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恩田陸の読む順番!初心者におすすめの小説はこれだ!

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本記事では、恩田陸さんの読む順番を解説します。

「これから始めようと思っているけどどれから読めば良いものか・・」と思っている人は参考にしてください。

では、参ります。

本記事では、恩田陸さんファンに意見を募り、それを管理人がまとめました。

恩田陸さんの作風!こんな作家です

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まずはどんな作家なのかを簡単に解説します。

ジャンルはオールマイティ、作風としてはノスタルジー系が多いです。
読みやすい文体でもあります。

逆にジャンルが多いため、最初にどこから手を出すかは難しさがありますね。

恩田陸さんファンの思う良いところや作風は以下の通り。

ストーリーの面白さはもちろん、文体の美しさ。郷愁をさそう叙景。

“現実世界でありながら、なんだかメルヘンな内容が含まれているところ。
ありそうでない!そんなお話が多い。”

ファンタジーの設定が巧みで現実感があります。隣に住んでいてもおかしくない、机を並べていそうな人たちが主人公なものが多いです。そして異世界に連れて行ってくれるこの感覚は癖になります。

緻密な情景描写と、思わず背後を確認したくなるようなぞっとするホラー感、ハッピーエンドではない一部作品の味わい深い後味の悪さが魅力です。あと、別作品で共通の登場人物がでてくることがあり、何作も読むと「あ、この人は●●の本に出てた□□□□だ」とわかってまた面白いと思います。

会話ではない心情を表す文章や、風景の表す文章がイメージしやすく、会話と会話のつなげる文章もスムーズに読める点が良いです。

ファンタジー、青春小説、ミステリーなどジャンルが幅広い。読み手の郷愁を誘い、ノスタルジーを感じさせるのが上手い。

話の中心となる登場人物の心情の変化を、主に会話文を使って表現するところが魅力です

恩田陸さんは1つのジャンルに絞ることなく、たくさんのジャンルの小説を書かれているところが、他の作家との相違点であり魅力です。

代表作を見るとミステリー作家と思われがちですが、伝奇・怪奇小説も手がける側面も持っていて、そのどちらのジャンルでも面白いところが好き。

 

恩田陸さんの小説の読む順番おすすめまとめ

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続いては初心者にオススメの小説を紹介します。

デビュー作「六番目の小夜子」

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まずはデビュー作の「六番目の小夜子」です。デビュー作ではあるのですが、すでに完成度が高く、オススメです。

好きな人のコメントは以下の通り。

恩田作品の中では比較的短く、そして面白い!ミステリーと青春の要素を楽しむことができる。これがデビュー作かとびっくりすると思います。

初めて読むならデビュー作でもある「六番目の小夜子」がおすすめです。ミステリー要素がありぞっとするような場面もありつつも、高校生たちの青春小説なので、読みやすい作品だと思います。

コメディタッチの「ドミノ」

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続いてはドミノです。こちらはドタバタミステリーといった感じ。

スルスル読めてストレスもないです。続編も出ています。

コメディのため、とにかく楽しい。登場人物が多いですが、綺麗に伏線回収をしてくれるためカタルシスがあります。”

>>恩田陸「ドミノ」に続編が登場!上海編を見逃すな!

青春系「夜のピクニック」

続いては「夜のピクニック」です。

歩行際と言うただ夜の山道を練り歩くという学校のイベントを描いた作品。こう言うのが大人になってから思い出になるんだよなぁわかる。

“「夜のピクニック」をオススメします。
内容としては、高校生が学校の行事として24時間耐久で、ただひたすら歩くだけの行事を書いたもの。
ただ、その中で青春真っ只中の高校生の細かい心境の変化や成長をかいていて、なんだか不思議と共感できるところにあります。”

短編の「象と耳鳴り」

続いては短編集で「象と耳鳴り」です。

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中でも待合室の冒険がオススメとの意見を伺っています。

“短編ですが「待合室の冒険」
恩田陸氏の短編集:象と耳鳴りに収録されています。
駅の待合室で繰り広げられる犯罪を検察官の息子が暴きます。
一見すると頼りなさそうな息子の鋭い洞察力、それに感心したり
ちょっと嫉妬もあるような父親の会話が面白い。”

会話文多め「七月に流れる花」

続いては「七月に流れる花」です。

七月に流れる花が、初心者にはオススメです。恩田陸さん独特の不穏な雰囲気もあり、会話文が多いので読みやすいため、抵抗なく世界観に入っていけると思います。

雅な雰囲気「常野物語」

続いては「常野物語」です。

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「常野物語」短くて読みやすい。そして何度も読んでしまうほど雅な雰囲気にあふれています。こんな才能があったらいいな、と思いながら読んだある一族の物語です。シリーズにもなっているので読み進めるのも自由です。

