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ヒューゴー賞受賞!『第五の季節』の続編・読む順番まとめ

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本記事ではN・K・ジェミソン『第五の季節』の続編情報を紹介します。日本語版はまだですが三部作全てがいずれ刊行すると決まっています。

今日は、個人的に「これは間違いなく来るな…!!」と思って着目している『第五の季節』について紹介していきます。

ヒューゴー賞受賞作で世界的にも有名なSF作品です。

最新情報

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ヒューゴー賞受賞!『第五の季節』(N・K・ジェミソン)とは?三体に近いという説もあり

まずは簡単にあらすじを紹介します。

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『第五の季節』は、アメリカの作家・N・K・ジェミソンによるSF小説です。

ストーリーとしては、数百年に一回のペースで「第五の季節」と呼ばれる地殻変動が発生して大打撃を受ける超大陸を舞台に、その世界の謎を解き明かしていく・・・というもの。

地球そのものと対話する能力を持ったオロジェンと呼ばれる能力者を中心に物語が動き出します。

詳しい話は、自分も本書を今読み中なので、ネタバレを避けるため読んだら追記します。(勝手な理由)

で、この本は三部作(日本では2020年現在第1巻のみ刊行中)なんですが、その三部作全てがヒューゴー賞を受賞しているという点。

三年連続三回目の受賞だそうです。

ちょっと意味が分からないですね!(いい意味で)

そんなやつなので、個人的には、『三体』クラスにめっちゃ期待している。

たkる
たkる
実際、読んでみるとディストピア系で人権をテーマとして扱っていたりで「三体」と近いところはちょっとある。
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破壊された地球『第五の季節』の続編・読む順番まとめ

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続いては第五の季節シリーズの読む順番をまとめていきます。

シリーズ名は暫定ですが「破壊された地球シリーズ」と呼ばれているよう!

  • 1.第五の季節(2020年6月)
  • 2.オベリスクの門(2021年9月)
  • 3.石の空(2021年秋予定)

この三部作で完結となります。

英語版はもう完結作まで刊行済みなので、英語で行ける人はぜひどうぞ!

◆日本語版

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◆英語版

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『第五の季節』の読書レビュー!凄い広がる世界観で600ページをすぐ読めました!

ここからは『第五の季節』のレビューをしていきます。

ちょっとだけネタバレがあるかもなので苦手な人はご注意を。

3つのストーリーが錯綜

本作では、

オロジェンと呼ばれる天変地異を起こせる能力者

を中心に3つの話が並行して動いていきます。

  • A.息子を父親に殺され、娘は連れ去られたオロジェンの女性の話
  • B.オロジェンであることが発覚し、倉庫に閉じ込められていた少女の話
  • C.四指輪オロジェンの女性と十指輪オロジェンの男性の話

これらの話がA➔B➔C➔A➔B➔Cというように順番に進んでいく独特な構成なんです。

こういう構成のときは大体予測着くと思いますが、最後につながるやつです。

オロジェンは虐げられる

で、これらに共通しているのはオロジェンは全員虐げられているということ。

ABは観ての通りで、Cでもオロジェンは命令に逆らえず任務を遂行しなくてはならない。

力があるがゆえに虐げられるという逆説的なテーマがこの作品の変わったところになります。

なんなら地の文の語り口調も「あんたは○○という」みたいな感じでオロジェンをややディスする感じなのも特徴。

この辺は第1巻を読み切ってもまだ謎は完全には解けないですが、たぶん第2巻以降で語られそう。

世界観が徐々に広がる構成

本書ではわりと特殊な世界観ですが、これについてはまとまった説明はありません。

  • 何故オロジェンは力が発現するのか、
  • どんな能力なのか、
  • 第五の季節とは何なのか、

といった謎については、ストーリーが進むにつれ地中深くのマグマが吹き上がってくるかのように明らかになって行きます。

用語もかなり多いんですが世界観にエッヂが効いているので全然忘れないです。

ただ人物についてはメモ取ったほうが良いかも。ちなみに用語は巻末に載っています。

濡れ場的なのもちょっとある

3つの話軸の中で、C面についてはオロジェン同士の能力を受け継いだ子を作るという指令を受ける運びとなり、子づくり的な描写もちょいちょいあります。(そんなに深くは語られないです)

ここに関してはちょっと取って付けた感もありました。(行為そのものと言うよりその際の心理描写について)

まとめると

まとめると、本作は

  • 3つのストーリーが並行して進む校正
  • 何故か虐げられているオロジェンが主人公
  • 謎ばかりの世界観は無限に広がり続ける
  • 濡れ場もある

みたいな感じ。こう書くとB級SFみたいな感じに見えてしまうんですが、少なくとも世界観は人並外れていました

たぶん今後話題に上がる機会は増えるなという予感はするので是非今のうちに読んでおきましょう。

より細かい設定とかは以下の記事をどうぞ!

『第五の季節』はよしながふみ『大奥』の影響を受けているらしい

最後にちょっとした小話を一つ。

本作『第五の季節』ですが、そもそも第五の季節というタイトルから分かるように日本の四季の影響を受けている作品になります。

で、本書の解説に書いてあったのですが、影響の受けた作家としては

オクテイヴィア・E・バトラー、タニス・リー、スティーブン・キング

などの名だたる作家と共に、

漫画家の「よしながふみ」

を挙げています。影響を受けた作品としては『大奥』だそうなので、本書と併せて読むとより理解が深まるかも!

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そんな感じです。またなんか気づいたら追記します。ではまた良い読書ライフを!

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