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【実写映画化!】階段島シリーズの読む順番!きみの世界に青が鳴るで完結

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2019年4月25日に最終巻『きみの世界に、青が鳴る』が発売された河野裕さんの小説「階段島シリーズ」。

たkる
たkる
捨てられた人たちが行き着く階段島の物語です。少し変わった青春があります。

今日は、この階段島シリーズのあらすじ、読む順番、漫画、映画化情報をまとめていきます。

 

動画版も作りました↓

では参ります。

『いなくなれ、群青』から始まる「階段島シリーズ」とは

まずは、「階段島シリーズ」の概要を紹介します。

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「階段島シリーズ」は、『いなくなれ、群青』から始まる河野裕さんの小説で、捨てられた人間が行きつく階段島という孤島を舞台にした青春ミステリー小説です。

ストーリーとしては、階段島で暮らす主人公の男子高校生・七草が、幼馴染の真辺 由宇(まなべ ゆう)と再開したところから物語がスタート。

階段島にはある日突然、気が付くとそこにいて、なくしものを見つけない限り島からは出られないという設定です。

それ以外は特に問題なく日常生活を送ることができ、島を出るために行動を起こすかどうかは島の住人たち次第。

実際、主人公の七草はもともと島を出る気はなかったのですが、幼馴染の真辺 由宇が島にやってきたことで事情がチェンジします。

そして島で起こった奇妙な落書き事件を(由宇に引っ張られながら)調査するうちに、主人公らは島の謎、自分たちが島にいる理由などを知っていきます。

本シリーズの特徴として、どことなく欠けのある魅力的なキャラクター、村上春樹のような回りくどい表現など、独自の世界観が魅力の作品です。

ちなみにこのタイトルに関しては決めるときに色々あってみたいで、そんな話を編集者の高橋さんが書いているNoteはこちら↓

階段島シリーズの登場人物たち

続いて階段島シリーズの登場人物を紹介していきます。

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主なキャラはこんな感じです。全員階段島の住人となっています。

まず主人公が上段にいる七草と真辺由宇の2人でそれぞれ性格は正反対ですが、意外と仲良しです。

続いて中段の3人がそのクラスメイトたち。左からヒーローになりたい佐々岡、全然話さず週末に手紙で回答をくれる堀、いい人であることに囚われた委員長の水谷、と皆ちょっと癖があります。

ここまでは全員高校生です。

で、下段が郵便配達員の時任(ときと)さんと、小学生の相原大地です。彼女らもストーリーには大きく絡んできます。

あとは、なぜかここにはいないですが、会う人によって自分のキャラと名前を変える「百万回生きたネコ(七草に会う場合)」などの個性豊かなキャラが他にも色々登場します。

基本キャラは立っていますが、主人公の二人の口調が似ていて、会話文でたまにどっちの発言かわからなくなる時もあったり

まあそんな感じです。

河野裕「階段島シリーズ」の読む順番と各巻あらすじ

では、続いて「階段島シリーズ」の読む順番をまとめていきます。

現在刊行中の作品は以下の通り。

1.『いなくなれ、群青』のあらすじ

シリーズ第1巻の『いなくなれ、群青』はシリーズ導入編です。

なぜそこにいるのかもわからない階段島という孤島で暮らす主人公のもとにかつての友人が現れる。

それを機に、島を出る方法を探し始める…

というストーリー。

2.『その白さえ嘘だとしても』のあらすじ

シリーズ第2巻の『その白さえ嘘だとしても』では、階段島のインターネットが遮断される事件が発生し、その犯人を調査していきます。

事件を調査する中で階段島をめぐる謎が明らかになり…

というストーリー。

詳細レビュー↓

 

3.『汚れた赤を恋と呼ぶんだ』のあらすじ

yogoreta-aka-koiシリーズ第3巻の『汚れた赤を恋と呼ぶんだ』では、一度現実世界に戻り、階段島の魔女の謎を調査していきます。

1巻、2巻の伏線を回収していく第1部の完結編のような内容で、かつ新キャラも登場し後半へのつなぎの巻でもあります。

 