短編集のどこから読んでもそれ一つで面白いが、伏線がほかの編に続いているので全貌をつかむために全て読む事で得られる面白さもある。一族・村としての長い長い歴史を、渡って書いてあるのも良い。

シリーズなので順番は意識していきましょう。(第1巻が「光の帝国」)

【光の帝国】恩田陸『常野物語シリーズ』の読む順番!最新作はエンドゲーム

読む順番についての注意点

ちなみに読む順番については結構流派が分かれます。

同じキャラクターが再登場シリーズは発表順がおすすめです。そして素晴らしい作家ではありますが、明確に面白いとは言えない作品もあります。ネタバレに注意しながら評価をチェックしつつ訓む作品を選ぶといいと思います。

作品によって、ミステリーであったり、青春物語であったり作風が大きく違うため、色んな作品を読んで、恩田さんの作品に触れてほしい

作家の持つファンタジー性が合うかどうかは注意点です。まずはドミノや有名な六番目の小夜子、夜のピクニックなどを読むといいかもしれません。

というように、作品ごとの幅が大きいため、適当に読んでいくのはオススメできません。

じゃあ何から始めれば良いかという話でも、

「ドミノ」→「夜のピクニック」がいいとおもいます。いきなり「六番目の小夜子」から入るのはNG

蜜蜂と遠雷が有名ですが、私はこの作品を読むのは最初ではない方がいいと思います。とても長い作品なので、恩田陸さんの世界観にどっぷり浸ったあとに読む方が楽しめます。2冊目には七月に流れる花の続編である、八月は冷たい城をオススメします。両方読むことで、感動が倍増します。

基本的には出版順で読んでいくのが一番読みやすいと思います。以前の作品の登場人物が出てくることが時々あり、前作を知っているとより楽しめます。

気になるタイトルから読めばいいと思います。私は恩田陸氏のミステリー作品が好きなのですが、「夜のピクニック」などノスタルジーな雰囲気の青春もの、恋愛ものが入りやすいのかな?と思います。

というように、

  • ドミノ派
  • 夜のピクニック派
  • 六番目の小夜子(刊行順)派

のようにいろいろあります。

この辺は好みかなと思うので、

  • コメディ派→ドミノ
  • 青春派→夜のピクニック
  • ミステリー派→六番目の小夜子

で良いと思います。作品間の繋がりはシリーズ内でだけ注意すればOKです。

恩田陸さんが好きな人にオススメの小説。似た作風はこれだ!

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読んでみたらハマってしまった!という人に向けて、似た作風も作品を紹介します。

恩田陸さん好きな人に選んでもらったのでフィーリングが合うのではないかと思います。

奥田英朗の「空中ブランコ」

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内容がライトでスイスイ読める内容であり、人間の心の動きなどが同じような描写となるため、オススメ!”

奥田英朗『精神科医 伊良部シリーズ』読む順番!イン・ザ・プールより始まる

乙一「夏と花火と私の死体」

“乙一さんの作品は、読了後はさっぱりとしているものが多いですが、読んでいる途中のぞっとするような感覚は似たものがあると思います。
「夏と花火と私の死体」や「暗黒童話」「GOTH」などです。”

辻村深月「本日は大安なり」

結婚式をテーマにした作品で、明るいテーマで読みやすいため
物語の終盤になるにつれて、作品のスピード感が増していき、どんどん読み進められる作品です。”

森見登美彦

恩田陸さんのファンタジー性がお好きな方は森見登美彦さんをおすすめします。京都を中心に、ありそうでないファンタジックでノスタルジックな古都を描き出すのが上手い方です。

レイ・ブラッドベリ「塵よりよみがえり」

不思議な設定なのに妙な現実味を感じる世界観は、レイ・ブラッドベリの作風に似ているように感じます。”

三島由紀夫

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純文学ですが、文体の美しさ、精神描写の細やかさはこの人に通じるところがあると思います。ストーリーだけでなく、文章を味わうことに楽しめれば、ぜひ!”

真理幸子「向こう側の、ヨーコ」

真理幸子さんの、「向こう側の、ヨーコ」がオススメです。恩田陸さんの不思議な雰囲気が好きな方には、同じように好きになってもらえると思います。

佐々木丸美・雪の断章シリーズ

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佐々木丸美・雪の断章シリーズがオススメ。

光の帝国シリーズの様に、分散して出版されているシリーズをすべて読んでも世界観の全貌が掴めず、掴めないまま終わるところが良いです。

 

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簡単ですが、以上が恩田陸さんの読む順番と似た作風の作品+作家でした。

かなり高いレベルの作家です。ぜひ読んでみてください。

ではまた。良い読書ライフを!

◆恩田陸さん作品に関する記事

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