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京極夏彦さんのおすすめ小説と初心者が読むべき順番を聞いてきた!比較的厚くない本など

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本記事では京極夏彦さんのおすすめ小説を解説します。

自分もそこまでマスターではなかったので、マニアたちに意見を聞いてきました。

よろしくお願いします。

たkる
たkる
京極夏彦さんは作品多いし面白いんだけど、あの本の厚さには面食らうよね・・。でもこの記事を見れば比較的浅いところから始められます!

京極夏彦さん初心者におすすめな小説!読む順番はここから!

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まずは初心者向けのおすすめを紹介します。

  • 巷説百物語
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし
  • 嗤う伊右衛門(2票)
  • 姑獲鳥の夏(3票)

始まりの1冊「巷説百物語」

まずは「巷説百物語」です。

主人公と妖怪をでっち上げる又市との出会いから話は始まり、彼らの仲間として主人公も共に妖怪話を作る側として歩んでいく。他の京極夏彦の話は重く深い話になりがちですが、こちらは人助けの話でありライトに読みやすいです。

時は天保年間、小股潜りの又市をはじめとする多彩な登場人物と精巧な設定が生きるミステリー系の時代劇。BSの連ドラや映画にされることが度々あります。特に田邊誠一が御行の又市を演じたドラマシリーズ(WOWOW)は秀逸です。

とのこと!

さらにいうと、この巷説百物語は京極夏彦作品のどの作品とも繋がりがある羽生となる1冊でもあります。

なので、今後はどれを読んでもちょっとだけ繋がって楽しい!みたいな利点もありです。

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小悪党の御行の又市たちが問題解決に仕掛けで罠を張り解決するところです。決め台詞もあり楽しいです。

ーー

京極夏彦の魅力をかき集めたような作品。他のシリーズよりタッチの軽さを感じるが、文字で五感に訴えてくる臨場感が存分に味わえる。

ライトなストーリーで読みやすい「文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし」

続いては「文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし」です。

すごろくというかボードゲーム、クエストのような感じでストーリーが進んで楽に読めます。お豆腐が載ったお盆をもっていて、壊さないように歩かなきゃならないという因果な運命からして、妖怪である小僧に同情したくなります。

京極夏彦作品は、分量も内容も重めなのが多いですが、本書は両方ともライトなので初心者向けと言えます。

いきなり洗礼を喰らいたくない!という人におすすめの1冊。

表紙はやや怖いんだけど中身は怖くない↓

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嗤う伊右衛門

初心者向けの3つ目は「嗤う伊右衛門」です。

誰でも知っている東海四谷怪談を元にしたお話で、お岩さんと伊右衛門の非恋物語から人間関係を考えるお話で楽しいです。

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お岩さんと伊右衛門はお見合い夫婦でも本当に愛し合っていたんだとわかるのが素敵です。行き違いがあってじれじれ愛、お岩さんの健気さや気概、伊右衛門の男らしさが見えて、四谷怪談とは比べ物にならない深みに引きずり込まれます。京極先生大得意な妖しい雰囲気と人間性の掘り下げがすごいです。

こちらも比較的メジャーな怪談が元なので、(誰でもは知らないけど)取っ付きやすいのが魅力といえます。

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姑獲鳥の夏(4票)

続いては百鬼夜行シリーズの第1作「姑獲鳥の夏」です。

奇妙な出来事に見舞われ続けている久遠寺家の憑き物を落とすために京極堂たちが謎に挑む推理小説となっています。

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百鬼夜行シリーズの世界観とストーリー展開を知ることができます。ストーリーは密室の消失事件ですが、長編なので非常に読みごたえがあります。

ーー

実はこちらのシリーズも、巷説百物語とリンクしています。他の作品との架け橋的な要素があり「陰摩羅鬼の傷」は特にその要素が強いです。単独でもかなり面白いのですが、伏線もじっくり味わうのが好きな方はおススメです。

京極夏彦さんのおすすめシリーズ小説!順番はあるか?

続いてはシリーズを読むときの注意点について伺いました。

ただそんなに難しくはないようで、注意点は1つだけ。

巷説百物語を先に読む

以上です。

比較的始めやすいシリーズとしては、

  • 「百鬼夜行シリーズ」(第1巻「姑獲鳥の夏」)
  • 「今昔百鬼拾遺」

などが挙がっていました。

ぜひチェックしてみてください。

私は「百鬼夜行シリーズ」の第一作「姑獲鳥の夏」から入ったので、それが一番かと思います。漢字が多くて哲学やら物理やら御託が多いですが、それも楽しみのひとつです。中禅寺秋彦、最高です。続編が予告されたままでないので、他のシリーズを読みまわってます。

姑獲鳥の夏、魍魎の函、狂骨の夢、鉄鼠の檻、絡新婦の理、宴の支度、宴の始末シリーズとして箱に流れがベストです。

最後に深めの作品を挙げると「数えずの井戸」、「書楼弔堂シリーズ」あたりも面白いとの意見があり!そこそこ読み慣れてきた人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

京極先生の「数えずの井戸」もいいです!登場人物ふたりの間にあった感情は何なのか名付けられない、最後の言葉が聞こえたのかどうかわからない、思いが届いたのかも定かでない、うやむやに漂う不思議な小説です。京極先生の筆致にぴったりあっていると感じます。
今は「書楼弔堂シリーズ」にハマっています。著名人がたくさん出てくるのですが、もしかしてこの人だろうかと思いながら読み進めて、いつも当てられません。それも楽しいです。
京極夏彦先生の大ファンです。

京極夏彦さんとは?作風や代表作を紹介

そもそも京極夏彦さんってどんな作家なの?と言う人もいるかと思うので、概要を解説します。

圧倒的な情報量、文系理系にまたがる圧倒的な知識を駆使して描かれる、「再読に耐えうる」推理小説が特に圧倒的。

作風は作品ごとに変化し、同一作家と思えないほど多彩な文体に変化します。特に妖怪にまつわる作品群は圧巻です。

ミステリーとホラーの間くらいの作品が多いです。

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簡単ですが、そんな感じが京極夏彦さんのおすすめ小説でした。

京極夏彦さんは多分みんな一度はチャレンジしようとして挫折した人も多いかと思いますので、ぜひ本記事の初心者向け作品を試してみてください。

ちなみに実はまだ意見募集中なので、これもええで!みたいなのがあったらぜひ問い合わせフォームかTwitterあたりで教えてくれると嬉しいです。

ではまた。良い読書ライフを!

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