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「三体」続編第2巻「黒暗森林The Dark Forest」のあらすじとかまとめ!

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2019年に日本語版がリリースされ、瞬く間にベストセラーとなった中国発のSF「三体」

世界では三部作の合計で2100万部以上売り上げている世界的な有名作品で、かのオバマ大統領も愛読していたとか。

今日は、その三体シリーズ第2巻「三体Ⅱ黒暗森林」のあらすじを紹介していきます。※まだ日本語訳されていないので、英語のWikiとかサイトとか見つつまとめました。

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まずは三体第1巻の振り返りのあらすじ

まずは第1巻の簡単なあらすじから振り返っていきましょう。

第1巻の「三体」では、中国の文化大革命の場面から始まり、その後、現代に時が移り、科学者が変死する事件が多発

調べていくとVRゲームの「三体」というものに行き着き、そこで奇妙な文明の成長を追体験する。

で、この三体がゲーム内だけの話ではなく、実は遠く離れた惑星の実在の話(三体文明)であり、その三体人が地球に向けて侵攻を開始しているということがわかります。

その後、地球と人類に絶望し三体人を支持する集団「ETO」との戦いに勝利したものの、彼らの持つ三体人との交信履歴を見てみると、三体人はすでに地球に対し進軍中で、到着は450年後とのこと。

しかも三体側のスーパーコンピューター「智子」により三体人の脅威となるような分野の科学技術は発展が抑えられている状況・・・

・・・どうする地球!

というところまでが第1巻のお話でした。

 

三体シリーズ第2巻「三体Ⅱ黒暗森林」のあらすじ

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続いて三体第2巻「三体Ⅱ黒暗森林」のあらすじです。

こちらでは、三体文明が地球に到着するまでの450年間が主に描かれます。

具体的には、章が3つに分かれていて、それらは面壁者・呪文・黒暗森林です。

まず第2巻の状況ですが、地球側は三体文明による侵攻を公に公表し、地球側は三体文明にどのように対抗するかの策を練っていくところから始まります。

しかし三体文明はスーパーコンピューター・智子により、地球上の会議や電話などはすべて傍聴されている状況。

どんな策を練っても事前に潰されそうです。実際、素粒子物理学などの三体人の脅威となりそうな基礎科学は潰されています。

個人に人類の命運をかけた策をすべてを託す面壁者作戦

そこで思いついた対策が、面壁者という作戦。

これは、地球側が取る対策をある一人の人間の頭の中にのみ保管し、外に漏れないようにするという策。

三体人は脳波によって会話をするので、言うと思うの区別がなく、内に留める「思うだけ」という概念がありません

なので会議も電話もせず、頭の中だけで作戦を考えれば三体側に漏れることはなく、秘密裏に計画を進められると言うわけです。

ただ、この作戦はなかなかうまくいきません

というのは、前巻で母艦をワイヤーで細切れにされた地球三体組織(ETO)ですが実はまだまだ残党が残っているため。

三体側も「面壁者」という作戦を使っていくというところまでは察知しているため、ETOの残党を「破壁者(面壁者の秘密をぶち破るもの)」という刺客で送り込み、面壁者を打ち破ろうとします。

結果的に4人いた面壁者のうち3人までもが破壁者の手に落ち死亡し、残りの一人は「呪文」という対策を見つけ出す病気によりコールドスリープに入ります。

つまり面壁者作戦は失敗に終わったわけです。

時は移り、科学は発展。あとは人類必勝の思想鋼印だけで勝てるのでは?

で、その後、時が移り変わり地球側の体制も変化します。

面壁人作戦の後にも、「水星に水素爆弾をぶつけて公転を止め、太陽に突っ込ませて、太陽系を破壊するぞ」という脅しで三体人を威嚇する作戦とか、人の脳に「人類必勝」の潜在意識を刷り込んで恐怖をなくす作戦とかが色々立案されます。

・・・水星を太陽にぶつけて自爆するという作戦は、確かにそれされたら元も子もないので有効な感じがしました。ただ、それを立案した学者は怒り狂う自国民により殺されます

で、この辺の策はどうなったのか、はイマイチわからなかったんですが、またも世界の時が移り変わるみたいです。

そして200年くらい後、面壁者の生き残りである羅輯が人工冬眠から起こされます

起きた羅輯が見た世界はかなり変化していて、科学技術が相当に発展している模様。

その頃には三体文明に対する懐疑論(本当にいるの?)はほぼ消えていて、人類一丸となって三体に対抗できる技術を磨いているという展開。

スーパーコンピューター・智子による制限がどうなっているのかは謎なんですが、ともかく「普通に科学技術で作った艦隊によって三体人に勝てそうだから、もう面壁人いらないわ」となり、せっかく目覚めた羅輯は権威を剥奪されます。

で、実際に三体人との戦闘が開始されるが・・・

で、実際に三体人との戦いが木星基地で勃発します。

結果としては、地球軍の三体艦隊2000隻がほぼ全滅。逃げ延びた艦隊同士でも燃料や食料をめぐり潰し合いが発生するというもう訳のわからない状況に陥る。

・・・三体人が来る!もうだめだー!

というところで出番になるのが、最後の面壁人である羅輯

彼はコールドスリープ前に「三体星系」の座標を宇宙に発信するという策(呪文)を提唱しており、それが有効であることがここにきてわかります。

・・・正直、なぜ座標情報が発信されるとまずいのか、についてはよくわからなかったんですが、

「宇宙は黒い森(黒暗森林)であり、文明たちはそこに住む狩人である。この森の中である狩人が物音に気づいた場合、それが何かを考える前に必ずその方向に弾丸を浴びせる。」

とのことで、より高度な文明に潰されてしまう・・みたいな感じなのでしょうか。

まあ、ともかくこの策が有効だったみたいで、面壁人・羅輯は葉文潔の墓の前で三体文明と対話を行い、和平を結びます

そして地球は新たな時代へと突入していく・・・

というところまでが第2巻の内容です。

終わりに。三体第3巻もさらにざくっとまとめました

ここまで三体第2巻「三体Ⅱ黒暗森林」のあらすじを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

正直難解な表現が多くて(かつ英語だったりで)合っているのかは不安な面がありますが、だいたいの流れはこんな感じなのかなと思います。

英語版とか中国語版ではすでに読めるので、もし読む人はこんな流れだろうなーと予測しながら読むのに使っていただけると幸いです。

ではまた。良い読書ライフを。

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