就職活動で趣味の欄に何を書くか迷っている人もいるかと思います。
かくいう自分も大学生で新卒の就活をしたときに割と迷って、何パターンかでローテーションして試してました。
結果失敗したパターンと成功したパターンの知見がちょいちょいあって、その中に「読書」のパターンもあります。
そんな話をシェアします。
>>就活以外の自己紹介とかで趣味は読書って言って良いのか問題はこちら
目次
前提:新卒採用の趣味欄はぶっちゃけなんでもいい
まず元も子もない話なんですが、新卒採用の趣味欄はなんでも良いです。
一応会社によっては
例えば金融系とかだとギャンブルはちょっと・・・
となったり、体育会系だとインドアな趣味はいまいち社風が合わないかもなぁ・・と思われたりはするかもですが、一般的には面接官は趣味の内容を評価しません。
じゃあなんであるの?というと面接官が学生のプロファイリング(人となりを見極める)をする上で趣味がとっかかりとして最適だからです。
なので内容がなんであるか、より、どんな話ができるか、もっと言うと論理的な話ができるかとか嘘がないかみたいなところを見ています。
と言う前提で、よくありがちなミスとしては、もっとも力の入れた趣味を敢えて避けてしまうことで、そうすると熱量の大半が失われた状態で話をしなくてはなりません。
すると面接官側にもそれが伝わって
この学生なんかポテンシャルが低そうだな・・
となって不利になるので注意しましょう。
(良い面接官だと、「これは第一の趣味ではないな(キラリ!)」みたいになってちゃんと聞いてくれたりするけど、応募者が多かったりすると「はいだめ!」で切られる)
面接で趣味は読書という上での注意点とポイント
で、ここからが本題なんですが、読書を趣味としてあげる際にはちょっと注意が必要です。
というのは、読書が
- 誰にでもなんとなく馴染みがあって
- ただ意外とジャンルが広い上に
- 話をするのが難しい趣味
だからです。
面接で自分のペースに持ち込むという意味だと、マイナーすぎて相手がよくわかっていない趣味の方が実は楽で、読書はその点理解されやすすぎてマイナスです。
なので「賢そうに見えるのでは?」みたいな甘い理由で読書を上げると、むしろ多数の祈りを受けることになるでしょう。
以下では趣味は読書という上でポイントとなる3点を解説します。
小説よりビジネス書を重視すべし
まず趣味が読書というときに、ジャンルでいうとビジネス書の方が有利です。
小説が悪いという分けではないのですが、趣味は読書といったときに先入観として「ビジネス書を読んでいる」と捉えられる可能性があります。
なのでもし純文学が好きで〜みたいなのがある場合は、読書というよりは「古典文学が好きです」とか「夏目漱石が好きです」みたいに話すといい感じです。
乱読派の人やビジネス書のみ読む人は、そのまま話すといい感じになりやすいといえます。
社会的評価の分かれるインフルエンサーは避ける
ただこの場合注意すべきなのは、良識ある大人が見ていると微妙な作家・インフルエンサーばかりをあげてしまうことです。
(意識の高い)若者にはありがちですが、相手からどう見えるのかを考えてフラットな著者をあげる方が無難です。
こいつ、洗脳されているのでは・・?
みたいに思われたら多分落ちます。
本の内容よりざっくりとした目的や魅力を話すと良い
趣味は読書からの展開は割と厄介になりがちです。
というのは、
趣味は読書です
と話すと、
どんなの読むの?
みたいになりがちですが、それを言ってもほとんどの確率で相手には伝わらないからです。
ここでやりがちなミスは、相手に伝わっていないのにその作者や好きな作品のめっちゃ深い話をしてしまうことで、一般企業だとコミュニケーションが取れないやつと評価される可能性があります。(出版社とかだとプラスになりそうだけど)
なので、相手の反応をしっかり見極めて、伝わってなさそうだったらざっくりと
どんな作家なのか、どういう作品を出していて、どういうところが気に入っているのか
などを話すと高評価です。
どう生かせるの?と聞かれたら大喜利
ちなみに面接官に圧迫の指示が出ている場合などでは、無理矢理な質問が来ることもあります。
例えば、「趣味は読書です」からの「弊社でどう活かせますか?」みたいな感じです。
そんなときは、は?って思わずに相手も仕事なんだと理解するのが大人の対応で、ぶっちゃけその先は大喜利なので、
わからないことがあっても必要な本を本屋やAmazonで探し出してマスターできます
とか適当なことを言っておけばOK。
無理な質問なのは相手も承知なので、多少無理があっても何も答えないよりはなんか答えた方がいいです。
相手がめっちゃ詳しかったら?
ちなみにたまーになんですが、相手の方が自分より詳しいケースもあります。
例えば「小説だと池井戸潤とか読みます」(4〜5冊読んだことあるなどで)と答えたら、相手が「そうなんか。実は私も全巻読んでましてね・・」みたいになった場合です。
そんなときは下手に知ったかをせず、読んでない本の話になったら
「その本はまだ読んでいないのですが、どのタイミングで読んだら良いですか?」
とかの質問をして相手にボールを渡すのがスマートな会話術です。
意地張って嘘をついても得るものはあんまりないし、そういう人は(隠蔽したりで)怖いので企業はあんまり採用したくないと考えます。
終わりに。趣味は読書は攻めの一手。準備をしっかりしないと火傷します
つらつらとですが、そんな感じが趣味は読書というときのノウハウでした。
趣味がない人が無難に置きにいきがちなんですが、実は上級者向けの趣味であることがわかるかと思います。
なので第一の趣味が読書だ!という人はきっちり準備を、そうでない人は他の趣味を立てておくのがおすすめです。
そんな感じ、就活頑張ってください。
終わり。
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