『リカシリーズ』、『交渉人シリーズ』などで知られる小説家・五十嵐貴久さんのおすすめシリーズ本をまとめていきます。
五十嵐貴久さんはマジで幾つジャンル持ってるの?と思うほどの超オールラウンド小説家です。
ってなります。
では以下でもう少し詳しく解説していきます。
目次
五十嵐貴久さんの作風はオールラウンド
オススメに入る前に五十嵐貴久さんの作風について簡単に紹介していきます。
五十嵐貴久さんの小説としては、有名なのがデビュー作の『リカシリーズ』(ホラーサスペンス)や、『TVJ』『交渉人シリーズ』などのミステリーなどですが、実は他にも色々書けるオールラウンダーなんです。
例えば、2005年の『ロケットボーイズ』という作品は青春小説ですし、『安政五年の大脱走』などの作品では時代小説も描いています。
なぜ、こんなに色々できるのか、というと出版社での編集の経験があるためかなと思います。
どんな作品を編集したのかはよくわかっていないのですが、様々な作品を校正し編集してくる中で、作風の幅が広がったのではないか、個人的に予測しています。
五十嵐貴久さんの新刊・新作情報まとめ[2022年最新]
続いては新刊・新作情報を紹介します。
単行本と文庫、漫画でそれぞれ見ていきましょう!(文庫焼き直しも多いため)
単行本の新刊
まずは単行本の新刊情報です。
2021年発売
能面鬼(2021/12/02)
が最新です。
一周忌の案内状は、地獄への招待だった……
私立の名門大学のサークル「ヒートウェーブ」の新歓コンパで悲劇が起きる。無理矢理飲まされ続けていた新入生の諸井保が、急性アルコール中毒で死亡してしまった。これからのキャリアを考えたメンバー達は、保身のために死因を偽装する。事件の記憶が薄れかけた一年後、案内状が届く。保の実家である寺で、一周忌法要を行うというのだ。罪悪感に苛まれていたメンバーは、けじめをつけるため出席することにした。そこに地獄が待っているとは知らずに……引用元:Amazon
単行本の準新作
2020/12/22発売の「バイダー」です。
ゾンビ事件に関して、自衛隊と警察の混成チームがターゲットを救出すべく奮闘するというパニックエンタメ小説となっています。
東京都下の大川豆島で発生したウイルス性感染症。罹患者は人の血肉を求める存在と化す。政府はそれを「バイター」と命名。相澤総理大臣の娘・彩香は、不運にも部活動の合宿で島を訪れていた。容赦なくバイターに喰い殺されていく教師や友人たち。混迷が深まる中、自衛隊と警察の混成チーム「ブラッド・セブン」が結成される。彼らの任務は「彩香の救出」という総理の特命だった。稀代のエンタメ作家が放つゾンビパニック小説!
文庫本の最新刊
文庫の最新刊はこちら!
スタンドアップ! (PHP文芸文庫】 2022/1/6
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戦うのは自分のため。だけど、最後の力はみんながくれるんだ。――具志堅用高氏(元WBA世界ライトフライ級王者) 夫のDVから逃れ、シングルマザーとして小学生の娘を抱えながら働く三十三歳の愛。何に対しても自信がなく、気弱な彼女が出会ったのは、寂れたボクシングジムだった。最初は同僚に誘われ、渋々通い始めた愛だったが、徐々にボクシングの魅力に目覚めていき……。子育て・仕事との両立、プロ試験の年齢制限、別れた夫の妨害や世間からの偏見――さまざまな困難に立ち向かい、闘う女性を描いた勇気と再生の物語。
引用元:Amazon
文庫本の準新刊
続いては文庫本の新刊です。
- PIT 特殊心理捜査班・水無月玲 (光文社文庫) 2021/10/13
- リフレイン (幻冬舎文庫) 2021/03/25
こちらは新シリーズの「特殊心理捜査班・水無月玲」とリカシリーズ の第6巻「リフレイン」が登場しています。
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こちらはいきなり文庫で登場したので、シリーズ最新刊がこの巻となります。
シリーズの詳細は以下の記事を参照ください。
漫画の新刊
続いては漫画の新刊です。
こちらはリカシリーズ の「リターン」が2021/4/24に発売!
シリーズの詳細は以下の記事を参照ください。
五十嵐貴久さんのおすすめシリーズ小説本まとめ!
