本記事では、ホラー系に強い作家・道尾秀介さんのおすすめ作品を紹介します。
初心者にオススメな作品はこれだ!みたいなのがわかります。
あと作風や似た作家なども紹介するのでなんかいい感じに使ってください。
では始めます。
目次
道尾秀介さんの作風は?どんでん返しが売りのホラー作家
まずは作風を簡単に紹介します。
ミステリー作家であり、最後の最後に大どんでん返しを起こしてくれるところが魅力です。
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道尾秀介さんの作品はキャラクター含めて独特の世界観があります。好きな人はドハマりし大絶賛、苦手な人は引いてしまう作品もあるのではないかと思います。叙述トリックといわれるどんでん返し作品も思っていたどんでん返しではなく、そこでどんでん返す!?という感じです。
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多くの作品で、終盤のどんでん返しが見事でいつも驚かされる。質の高いミステリー。
ミステリー作家さんの中でも分かりやすい表現のため読書に慣れていない方でも読みやすいですが、お話自体は考え抜かれているため読んだ後の満足感も大きいです。
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身近な虫などの生き物目線で主人公の感情が書かれている部分もあり、違った角度で登場人物の感情を見ていくことができます。
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ミスリードされないように注意して読み進めていても、思いっきり誘導されてしまうところ。
結局ミスリードされてしまう!みたいなところが売りです。
自分も何度もやられていますww
ホラー系とエンタメ系に分かれていて、ホラー系はけっこう怖いので苦手な人はエンタメ系から入るのがオススメ。
では以下で具体的なオススメ作品を紹介します。
道尾秀介さんの読む順番!初心者にオススメな作品まとめ
本題に入りまして、道尾秀介さんのオススメ作品を紹介します。
注意点:作品によって雰囲気が違うため、かなり猟奇的でグロテスクな作品もあります。例えば「向日葵の咲かない夏」等は注意。
ではみていきましょう。
読みやすく後味も良い!カラスの親指
まずは「カラスの親指」です。筆者としてもまあこれかなーと思っています。
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ではこの本をチョイスした人たちの意見を見ていきましょう。
◆この小説を勧める人のコメント
カラスの親指という小説で、映画化もされた有名な作品です。最後の大どんでん返しに衝撃を受けますが、他の作品に比べて疑似表現が少ないので比較的読みやすいと思います。
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代表作であるカラスの親指がおすすめです。映画化もされており、多くの人が楽しめる作品だと思います。詐欺師という自身とはあまり関係のないテーマですが、分かりやすいためしっかり入り込めます。
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初心者の方には「カラスの親指」がおすすめです。この作品は映画化もされていてタイトルを知っている方も多いのではないかと思います。キャラクターの個性は強いものの万人受けする世界観だと思います。
全体的に心が温まり、笑える、大どんでん返し作品、と面白い要素が全て詰まっています。最後の伏線回収はお見事で読んでいて気持ちいいので、道尾秀介さんの作品を始めて読む方にはこちらを読んでほしいと思います。
ちなみに続編も出ています。
>>『カエルの小指』あらすじレビュー!カラスの親指から10年後だったとは…
初っ端からかます!「向日葵の咲かない夏」
続いてはこちらも代表作の1つ「向日葵の咲かない夏」です。
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自分は前情報なしでここから読み始めて撃ち抜かれましたね・・。サイコホラー系です!
◆この小説を勧める人のコメント
「向日葵の咲かない夏」を読んで好みであれば道尾秀介さんの作品は全部好きだと思います。
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難解な表現がなく、テンポよくストーリーが進み、ホラー要素もあるのでゾクゾク感も楽しめます。
ラストの伏線回収後は、必ずもう一度読み直したくなります。
・・こちらはダークなのでそういうの好きな人向け。
青春小説からスタート「ソロモンの犬」
続いては「ソロモンの犬」です。
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こちらは一番軽いので読み慣れていない人にもオススメ。
◆この小説を勧める人のコメント
青春小説のようなタッチのミステリーであまり悲惨なことも起きないので読みやすいと思う。
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心理描写が巧みでスラスラ読める。
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ソロモンの犬がオススメです。登場人物のキャラクターが濃くて入り込みやすいから。読後も内容の面白さにワクワクが止まりません。
読む順番は己で決めろ!「N」
短編集で言うと「N」がオススメ。
◆この小説を勧める人のコメント
「N」が一番好きな作品です。全6章。読む順番は読者が決めるという初めての読書体験でした。全部で720通りにもなるので、何度でも楽しめると思ったからです。
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Nをあげます。最新作であり、章ごとにどこからでも読み始めていいという構成が魅力的です。
こちらは読む順番によって結末が変わると言う変わり種です。
その他のオススメ
その他のオススメとしては、
- 「光」
- 「竜神の雨」
- 「ラットマン」
- 「片目の猿」
などが挙がりました。参考にどうぞ!
その後の読む順番のおすすめ
その後の読む順としては、以下のようなパターンがあります。
◆背の眼、シャドウ、龍神の雨コース
読む順番のオススメは、背の眼、シャドウ、龍神の雨から神シリーズです。ゾッとするホラー要素の強いものから読んでいき、ミステリ―に重きを置いた展開のものに進んでいくのがオススメです。道尾秀介の作品には、ラストの大どんでん返しが味なので、リサーチ中のネタバレに注意。ネタバレによって面白さは半減どころか、作品自体の色彩を失ってしまいかねません。
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◆背の眼、シャドウ、カラスの親指コース
背の眼、シャドウ、カラスの親指、片目の猿の順番が良いと思います!
道尾秀介さんが好きな人に合わせてオススメ!似た作品を紹介
道尾秀介さんの作品が気に入った人が合わせてオススメしがちな作品を紹介。
フィーリング合う人のオススメは大体当たる!(当社比)
ぜひ参考にしてください。
一條次郎「ざんねんなスパイ」
まずは一條次郎「ざんねんなスパイ」です。
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他では見ない独特の世界観というところでは一條次郎さんの作品もおすすめです。道尾秀介さんとは全く異なる世界観ですが、キャラクターの個性の強さもストーリーの雰囲気もとにかく類を見ない作品です。
一條次郎さんの作品の中で私は「ざんねんなスパイ」という作品が一番おすすめです。
主人公のスパイがとにかく残念。最初から最後までぶっ飛んだ作品で声を出して笑えます。
伊坂幸太郎「砂漠」
続いては伊坂幸太郎です。
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エンタメ系の側面だと結構似てるなと筆者も思います。(あんまりダークなのはない)
道尾秀介さんが好きな方は、伊坂幸太郎さんの作品も楽しく読めると思います。話題作も多く映画化された作品もあるので多くのお勧めがありますが、わたしは特に砂漠、仙台ぐらしの2作品がお勧めです。自身の生活とかけ離れない世界でのお話なので客観視しすぎず入り込めます。
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伊坂幸太郎さんの作品も人間的な感情が多く書かれている作品で、おすすめです。
東野圭吾「白夜行」
続いては東野圭吾「白夜行」です。
コメントは以下の通り。
東野圭吾さんの作品が良いかと思います。白夜行は長編の小説ですが、入り込みやすいので長く感じません!
以上が道尾秀介さんのオススメでした。ぜひ読んでみてください。
ではまた。良い読書ライフを!
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。