白川道さんの小説「病葉流れてシリーズ」のあらすじと続編の読む順番を解説していきます。
大学生になって麻雀や競輪などのギャンブルにハマっていく様子を描いた無頼派小説です。
では、参ります。
目次
白川道さんの小説「病葉流れてシリーズ」とは?大学生で上京しギャンブルにハマる主人公を描く…!
まずは白川道さんの小説「病葉流れてシリーズ」の概要です。
本書が書かれたのは1998年のことで、けっこう古めの小説になります。(その後、2012年から続編が出始めた)
内容としては、大学生になって伊豆から東京に上京してきた主人公が、寮で麻雀を覚え、雀荘通いをするようになり競輪などもかじりつつ、ギャンブラーへの道を進んでいくというもの。
いうなれば阿佐田哲也さんの『麻雀放浪記』を学生運動時代の大学生風にしたような感じで、ビリビリくるようなギャンブルの雰囲気とかもしっかりあって面白いです。
あとはギャンブラーならではの移り変わる女性関係とか、牌フォントを使ったけっこう深い戦術の話とかその辺もかなりコアで作り込まれています。
麻雀を知らないとちょっと苦労するかもですが、ルールを知っている人なら楽しめること間違いなしの作品です。
白川道さんの小説「病葉流れてシリーズ」の続編と読む順番!
では続いてはそんな「病葉流れてシリーズ」の読む順番情報を解説します。
実は続編がけっこう出てまして、順番としてはこんな感じ。
- 1.『病葉流れて』(幻冬舎、1988年)
- 2.『朽ちた花びら 病葉流れて2』(小学館、2004年)
- 3.『崩れる日なにおもう 病葉流れて3』(小学館、2004年)
- 4.『身を捨ててこそ 新・病葉流れて』(幻冬舎、2012年)
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(2024/11/16 14:38:46時点 Amazon調べ-詳細) - 5.『浮かぶ瀬もあれ 新・病葉流れて』(幻冬舎、2013年)
- 6.『漂えど沈まず 新・病葉流れて』(幻冬舎、2013年)
- 7.『そして奔流へ 新・病葉流れて』(幻冬舎、2014年)
同姓同名の主人公が登場する番外編『流星たちの宴』もある!
あと余談ですが、本作の主人公・梨田雅之は、実は著者の別作品『流星たちの宴』でも同姓同名のキャラが出てきます。
設定も似ているのでほぼ同一人物と言っても過言ではなく、こちらでは投資顧問会社に勤める社会人となっています。
なので本作の大学生編の続編として読むことも可能。その場合は、(厳密にはつながっていないので)どこのタイミングで読んでも大丈夫です!
「病葉流れてシリーズ」のドラマ化情報
続いてはドラマ化情報です。実は2007年に実写ドラマ化がなされており、主なキャストは以下の通り。
- 梨田雅之役: 村上淳
- テコ: 吉野紗香
- 永田一成: 田中哲司
ちなみに麻雀打ちの中には村上淳と聞いて「んん?プロか?」と思う人もいるかもですが、colors カラーズの村上淳さんです。
終わりに!病葉流れてシリーズは麻雀好きにおすすめ!
こんな感じが病葉流れてシリーズでした。
鉄火場の雰囲気、刹那的な青春の勢い、麻雀の詳細さなど、麻雀好きな人はきっと楽しめるはずです。
ぜひ読んでみてください。ではまた。良い麻雀ライフを!
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という機会は本好きには多いかと。
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