速筆で知られる西尾維新さんの代表作ライトノベル小説の一つ『物語シリーズ』の読む順番を、シーズン別ごとに分類、刊行順、時系列順でそれぞれまとめていきます。
ざっくりでいうとこんな感じ↓
またアニメで見たい人に向けて、「ひたぎクラブ」などの話数順もまとめました。
あとは、クロスオーバーの番外編とか、副音声、ドラマCD情報などについても紹介します。
\新刊情報/
- 2024/9/11 短短編集『短物語』発売
- 2023/5/17 『戦物語』発売
- 2021/8/19 『死物語』発売!
- 2021年2月「化物語(上)」がAmazonAudibleの聴き放題に登場!
- 2020年10月28日に新刊「扇物語」発売!
そんな感じです。では始めていきます。
目次
小説「物語シリーズ」とは?化物語から始まる西尾維新さんの代表作です。
物語シリーズとは、『化物語』から始まる一連の小説シリーズです。
主人公の阿良々木暦が、春休みに吸血鬼に魅入られ、それ以来数々の「怪異」に見舞われるという物語。
本編は大きくシーズン1、シーズン2、シーズン3(ファイナルシーズン)に分かれており、登場人物を1周すると1シーズンが終わる感じとなっています。
アニメ化もされており、本編を補完する形のドラマCDが出ていたり、アニメの内容をアニメの中のキャラが解説するコーディオコメンタリーなども作られている充実ぶりです。
一応物語シリーズはファイナルシーズンで完結したものの、オフシーズン、モンスターシーズンと番外編がいまだ連載中。
物語シリーズ原作小説を刊行順で読む順番
では、そんな物語シリーズの読む順番についてまとめていきます。
まず、前提として物語シリーズは、出版順と物語内での時系列が違いという点が難しいですが、まあ、初めは出版順に読むのが無難かなと思います。
一度全部読んでそのあとで時系列順で読み返すというのもまた乙なものですね。
出版順でのシーズン別読む順番は以下の通りです。
一気に書くとこんな感じ。
- 1.『化物語(上) 』
- 2.『化物語(下) 』
- 3.『傷物語 』
- 4.『偽物語(上)』
- 5.『偽物語(下)』
- 6.『猫物語 (黒)』
- 7. 『猫物語 (白)』
- 8.『傾物語 』
- 9.『花物語 』
- 10.『囮物語』
- 11.『鬼物語』
- 12.『恋物語』
- 13.『憑物語』
- 14.『暦物語』
- 15.『終物語 (上)』
- 16.『終物語 中 』
- 17.『終物語 (下)』
- 18.『続・終物語』
- 19.『愚物語』
- 20.『業物語』
- 21.『撫物語』
- 22.『結物語』
- 23.『忍物語』
- 24.『宵物語』
- 25.『余物語』(2019/4/17発売!)
- 26.『扇物語』
- 27.『死物語(上)』
- 28.『死物語(下)』
- 29.『戦物語』(2023/5/17)
- 30. 『短物語』(2024.7.3|番外編)
こんな感じです。では以下ではシーズンごとでもう少し詳しく見ていきましょう。
物語シリーズファーストシーズンの読む順番
まずはシリーズの始まりとなるファーストシーズンからです。
ファーストシーズンでは、主に今後の主要登場人物との出会いとその怪異の解決を描いています。
読む順番は以下の通り。
- 1.『化物語(上) (講談社BOX)』
- 2.『化物語(下) (講談社BOX)』
- 3.『傷物語 (講談社BOX)』
- 4.『偽物語(上) (講談社BOX)』
- 5.『偽物語(下) (講談社BOX)』
- 6.『猫物語 (黒) (講談社BOX)』
ファーストシーズンの各シリーズ本のあらすじや収録作についてはこちらにまとめました!