では、ここからは五十嵐貴久さんの著作の中でおすすめのシリーズ本を紹介していきます。
紹介する作品は以下の通り。
では、それぞれあらすじを紹介していきます。
ホラー系の代表格『リカシリーズ』
まずは、驚異のストーカーリカと、それに追われる被害者を描いたサイコサスペンス小説『リカシリーズ』です。
これはかなりのホラー。
リカが誕生するまでとか、その後とかを描いた番外編もあり、リカシリーズ全5部作となっています。
怖いのを読みたい人にオススメ。
読む順番は以下の記事をどうぞ!
人質ミステリー小説『交渉人シリーズ』+『星野刑部シリーズ』
続いては人質事件とそれに対応する刑事の戦いを描いた交渉人シリーズです。
こちらでは、犯人を刺激しないように、静か、かつ巧みに誘導していく話術を学ぶことができます。
シリーズ本としては、第1作のサブキャラの遠野 麻衣子を主人公にした本などもあり、既出本は以下の通り。
- 1.交渉人(2003年1月)【石田 修平が主人公】
- 2.交渉人・爆弾魔(2010年4月)【遠野 麻衣子が主人公】
- 3.交渉人・籠城(2010年6月)【遠野 麻衣子が主人公】
交渉人シリーズ以外にも、もう一つ大掛かりな人質事件を解決する作品として「星野警部シリーズ」もあり、こちらも第1巻は人質事件に当たります。
詳しい読む順番は以下の記事にまとめました!
ハートフル入れ替わりコメディ『パパとムスメの7日間シリーズ』
続いてはハートフルな家族のきずなを描いたコメディ小説『父と娘の7日間シリーズ』です。
この『父と娘の7日間シリーズ』では、事故をきっかけに人格が入れ替わってしまった父と娘が、否応なしにそれぞれの社会で元の人格を演じていくというストーリー。
元々仲が悪かった父と娘が、入れ替わりにより徐々に仲良くなっていくハートフルさと、父の目から見た女子校生、娘の目から見たサラリーマンという矛盾を独自の視点で描いているのが特徴です。
設定はSFだけど、内容はわりとリアルなコメディとなっています。
シリーズ本は以下の通り。
- 1.パパとムスメの7日間(2006年10月)
- 2.パパママムスメの10日間(2009年2月)
青春三部作シリーズ
続いては『1985年の奇跡』から始まる青春三部作として知られるシリーズ本です。
「●●年の〇○」の形式のタイトルが目印。
進学校に超高校級の球児が転校してきて甲子園を目指すとか、不良学校で退学を免れる代わりにロケットを作ることになる、とかそういう王道べたべたの青春小説です。
読む順番は特にはないですが、刊行順で読もうとするとタイトルの年次が入れ替わっているのでそこだけ注意!
- 1.1985年の奇跡 (双葉文庫)(2003年7月 )
- 2.2005年のロケットボーイズ (双葉文庫)(2005年8月)
- 3.1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (双葉文庫)(2007年10月)
恋愛小説!『年下の男の子シリーズ』
続いては37歳女性と23歳男性という歳の差恋愛を描いた『年下の男の子シリーズ』です。
食品会社の課長補佐である川村晶子(37歳)が、ひょんなことからフリーペーパーのPR会社の派遣社員・児島 達郎(23歳)と仲良くなり、やがて交際を申し込まれるが…
というストーリー。続編も出ていてそのたびにライフステージが変化していきます!
歳の差恋愛を学びたい人にオススメ。
- 1.年下の男の子 (実業之日本社文庫)(2008年5月)
- 2.ウエディング・ベル (実業之日本社文庫)(2011年5月)
- 3.可愛いベイビー (実業之日本社文庫)(2014年5月)
終わりに!五十嵐貴久さんを追いかけるとオールランド読書家になれる!
ここまで五十嵐貴久さんのオススメシリーズ本をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
ここにまとめただけでも、かなり作風が広い作家さんであることがお分かりいただけたのではないかなと思います。
作家一人で色々なジャンルを楽しめるお買い得な作家さんです。
それ以外にも時代小説系とかもあるので、ぜひ色々読んでみてください。
↓五十嵐貴久さんの時代小説本
ではまた。良い読書ライフを。
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。