4.『凶器は壊れた黒の叫び』のあらすじ

kyouki-kowareta-kuroシリーズ第4巻の『凶器は壊れた黒の叫び』では、再び階段島に舞台が移り、前巻で回収し逃した伏線を引き挙げていきます。

柏原第二高校に転校してきた安達は、島で唯一の小学生・相原大地のために部活動を始めることを提唱するが…

というストーリー。

 

5.『夜空の呪いに色はない』のあらすじ

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シリーズ第5巻『夜空の呪いに色はない』は最終巻へのつなぎの巻です。

これまでとは違い、階段島の大人たちに焦点を当てたストーリーが展開されていきます。

視点が違うとハッとさせられます。

6.『きみの世界に、青が鳴る』のあらすじ

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2019年3月26日発売予定のシリーズ第6巻にして完結編の『きみの世界に、青が鳴る』

最後は2人の主人公・七草と真辺由宇の物語に戻ってきます。完結編とのことでクライマックスに注目!

漫画版『いなくなれ、群青 Fragile Light of Pistol Star』について

原作は小説スタートとなる階段島シリーズですが、大人気につきコミカライズ化もなされています

それがこちらの「いなくなれ、群青 Fragile Light of Pistol Star」

2019年8月現在は第2巻まで出ている模様。


いなくなれ、群青 Fragile Light of Pistol Star 1巻 (デジタル版Gファンタジーコミックス)

小説にはないエピソードもあるとのことで、原作ファンも必見です。

現在刊行中の作品は以下の通り。

階段島シリーズの映画化が決定!キャストとか内容について

階段島シリーズ第1作『いなくなれ、群青』の映画化が決まったみたいです。


映画チラシ いなくなれ、群青 横浜流星

キャストは横浜流星さんと飯豊まりえさんが主演だそうです。

◆映画版キャストまとめ

  • 七草役・・・横浜流星
  • 真辺由宇役・・・飯豊まりえ
  • 豊川役・・・中村里帆
  • 水谷役・・・松本妃代
  • 佐々岡役・・・松岡広大
  • 堀役・・・矢作穂香
  • ナド(百万回生きた猫)役・・・黒羽麻璃央

2019年9月6日ロードショーとのこと。

…内容はおそらく原作第1巻〜2巻にかけてになりそうな模様(ヴァイオリンを持った少女がいたため2巻も含むと思われ)!気になりますね!

予告PV

番外編:階段島シリーズのコピーの謎「この小説は漱石への挑戦だ」

ちなみに小説を買ったときの折り込みのチラシ見たいな紙に、階段島シリーズの評価として「この小説は漱石への挑戦だ!」と書かれていて、その意味がずっと分からずにいます。

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漱石はたぶん夏目漱石のことだと思うんだけど、イマイチ漱石に詳しくなくて、どの辺が挑戦なのかがわからず・・・

誰か漱石に詳しい人いたらコメントください

なんかこれを拾えると、さらに楽しめるのでないかと思ってて。

・・・大森さんに聞けよという話ですが、ちょっと大森さんがどこにいるのかわからないので、もし分かるよという人いたらこっそり教えていただけると幸いです。

河野裕さんの新刊「さよならの言い方なんて知らない」に階段島の掌編小冊子が挟まっている!

これは余談ですが、2019年8月発売の河野裕さんの新刊「さよならの言い方なんて知らない。」に、階段島シリーズの小話が収録されているというのです。

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本編ファンは是非読んでみましょう!

ちなみに本文に収録されているわけでなく、本に小冊子が挟まっている形式です。

階段島シリーズ小冊子は、初回限定版だけみたいなのでお早めに!

ちなみに「さよならの言い方なんて知らない」はすでに第2巻も控えています。

河野裕『さよならの言い方なんて知らない。』の読む順番!『ウォータビスケットのテーマ』の改題です。 本記事では、河野裕さんの新作『さよならの言い方なんて知らない。』の読む順番と新刊情報と魅力について解説します。 このシ...

終わりに

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ここまで階段島シリーズの読む順番をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。

独特の世界観と表現で村上春樹っぽさがある作品で、もしかしたらネジマキ島クロニクルを意識しているのかもとも思います。

著者の別作品としては、サクラダリセットシリーズなどが有名ですね。

 

機会があったら是非読んでみてください。ではまた。良い読書ライフを。

P.S.1本の語り場作りました↓

 

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