物語シリーズセカンドシーズンの読む順番
続いてセカンドシーズンでは、ファーストシーズンで怪異を解決したヒロインたちのものに、怪異がパワーアップして帰ってきます。
ファーストシーズンが暫定対処だとしたら、セカンドシーズンは本格対処というようなイメージです。
そんなセカンドシーズンの読む順番ですが、以下の通りとなっています。
- 7. 『猫物語 (白) (講談社BOX)』
- 8.『傾物語 (講談社BOX)』
- 9.『花物語 (講談社BOX)』
- 10.『囮物語 (講談社BOX)』
- 11.『鬼物語 (講談社BOX)』
- 12.『恋物語 (講談社BOX)』
セカンドシーズン各巻のあらすじは以下の記事にまとめているので、よければ参考にしてください。
物語シリーズファイナルシーズンの読む順番
続いてシリーズのとりあえずの区切りとファイナルシーズンです。
こちらの読む順番は以下の通り。
- 13.『憑物語』
- 14.『暦物語 (講談社BOX)』
- 15.『終物語 (上) (講談社BOX)』
- 16.『終物語 中 (講談社BOX)』
- 17.『終物語 (下) (講談社BOX)』
- 18.『続・終物語 (講談社BOX)』
ファイナルシーズン各巻のあらすじは以下の記事にまとめているので、よければ参考にしてください。
物語シリーズオフシーズンの読む順番
オフシーズンは、ファイナルシーズンで完結した物語シリーズの続編を描いた番外編第1弾です。
時系列で言うと本編後のお話しとなりますが、特徴は本編主人公の阿良々木暦が出てこないということ。
主人公が出ない(オフ)シーズンという意味みたいですね。
主人公が出ないんじゃ誰が出んねん?と思う方も多いと思いますが、本編の登場人物にスポットを当てた作品となっています。
例えば『愚物語』だと、老倉育、神原駿河、阿良々木月火が主人公として登場します。
そんなオフシーズンの読む順番は以下の通り。
- 1.『愚物語 (講談社BOX)』
- 2.『業物語 (講談社BOX)』
- 3.『撫物語 (講談社BOX)』
- 4.『結物語 (講談社BOX)』
オフシーズンのあらすじは以下の記事に書きました↓
物語シリーズモンスターシーズンの読む順番
番外編その2となるモンスターシーズンですが、本シリーズでは主に主人公阿良々木暦の大学時代以降の話が書かれています。
シリーズの読む順番は以下の通り。
- 1.『忍物語 (講談社BOX)』
- 2.『宵物語 (講談社BOX)』
- 3.『余物語』(2019/4/17発売!)
- 4.『扇物語』(2020年10月発売!)
- 5.『死物語(上)』
- 6.『死物語(下)』
ちなみに、2019/4/17に『余物語』が発売され、そのあとのは未発売です。
2023年に新シリーズ「戦物語」発売
2023年に入り、新作が発表されました。
それがこちらの「戦物語」です。
西尾維新がおくる青春怪異譚<物語>シリーズ最新刊! 遂に結婚した阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎ。一風変わった二人の新婚旅行には、忍野忍と神原駿河が同行し、怪異の調査も旅程に含まれている。暦は、ひたぎと忍に関係したある計画を秘めていて――? これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
新婚編へ突入です!
2024年に短編集「短物語」も登場
短編集よりさらに短い話の入った短々編集が2024/7/3に出ます。
西尾維新がおくる青春怪異譚〈物語〉シリーズ、初となる短々編集!
初期三十二編に六つの書き下ろし短々編を加えた、三十八編の身近な物語!
収録作はめっっちゃ多くて以下の通り。
【収録作】
ひたぎブッフェ/まよいルーム/するがコート/なでこプール/つばさソング/ひたぎネック/かれんアームレッグ/つきひエターナル/しのぶハウス/つばさボード/まよいキャッスル/ひたぎコイン/なでこミラー/しのぶサイエンス/ひたぎフィギュア/ひたぎサラマンダー/ひたぎスローイング/するがパレス/よつぎフューチャー/おうぎトラベル/するがニート/ろうかゴッド/しのぶフィギュア/かれんブラッシング/つきひブラッシング/こよみヒストリー/よつぎストレス/人として/どうかして/そして/心して/まよいウェルカム/よつぎスノードーム/おうぎロードムービー/そだちペナルティ/しのぶトゥナイト/なでこパスト/しのぶフューチャー
物語シリーズ原作小説を時系列順で読む順番はこちら!【上級者向け】
冒頭でも少し述べましたが、物語シリーズは発売順と時系列順が異なります。
なので、上級者の中には時系列順に読む人もけっこういます。
時系列順で読みたいときの読む順番は、以下の通り。
- 1.「傷物語」
- 2.「猫物語」黒
- 3.「化物語」上 下
- 4.「偽物語」上 下
- 5.「傾物語」
- 6.「鬼物語」
- 7.「猫物語」白
- 8.「囮物語」
- 9.「恋物語」
- 10.「憑物語」
- 11.「花物語」
- 12.「終物語」上中下
- 13.「続・終物語」
- 14.「戦物語」(2023New!!)
