深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説

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まずはシリーズ第1巻となる「深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説」です。

元々の刊行はこちらが先(2018年)ですが、2021年1月に文庫化され、話題作の後だったため2冊目みたいな印象になりました。(作品内時系列もこっちが先)

ストーリーとしては主人公の少年時代の初探偵の話が描かれており、東京と名古屋の両都市にアリバイのある(東京に足だけある)の女性を巡る事件を調査していきます。

2.たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説

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続いてはシリーズ第2巻の「たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説」です。

こちらでは昭和24年に共学となった私立高校が舞台となります。

(前作とは登場人物は変わります)

そこで起きた事件を生徒たちが解決していく・・・というストーリー。

戦後直後の世界観が無茶苦茶詳しいと言うことで、トリックだけでなく描写も高く評価された作品です。

終わりに。昭和のミステリーを学びたい人におすすめ

簡単ですがそんな感じが「昭和○○年の探偵小説」シリーズでした。

正直最近のトレンドの作風とは言い難いですが、

  • 時間や場所を使ったトリック
  • 戦中戦後の詳しい描写

など、他の作品ではなかなか体感できないものを得られる作品です。

ミステリーで昭和を学びたかったんだよなぁという人はぜひ読んでみてください。

ではまた。良い読書ライフを!

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