最近気になっているシリーズがあって、それがシュヤ宇宙シリーズというやつ。
「茶匠と探偵」という本にこのシュヤ宇宙シリーズのうち9編が収録されているとのことなんですが、そもそもシュヤ宇宙シリーズって何?
と思う方も多いかと。
気になる、でもググっても出てこない!
ということで独自調査(さらに高度なググり)しました。
目次
アリエット・ド・ボダール[シュヤ宇宙シリーズ]とは
まずはシュヤ宇宙シリーズとは何かを簡単に解説していきます。
シュヤ宇宙シリーズについては、以下の記事が詳しいのでまず引用すると、以下の通り。
シュヤ宇宙に属する作品はデビュー翌年の2007年から2009年を除いて毎年書き続けている。現在30本、短篇が15、ノヴェレット12、ノヴェラが3。そのうち最も長い On a Red Station, Drifting は4万語で、ほぼ長篇といってもいい。著者がこれまでに発表している中短編全体の三分の一をこのシリーズが占める。
出展:http://blog.livedoor.jp/yosoys/archives/54910070.html
作者は、アリエット・ド・ボダールという作家さんで、内容は我々とは異なる世界線の宇宙をテーマにしたSFとなっています。アジア系の世界観が描かれますが、男女の社会進出が逆転しているのも特徴の一つ。
シュヤ宇宙シリーズは、計30編が出ていて、30本中15本は何らかの年刊ベスト集に乗っているとのこと!
・・・え、何それ強ない?
ただ日本にはまだあまり入っておらず、シュヤ宇宙シリーズのベスト盤も英語で一回まとめられただけ。
Of Wars, and Memories, and Starlight
・・く、あきらめるしかないのか!?
と思っていた矢先に、日本語のベスト盤が出ました!
「茶匠と探偵」に含まれるシュヤ宇宙シリーズ
で、最近発売された新刊「茶匠と探偵」がシュヤ宇宙シリーズをふんだんに含むというのです。
作品の紹介は以下の通り。
探偵と元軍艦の宇宙船がコンビを組み深宇宙(ディープ・スペーシズ)での事件を解決する表題作の他、
異文化に適応しようとした女性が偽りの自分に飲み込まれる「包嚢」、
宇宙船を身籠った女性と船の設計士の交流を描く「船を造る者たち」、
少女がおとぎ話の真実を知る「竜が太陽から飛びだす時」。
“アジアの宇宙”であるシュヤ宇宙を舞台に紡ぐ全9篇。
現代SFの最前線に立つ作家、日本初の短篇集。
星々は語らない。淡く見えるとも強く輝く――
とのこと。
表題作のストーリーとしては、「AIを搭載した宇宙船である有魂船(マインド・シップ)と人間が深宇宙での死亡事故の謎を解く」とのこと。
・・・三体第3巻みある。
その他の収録作品は以下の通り
【収録作品一覧】
- 「蝶々、黎明に墜ちて」(“Butterfly, Falling at Dawn”)
- 「船を造る者たち」(“The Shipmaker”)
- 「包嚢」(“Immersion”)
- 「星々は待っている」(“The Waiting Stars”)
- 「形見」(“Memorials”)
- 「哀しみの杯三つ、星明かりのもとで」(“Three Cups of Grief, by Starlight”)
- 「魂魄回収」(“A Salvaging of Ghosts”)
- 「竜の太陽から飛びだす時」(“The Dragon That Flew Out of the Sun”)
- 「茶匠と探偵」(“The Tea Master and the Detective”)
この収録作たちですが、だいたい何らかの賞の候補に挙がっています。
そして、表題作を最後にもってくる強気の打線です!
マジかよ読もうかな・・・と思ったら、値段が何と3,190円!!!
高い・・・!!
これは試されている。
く、、、どうする・・・!?!?←今ここ
シュヤ宇宙シリーズ「茶匠と探偵」の続編「Mission Critical」
ちなみにこのMission Criticalという本が、まだ英語しかないんですが、シュヤ宇宙シリーズの「茶匠と探偵」(表題作)のゆるく続編らしいです。
すでに『茶匠と探偵』を読んで続編希望!という人はぜひどうぞ!
終わりに。シュヤ宇宙シリーズを読もう
という感じで、かなり面白そうで気になってはいるものの、値段は高いし、長そうだしでイマイチえいやと踏み切れていない作品。
もう読んだよ!という人は感想求む!
すごいいいよ!っていう意見が(ちょっと)集まったら自分も買うはず(笑)
そんな感じ!
今日はこの辺で。良い読書ライフを!
自分最近、SFは名作しか読んでない感ある↓
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。