※番外編となるオフシーズンやモンスターシーズンは話ごとに時系列が飛ぶので、時系列順からは除外しています。
まずは傷から↓
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アニメ「化物語シリーズ」を放送順で見る順番
続いてはアニメ化版の「化物語シリーズ」の順番について。
アニメ化版では主に話数ごとで切られており、そちらの見る順番は以下の通り。※放映順です
- 1.化物語
- 2.偽物語
- 3.猫物語(黒)
- 4.〈物語〉シリーズ セカンドシーズン
- 5.憑物語
- 6.終物語(上・中)
- 7.暦物語
- 8.傷物語
- 9.終物語(下)
- 10.続・終物語
基本的には放映順でよいです。
まあ元々物語シリーズは蛇足というか本編のストーリーとは関係ない小噺も多いので、仮に順番を間違えてもそこそこふつうに楽しめると思います。
物語シリーズの話数別での順番!【振り返るとき用】
ちなみにこの化物語シリーズですが、巻の順番やシーズンの順番のほかに、各巻に掲載されている話数が別にあります。
「ひたぎクラブ」とかそういうやつですね。
アニメで見ている人はこちらのほうがなじみが深いかもだし、本で読むときとかも振り返る時には話数別の方が便利だったりするので、念のためこちらの順番もまとめておきます。
和数別だと以下の通り。
◆ファーストシーズン
- 1.第一話 ひたぎクラブ
- 2.第二話 まよいマイマイ
- 3.第三話 するがモンキー
- 4.第四話 なでこスネイク
- 5.第五話 つばさキャット
- 6.第零話 こよみヴァンプ
- 7.第六話 かれんビー
- 8.最終話 つきひフェニックス
- 9.第禁話 つばさファミリー
◆セカンドシーズン
- 10.第懇話 つばさタイガー
- 11.第閑話 まよいキョンシー
- 12.第変話 するがデビル
- 13.第乱話 なでこメドゥーサ
- 14.第忍話 しのぶタイム
- 15.第恋話 ひたぎエンド
◆ファイナルシーズン
- 16.第体話 よつぎドール
- 17.第一話 こよみストーン(暦物語スタート)
- 18.第二話 こよみフラワー
- 19.第三話 こよみサンド
- 20.第四話 こよみウォーター
- 21.第五話 こよみウインド
- 22.第六話 こよみツリー
- 23.第七話 こよみティー
- 24.第八話 こよみマウンテン
- 25.第九話 こよみトーラス
- 26.第十話 こよみシード
- 27.第十一話 こよみナッシング
- 28.第十二話 こよみデッド
- 29.第一話 おうぎフォーミュラ(終物語スタート)
- 30.第二話 そだちリドル
- 31.第三話 そだちロスト
- 32.第四話 しのぶメイル
- 33.第五話 まよいヘル
- 34.第六話 ひたぎランデブー
- 35.第七話 おうぎダーク
- 36.最終話 こよみリバース
◆オフシーズン
- 37.第一話 そだちフィアスコ
- 38.第二話 するがボーンヘッド
- 39.第三話 つきひアンドゥ
- 40.残酷童話 うつくし姫
- 41.第零話 あせろらボナペティ
- 42.第零話 かれんオウガ
- 43.第零話 つばさスリーピング
- 44.第零話 なでこドロー
- 45.第一話 ぜんかマーメイド(結物語スタート)
- 46.第二話 のぞみゴーレム
- 47.第三話 みとめウルフ
- 48.第四話 つづらヒューマン
◆モンスターシーズン
- 49.第一話 しのぶマスタード
- 50.第二話 まよいスネイル
- 51.第三話 まよいスネイク
- 52.第四話 よつぎバディ
- 53.第五話 よつぎシャドウ
- 54.第六話 おうぎライト
- 55.第七話 おうぎフライト
- 56.第八話 ですとぴあデスティニー
- 57.第九話 ですとぴあデスティネーション
- 58.最終話 ですとぴあデスエデュケーション
話数にするとすごい長いですね!
物語シリーズ番外編:ドラマCDに未収録エピソードも
さらに物語シリーズを極めようと思ったときに欠かせないのがドラマCDです。
アニメ化に連動して、ドラマCDも多数発売されており、中には原作本編ではないようなストーリーがあったり、オーディオコメンタリーとしてキャラが自分たちのアニメ内での動きを振り返るというようなメタ要素のある副音声などもあります。
原作を読みつくしたらこの辺も押さえておきましょう。
押さえておくべき作品は以下の通りで、基本的には本編を見てから見るのがオススメ。
・佰物語
・オーディオコメンタリー(DVDやブルーレイを買うとついてくる)
・アニメ『化物語』副音声副読本(上下巻)
佰物語はシリーズ番外編のショートギャグのかけあいが100話入ったドラマCD、オーディオコメンタリーはキャラたちがアニメのシーンを語るという副音声となっています。
オーディオコメンタリーと副読本は内容は同じなので、アニメ派か単行本派かで使い分けていきましょう。
漫画コミック版「化物語シリーズ」について
化物語シリーズについてはコミカライズ(漫画)化もなされています。絵は『エア・ギア』の大暮維人さん。
2019年5月現在第5巻まで刊行中。原作で言うと、するがモンキーあたりまでです。
1.化物語(1)
2.化物語(2)
3.化物語(3)
4.化物語(4)
5. 化物語(5)
終わりに。化物語シリーズ以外の西尾維新作品も読む順番をまとめています。
ここまで物語シリーズの読む順番をまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
物語シリーズは数がべらぼうに多いので、間違えないように読み進めていきましょう。
ではまた。良い読書ライフを。
P.S.西尾維新作品のシリーズコラボ作品である『混物語』が発売!シリーズファンは必見です。
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